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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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Eric Burdon & the Animals

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1,same/Eric Burdon & the Animals (Metro) 1LP 108円
英Polydorが傘下レーベルのアーティストのベスト盤を統一ジャケットで出していたシリーズの一枚。このアニマルズのほかにはジミ・ヘンドリクス、クリーム、ロリー・ギャラガー、ジュリー・ドリスコール&トリニティー、ザッパ&マザース、ピンク・フェアリーズ等々が出ていました。リリースされたのは70年代の半ばから後半頃かと思います。

で このアニマルズ盤、"C.C. Rider"はオリジナル・アニマルズの最終メンバー録音、"Help Me Girl"はN.Y.でのエリックのソロ録音(ただし、この2曲はシングルではEric & The Animals名義で出ていました)、ほかの10曲はニュー・アニマルズで、立ち上げの"When I Was Young"から最終アルバム「Love is」からの"River Deep – Mountain High"等までを網羅。

Side A
A1Good Times
A2Sky Pilot
A3San Franciscan Nights
A4Paint It Black
A5When I Was Young
A6C.C. Rider
Side B
B1Ring Of Fire
B2River Deep, Mountain High
B3Monterey
B4Help Me Girl
B5I'm An Animal
B6To Love Somebody


"Help Me Girl" Eric Burdon & The Animals 1967



ニュー・アニマルズの録音で
Eric Burdon & The Animals - See See Rider (Live, 1967)




1968年アンディ・ソマーズ、ズート・マネーの入った最終アニマルズの珍しい映像、来日メンバーですね!
Eric Burdon & The Animals - River Deep, Mountain High (1968 clip)




シャープ・ファイヴ・ゴーゴー 1967

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1,シャープ・ファイヴ・ゴーゴー:和製ポップス・ゴールデン・ヒット/井上宗孝とシャープ・ファイヴ (日本コロンビア)1LP 926円
1967年12月発売、66年~67年の和製ポップスヒットをエレキ・インストで演ってしまいました集。同企画のVol.2はかつてこちらで取り上げております。
本盤が発売された67年暮れから68年といえばGSの最盛期、エレキ・インスト・バンドの姿勢は崩さずに活動していたシャープ・ファイヴにとっても充実した時期であったと思われ、グヤトーンのシャープ・ファイヴ・モデルを駆使し三根信宏さんの華麗なギターを初めバンド全体が冴えわたった演奏を聴かせてくれます。
律儀に屹立したメンバー写真にシャープ・ファイヴの音楽姿勢が透けてくるよう。

Side A
1,北国の二人
2,霧のかなたに
3,風が泣いている
4,モナリザの微笑み
5,バラ色の雲
6,世界は二人のために
Side B
1,真赤な太陽
2,マリアの泉
3,渚のうわさ
4,ブルー・シャトウ
5,太陽のあいつ
6,渚のセニョリータ

sharp5


sharp5



魅惑のダンス・ミュージック

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1,魅惑のダンス・ミュージック/レスとラリー・エルガート楽団 (Columbia) 1LP 514円
レスとラリーのエルガート兄弟の双頭オーケストラによるダンス・音楽集。兄弟それぞれがオーケストラを率いてのアルバムも多々あるようで、50年代には本国アメリカでは相当の人気を誇ったバンド・リーダー兄弟だそう。
Side A
A1Tuxedo Junction
A2Mood Indigo
A3Sentimental Journey
A4Song Of India
A5Skyliner
A6Jersey Bounce
Side B
B1One O'Clock Jump
B2So Rare
B3Blues In The Night
B4My Heart Belongs To Daddy
B5Woodchopper's Ball
B6You Made Me Love You (I Didn't Want To Do It)

ということですが、勿論のジャケ買い。
1964年11月に日本コロンビアから発売されたペラジャケ盤。
原タイトル「Command Performance! Les & Larry Elgart Plays The Great Dance Hits」で検索すると同内容曲順違いで米Columbia盤を発見、がジャケットはレスとラリーの兄弟が操るトランペットとアルト・サックスを使ったなんともそそられないもの。ということで今回入手の日本コロンビア盤は日本独自ジャケットでした。
素晴らしいの一言の美女ジャケですね。


Les & Larry Elgart

Dizzy Gilespie - Charlie Parker

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1,Cornucopia/Dizzy Gilespie (Solid State) 1LP 614円
1969年Solid Stateに残されたディジー・ガレスピー親分の云ってみればまるでCTI作品のような一枚。それもそのはず、アレンジと指揮はドン・セベスキー。目くるめく万華鏡のようなオーケストラサウンドに乗ってポピュラーヒット曲を吹きまくる親分、気持ちよさそう。

1The Windmills of Your Mind
2My Cherie Amour
3Get Back
4Yesterday's Dream
5Lorraine
6Ann, Wonderful One
7Love Theme From Romeo & Juliet
8Oh Happy Day
9Tango-Rine
10Both Sides Now

Dizzy Gillespie, Lew Soloff - trumpet
Wayne Andre, Paul Faulise - trombone
Don Corrado, Earl Chapin - French horn
Jerome Richardson, Sol Schlinger, Stan Webb - woodwinds
Billy Butler, Carl Lynch, Bucky Pizzarelli - electric guitar
Mike Abene, Paul Griffin, Richard Tee - keyboards
Chuck Rainey - electric bass
Richard Davis - bass
Jack Jennings, Bill LaVorgna, Bernard Purdie, Ed Shaughnessy - drums, percussion
Unnamed string section arranged and conducted by Don Sebesky


Dizz


Dizzy Gillespie - Cornucopia Mix









2,Bird on the Air/Charlie Parker (Sounds) 1LP 540円
Soundsなるコレクターレーベルが出したチャーリー・パーカーの放送録音集。マットな紙に印刷されたカモメの飛翔が美しいジャケットが目を引きました。

Side A
A1All The Things You Are
A2Now's The Time
A3Tea For Two
A4Body & Soul
A5Cherokee
Side B
B152nd Street Theme
B2Donna Lee
B3Groovin' High
B4Koko
B5Hot House
B6Fine And Dandy

ジャケットには1944/1945年とありますが、A面のキングコール・トリオとの録音は1946年、B面のレニー・トリスターノとの共演は1947年の録音。

Side A
Benny Carter, Willie Smith and Charlie Parker with the King Cole Quartet in Hollywood(1946)

Side B
Fats Navarro (trumpet) John LaPorta (clarinet -1,4/6) Charlie Parker (alto sax) Allen Eager (tenor sax -1,4/6) Lennie Tristano (piano) Billy Bauer (guitar) Tommy Potter (bass) Buddy Rich (drums) Bruce Elliott, Barry Ulanov (announcer)
radio broadcast, "Bands For Bonds", WOR Studios, NYC, November 8, 1947

Bird


Bird


Benny Carter, Willie Smith & Charlie Parker with the King Cole Quartet in Hollywood - Medley

The Jazz Modes 1956

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1,Smart Jazz for The Smart Set/The Jazz Modes (Seeco) 1LP 864円
レコ屋のエサ箱でやけにムーディーなジャケが目を引いて抜いてみれば、The Jazz Modesと。そうか、チャーリー・ラズとジュリアス・ワトキンスの双頭コンボLes Jazz Modeね、と納得。多分再発ものだろうと予想はできましたが、このジャケットは逃がすのには惜しく、抱えてしまった次第。

帰って調べてみればかつてこちらで取り上げたDawn盤「Les Jazz Modes」のレーベル、意匠を変えた再発盤でした。何故かLes Jazz Modesが英語表記のThe Jazz Modesになっていますが。SeecoはDawnの親会社だったはず。

jazzmodes

ということで、中身もテナーとフレンチホルンの優雅な響きが軽妙にスイングするこのタイトル「Smart Jazz for The Smart Set」とジャケット写真にぴったりなものです。

Side A
1. Town And Country
2. When The Blues Come On
3. Blue Modes
4. You Are Too Beautiful
5. So Far

Side B
1. Idle Evening
2. Garden Delights
3. Strange Tale
4. Two Songs

Julius Watkins (frh & Arr.)
Charlie Rouse (ts)
Gildo Mahones (p)
Oscar Pettiford, Paul Chambers (b)
Ron Jefferson (ds)


Charlie Rouse & Julius Watkins Jazz Modes - When the Blues Come On



Charlie Rouse & Julius Watkins - Stallion

Korla Pandit & Jakie Davis plays Organ

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1,Korla Pandit plays Music of the Exotic East (Fantasy) 1LP 614円
ジャケットにはインドはニューデリーで生まれて....とか書いてありますが、実はミズーリー州はセントルイスの出身のアメリカ人。そんな不思議キャラとエキゾティックなオルガンで50年代から60年代に人気を博したオルガニスト。そんなコーラ氏がプレイした中近東音楽集、ということで最もこの人らしい怪しい一枚。
Side A
A1Kartikeya
A2Love Song Of The Nile
A3Harem Bells
A4Procession Of The Grand Moghul
Side B
B1Kumar
B2Tale Of The Underwater Worshippers
B3Misirlou
B4Kashmiri Love Song
B5Song Of India

入手盤はレッドヴィニール盤で1960年のセカンドプレス、1958年に出たブルーヴィニールが初回盤だそう。

60年盤をかつてこちらで取り上げたことがあります。



Korla Pandit - Music of the Exotic East (1958) Complete



我々にはディック・デイル、ビーチ・ボーイズ、アストロノウツ等のサーフ・インストでお馴染みのあのMiserlouを。
Korla Pandit - Miserlou








2,Easy Does It/Jackie Davis Quartet (WB) 1LP 614円
まるでボーカル盤かイージーリスニング盤かと思しきジャケットですが、ジャッキー・ディヴィスなるオルガニストのアルバムです。バーニー・ケッセルのギターにアール・パーマーのドラムスと猛者が付いた煌びやかな音色のハッピー・オルガン。ディヴ・ベイビー・コーテッツを思い起こしました。
Side A
A1'Round Midnight
A2Blues In The Night (My Mamma Done Tol' Me)
A3Sleepy Time Gal
A4Five Minutes More
A5Lonely Wine
A6Night Train
Side B
B1If I Could Be With You
B2Midnight Sun
B3In The Wee Small Hours Of The Morning
B4Easy Does It
B5One For My Baby (And One More For The Road)
B6Saint Loius Blues



jackieDavis


jackiedavis



Round Midnight



Midnight Sun



Bingo!! for The Lee Kings

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1,Bingo!! for The Lee Kings (RPM) 2CD 1,404円
日本で知られる60年代のスウェーデンのバンドといったら先ずは"ストップ・ザ・ミュージック"のレーンとリー・キングス(Lenne & The Lee Kings)でしょう。"レッツ・ダンス"のオーラとジャングラーズ、"シャララ"のシャムロックスあたりも思い浮かびますが、何は無くともレーンとリーキングスですね。哀愁溢れるメロディに泣きのボーカル軽快な演奏、1966年の"ストップ・ザ・ミュージック"はとびっきりの1曲でした。日本ではテンプターズとかスィング・ウエストがカバーレコードを出していましたが、ステージでレパートリーにしていたバンドは相当いたはず。

ということで、このRPMからの2枚組CDは66年の唯一のアルバム「Bingo!! for The Lee Kings」にシングルオンリー曲、プロモーションオンリーEPからの曲と65年から67年に録音された彼らリー・キングスの全音源を集めたもの。"ストップ・ザ・ミュージック"はシングル、EP、フィンランドでのみリリースのシングルと3ヴァージョンも収録。

余談ですが、10年近く前でしたか、山下達郎サンデーソングブックで別ヴァージョンというインフォもなくかかった"ストップ・ザ・ミュージック"が聴いたことも無いヴァージョンでビックリしたのが忘れられず、このCDでやっと氷解、それはフィンランドオンリー・シングル・ヴァージョンだったよう。

ただ知られるようにこんな哀感のある曲はこの曲のみ(元々がイギリスのディック・ジョーダンが63年に歌っていた曲)で、本来の彼らの演奏はブリティッシュ系のビートバンドを思わせるものでこれはこれで勿論中々に聴き応えがあります。


Lee Kings


Lenne & The Lee Kings/ストップ・ザ・ミュージックStop the Music (1966年)



Lenne & The Lee Kings - Stop The Music (single version)



The Lee Kings - Why Why Why / Give Me Just Another Beer



The Lee Kings - Coming From The Ground / Day Tripper

Mecki Mark Men 1967

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1,same/Mecki Mark Men (Lumpy Gravy) 1CD 1,404円
昨日取り上げたリー・キングスと同様こちらも60年代スウェーデンのバンド。ただ音楽性は全く違い「The First Big Swedish Psychedlic Acts」と云われるバンド。今回入手したのはその67年にリリースされたファーストアルバムにボートラ4曲を入れた昨年出されたCD。

このメッキー・マーク・メンの"Get Up"がラジオから流れてきたときの驚きは今も忘れません、その斬新なサウンドには一発でやられました。そうなのです、1968年当時我が国でもこの曲のシングル(後にはアルバムも)が出ていたのです。勿論ヒットには至らなかったとは思いますが何回かラジオでかかった記憶はありますので相応に話題にはなったはずです。で そのシングルを入手したのはその1年後くらいだったか高田馬場のタイムにて(こういうことはいつまで経っても覚えているもので(苦笑)。 アルバムは日本盤とは出会うことは出来ず入手したのはLimelightレーベルで出ていた米国盤、セカンド・アルバムと共に70年代も終わり頃に入手出来ました。

mecki


米Limelight盤
mecki



と、いつもの戯言思い出話で失礼しました、ですが、オリジナルのSonet盤が67年12月発売ということでサイケデリックの波をモロにかぶったオルガン主体でサックス、フルート、シタール、タブラまで入れた混沌のハードロック、ジャズの趣まで感じられる冷徹サウンド、その音像は欧米のバンドにはちょっとないもの。ということで、久し振りに聴きましたが今聴いても充分に面白いものでした。

1Opening
2Get Up
3Free
4I Got It
5Love Your Life
6I Had A Horse
7Scream
8Sweet Movin'
9Enlightenment
10Love Feeling
11Please
Bonus Tracks:
12Get Up (Instrumental)
13Love Your Life (Instrumental)
14Midnight Land
15Got Together

mecki


Mecki Mark Men - Get Up



Mecki Mark Men - Sweet Moving - 1968




Mecki Mark Men - Scream




Mecki Mark Men - 1970


Heavy Psychedelic Rock'n Roll

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2000年代に入った頃くらいからでしたか、ガレージ/サイケデリック系の発掘が一段と勢いを増したのは。様々なレーベルから様々な形でリリースされてもう百花繚乱の趣でした。が、いつの間にかそれもひと段落(要はあらかた掘り起こしが済んでしまったのですね)、気が付けば当時リリースされた中古CDがそこそこで安価で出回るようになってきていて、買い逃していたものを見つけるとポツポツ買っています。今回はそんな中から4枚を。


1,same/Stone Garden (Shadow Kingdom) 1CD 756円
69年にシングルを1枚だけ出し71年まで活動したというアイダホの3兄弟が中心になったバンド。そのシングル曲に未発表のスタジオ曲とライヴ曲をまとめたCD。先にRockadelicから出ていたLPで私は楽しんでいました。
これぞヘヴィー・サイケというファズまみれにギターリフに重く太いベースにドカスカまるでジンジャー・ベイカー風のドラムス。全部が全部こんな曲でもなく意外なポップ曲もあったりしますが、ヘヴィーなリフを持ったブルージーなあの時代のハードロックをこよなく愛す貴方には絶対のバンドです。


stonegarden







2,same/Troyka (Kismet) 1CD 514円
付けも付けたり、バンド名が「トロイカ」、ジャケット写真も雪山をバックにしてもうまるでロシアか北欧のバンドの如し。が、これがカナダのバンド。オリジナルはAtlantic傘下のCotillionから1970年に出たもの。
イントロからロシア民謡を思わせるインストでふーむと思わせておいてその後出てくるのはバキバキなヘヴィーでブルージーなブギーだったりダークなロックでファズギターも咆哮、そしてアウトロがこれまたバラライカがチロチロのロシア民謡風。面白い奴らだ。
散々リプロが出回りましたが、今ではReal Gone Musicから正規発売されています。

troyka

troyka


Natural - Troyka 1970



Troyka- Intro/Rub-a-Dub Dub/Dear Margaret/Burning Of The Witch/Berry Picking/Early Morning








3,Everlasting Tributes/The Finchley Boys (Relics) 1CD 514円
イリノイ州出身の見るからにムサイ4人組の72年のアルバム(録音は68~69年らしい)、ファズまみれのブルースロック主体ではありますが一筋縄ではいかぬネジレ具合も。1曲目がなんとあのアニマルズでお馴染み"Outcast"という意表を突く展開。キンクスのカバー"I'm Not Like Everybody Else"もあったりして。

finchley boys

Finchley Boys - Everlasting tributes (1972)







4,The Best of T.C.Atlantic (Bacchus Archives/Dionysus) 1CD 300円
65年から70年まで活動していたというミネソタのガレージ・バンド。このCDはその活動を俯瞰した内容となっています。
何といっても彼らの名を一躍広めたのは「Pebbles」の3枚目に収録された彼らのセカンドシングルだった"Faces"でしょう。哀愁のオルガン・ファズサイケ。一度聴いたら忘れられない隠れた名曲ですね(因みにこの曲の69年の再演ヴァージョンもこのCDには入っています、なんとストリングスを入れた驚きのアレンジです)。
ですが、この曲はこのバンドには特別なものだったらしく、初期はブリティッシュの影響も感じられるポップなガレージバンドの趣、後期になるとファズやオルガンを生かしたサイケ風の曲も出てきますがどこかバブルガム的だったり。まぁ、なにはともあれ"Faces"が2ヴァージョン聴けるのが強みのCD。

T.C.Atlantic



T.C. ATLANTIC - Faces



T.C. Atlantic - Baby Please Don't Go (1966)



T.C. Atlantic - Mona



Toad - Christmas

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1,Tomorrow Blue/Toad (no credit) 1LP 864円
元ブレイン・チケットとホークウィンドのメンバーが組んだというスイスのハードロック・トリオ。その誉れ高い1971年のファースト・アルバムはかつてこちらで取り上げております。スイス出身といって臆するなかれ、英国録音でサバス、ツェッペリン、パープルあたりを彷彿とさせる(が、匹敵はしない....ここがミソ)リフを重ねる重量級のブルースベースのハードロック。

で 今回入手盤はそのセカンドアルバム。日本でもストレンジデイズから紙ジャケCDも出て知られるものですが、何故か入手盤はジャケットがまったく異なるもの。まぁ明らかにリプロなので勝手に変えたのかも知れませんが、気になって思わず手が出てしまった次第。画像でググっても出てこないのでまぁ一応ここはリプロ製作者の愛嬌ということにしておきます。オリジナルは何故か実に渋いシンプルなものだった(下に貼ったyoutubeの画像がそれ)のでこれはこれで。
で この72年のセカンド、重量級のリフを重ねるスタイルは変わりませんが、しっかりとしたアコースティック曲も入って全体にスケール感は出たもののファンキーさが増してヘヴィさはやや減少で好みで云うとファーストに軍配。とは云え、この手のサウンドはホント好みです。

toad


Toad - Thoughts



Toad - Vampires



Toad - Tomorrow Blue








2,same/Christmas (Paragon) 1LP 514円
この何とも言えないイラストジャケットが印象的なカナダのハードロックバンド、これはその1970年のファースト。英国寄りのハードロックなのですがブルースっぽさは殆どない結構まったりとしたサウンド。延々と浮遊感漂うギターが舞い上がる20分を超えるB面曲"Jungle Fabulous"が白眉でしょう。メンバーが戦車に乗ったジャケットのセカンドはよりハードになっていました。

今更こんなリプロ盤を買うってのもなんですが、やはりLPで欲しくて。かつてはセカンドも含めてAkarma盤を見かけたものですが、最近はあってもソコソコするようになっちゃって(上掲のToadも然りですね)。


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Christmas - Oasis



Christmas - Your Humble Suitor



Christmas - Jungle Fabulous - 1970 (Oshawa,Canada)

John Coltrane 1960

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1,Dusseldorf March 28th 1960/John Coltrane (Doxy Music) 1LP 1,404円
コルトレーンを含むマイルス・デイヴィス・クインテットの1960年春のヨーロッパ・ツアーは、JATPツアーの1バンドとして3月21日のパリはオリンピア公演を皮切りに4月10日の西ドイツはシュットガルトでの公演まで3週間に渡り欧州各都市で公演を行いました。因みにこのツアーがコルトレーンを含むマイルス・バンドの最後のライヴとなりました。

で 本盤、このツアー中の3月28日、ドイツはデュセッルドルフで撮られたこのツアーの対バンであるスタン・ゲッツ・カルテット、オスカー・ピーターソン・トリオと共に出演したテレビ番組からの音源が元になったもの、が、この日は何故か御大マイルスは欠席、ジョン・コルトレーン・カルテットとしての出演となりました。

A面はまさに御大マイルス・バンドでのレパートリーを御大抜きで披露するという珍しいもの。すでに脱退は決まっていたというコルトレーンはこれを淡々と演奏、バラードメドレーを経て最後の"Rifftide"はこのコルトレーン・カルテットにゲッツとピーターソンが加わるというこれ以前も以後も無かったであろう珍しいセッションが実現。それぞれがそれぞれの個性を生かしたソロを取っての大円団。御大マイルスが欠席したお陰でこんなセッションが実現し、それが映像/音源として残ってしまいましたというもの。

Side A
A1,On Green Dolphin Street
A2,Walkin'
A3,The Theme
Side B
B1,Ballad Medley ('Yesterdays', 'Autumn Leaves', 'What's New' and 'Moonlight In Vermont')
B2,Rifftide (aka Hackensack)

CDも勿論出ていますが、入手したのは手書きナンバリング(私のは294番)の入ったクリアヴィニール・プレスのLP。

RECORDED MARCH 28, 1960 DUSSELDORF
JOHN COLTRANE(ts), WYNTON KELLY(p), PAUL CHAMBERS(b), JIMMY COBB(ds)
SPECIAL GUESTS : STAN GETZ(ts) & OSCAR PETERSON(p)


John Coltrane Walkin' / The Theme




John Coltrane - On Green Dolphin Street (LIVE, 1960)



John Coltrane, Stan Getz, Oscar Peterson, - Hackensack

I Want to Live! 1958

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1958年公開のロバート・ワイズ監督、ジョニー・マンデルが音楽を担当した「私は死にたくない」のサントラ盤とそのジャズコンボ盤を入手しました。今ではこの2枚を2in1にしたCDも出ているようです。


1,Johnny Mandel's Great Jazz Score I want to kill (United Artists) 1LP 648円
西海岸の腕っこきミュージシャンを使ったオリジナル・サウンドトラック、サスペンス感溢れるスインンギーな演奏が満載、映画を離れても充分楽しめます。やっぱり「死刑台のエレベーター」を思い出しますね。


UA



I Want to Live (1958) trailer



Johnny Mandel. Music From I Want To Live.







2,The Jazz Combo from I Want to Live!/Gerry Mulligan (United Artists) 1LP 648円
オリジナル・サントラックの中から6つのスコアーをジェリー・マリガンを中心とした4管コンボで演奏したもの。ウエストコースト・ジャズとして昔から定評のある一枚。心なしかいつもより熱く吹いているようなマリガン、スインギーの極みアルトのバド・シャンク、これまた吹きまくるフランク・ロソリーノのトロンボーン、楽しめます。

Gerry Mulligan (bs)
Art Farmer (tp)
Bud Shank (as)
Frank Rosolino (tb)
Pete Jolly (p)
Red Mitchell (b)
Shelly Manne (ds)
Recorded in L.A, May 24, 1958

I Want to Live!


UA


Johnny Mandel - I want to Live


Gerry Mulligan I Want to Live! Black nightgown

Mosrite Records presents Mark Moseley 1988

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1,Between Leaving and Goodbye/Mark Moseley (Mosrite) 1LP 100円
DU新宿ロック館でSealdが100円で打ち捨てられていたコレ。あのギターのモズライトがやっていたレコード会社Mosrite Recordsからの一枚。ふーむ、不勉強にもモズライトがレコードまで出していたとは今の今まで知りませんでした。そんなことで一も二もなく抱えて帰ってきた次第。

mosrite
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1988年にリリースされたにしては何ともあか抜けないこのジャケット、中身もスティールやフィドルを入れた一昔前のナッシュビル・カントリーと、ジャケットに相応しいもの。

モズライトの創業者Semie Moseleyの息子とか親族なのでしょう、このMark Moseleyなるお方。オフィシャル・サイトを見るとMosrite Recordsのオーナーとなっています。

まぁ、こんなレコードもあったということでという典型盤ですが、モズライト・ギターに特別な思いを持つ者としては嬉しいお買いモノでした。


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mark

Dennis Wilson - The Beach Boys

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1,Surf's Down/The Beach Boys (Running Bear) 1LP 864円
ビーチ・ボーイズのアナログBoot、持っていないブツがあると今でも見境なく手が出る悲しい性。
クレジットは1985年のスペイン製。70/80年代のライヴとレアテイクを散りばめた編集盤。
デニス・ウィルソンのジャケが眩しい!

Side A
1. Interview (with Al Jardine and Mike Love)
2. Heroes And Villains
3. Sloop John B.
4. Surf's Up
5. Student Demonstration Time
(2.-5.: recorded live at the Grand Gala Du Disque 1972 in Holland)
Side B
1. I've Got A Friend (Dennis Wilson song, recorded live, spring 1972)
2. Graduation Day (Beach Boys, live January 1977 at Carter's inauguration)
3. Their Hearts Were Full Of Spring (Beach Boys, live January 1985 at Reagan's inauguration)
4. East Meets West (Franki Valli & the Beach Boys / deleted single)
5. We Got Love (Deleted song from the Holland LP, only available on some of the first German releases)



The Beach Boys & Frankie Valli & The Four Seasons - East Meets West (1984)



Beach Boys - We Got Love (Studio Outtake)






2,Bamboo/Dennis Wilson (Bamboo) 1LP 614円
こういうのが安価で打ち捨てられているとつい救済してしまいます。
「Pacific Ocean Blue」に次ぐセカンド・アルバムなるはずだった発売見送りアルバム「Bamboo(Bambu)」の最初に出たBootがこれだったはず。80年代の初めころだったか3,000円近く出して買いました。
CD時代になってこんなのが出たり、何よりも2008年には「Pacific Ocean Blue」の拡大版がオフィシャルで出ていたりで、こんな音質もまるで苦しい化石Bootはお役御免なのですがアナログ人間にとっては何故か愛おしくて。
Side A
Under the Moon Light
It's Not Too Long
Companion
School Girl
Wild Situation
Side B
Baby Blue Eyes(Featuring CARL WILSON)
Love Surrounds Me
New Orleans
He's a Bum
Holly Evening

dennis

dennis


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Under the Moonlight - Dennis Wilson



Dennis Wilson - School Girl



Baby Blue - Dennis Wilson

Bo Diddley 1976

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1,The 20th Anniversary of Rock'n'Roll/Bo Diddley (RCA) 514円
ボさんがCheckerからデビュー・シングル"Bo Diddley"を出したのが1955年4月、ということでロックンロール生誕20周年を祝って1976年にRCAから出したアルバムがこれ。ボーさん、この時47歳。因みにRCAからのボさんのアルバムはこれが唯一。

ボさんの音楽を結構聴いている人でも意外と聴いていないのが70年代のアルバムじゃないですか? 実はまさに私がそうなのですけど。そう言えばこんな白人ミュージシャンに囲まれたアルバムもあったなぁと抱えた次第。

そのバックアップ・メンバーが凄いのなんの、流石メジャーレーベルのお仕事。基本のリズム隊にドラムスがカーマイン・アピス、ベースがティム・ボガートのヴァニラ・ファッジ/BBAコンビ。これに曲によってギターがレスリー・ウエスト、アルバート・リー、エルヴィン・ビショップ、それに何とロジャー・マッギン。キーボードがビリー・ジョエル、ボーカルにジョー・コッカー、ダニエル・ムーア、マシュー・ムーア、テッド・ニーリー、それにB面のみにキース・ムーンのパーカッション。もう一人パーカッションがレスリー・ウエストの相棒だったコーキー・レイング、と、そんな顔ぶれ。

A面はプロデュースとアレンジを担当したロン・テリーの作品が主でボーさんも若々しく76年当時のロックンロールを歌っています、が、やっぱり聴きものはB面のお馴染み曲のメドレー、それぞれのメンバーがそれぞれ精一杯自分の音を奏でる中、元気一杯ボーさんが頑張ります。

Side A
A1Ride The Water (Part 1)
A2Not Fade Away
A3Kill My Baby
A4Drag On
A5Ride The Water (Part 2)
Side B
Bo Diddley Jam
B1I'm A Man
B2Who Do You Love
B3's A Gunslinger
B4I'm A Man (Reprise)

入手盤は76年にRVCから出た国内盤です。


Bo Diddley Bo Diddley Jam

Revolutionary Ensemble 1975 - Anthony Davis 1980

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1,The Psyche/Revolutionary Ensemble (Revolutionary Ensemble) 1LP 1,286円
ヴァイオリン/ヴィオラ奏者リロイ・ジェンキンスがベースのシローネ(ノリス・ジョーンズ)、ドラムスのジェローム・クーパーと組んだ革新的なトリオの1975年盤。
72年のESP盤「Vietnam」、73年のIndia Navigation盤「Manhattan Cycles」に続く3作目に当たるものでピアノも入れての変化に富んだ練られた展開/アンサンブルという意味で本作が一番聴きやすいという印象。云い方を変えれば本作が一番「フリー・ジャズ」っぽいのです、前2作とはちと地平が違う印象。

Side A
1,Invasion(Cooper)26:15
Side B
1,Hu-man(Jones)8:04
2,Collegno(Jenkins) 13:00

Leroy Jenkins - violin, viola
Norris Sirone Jones - bass
Jerome Cooper - drums piano

RE

Revolutionary Ensemble - Invasion



Revolutionary Ensemble - Hu-man (1975)








2,Lady of The Mirrors/Anthony Davis (India Navigation) 1LP 1,128円
どこかで聞いたこのあるような名前なるも実は知らないピアニスト、上掲REも出していたIndia Navigationから1980年にリリースされたピアノ・ソロ・アルバム。
たまたまレコ屋で掛かっていた1曲目が思索的でどこかマル・ウォルドロンも思わせ気に入って購入。フリーになるとセシル・テイラーの影が。結構気に入って何回も聴いています。

Side A
1,Beyond Reason6:25
2,Lady Of The Mirrors5:05
3,Five Moods From An English Garden (For Vasili Kandinsky)9:40
Side B
1,Under The Double Moon (Wayang IV)12:15
2,Man On A Turquoise Cloud (For Edward Kennedy Ellington)


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Anthony Davis - [Lady Of The Mirrors] - 01 - Beyond Reason



Anthony Davis - [Lady Of The Mirrors] - 03 - Five Moods From An English Garden For Vasili Kandinsky



Anthony Davis - [Lady Of The Mirrors] - 06 - Whose Life


The Andrews Sisters 1937-1942

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1,The Early Years 1937-1942/The Andrews Sisters (Official) 1LP 632円
1930年代から1960年代に活躍したネソタ州ミネアポリスの出身の三人姉妹、ラヴァーン(LaVerne)、マクシーン(Maxene)、パッティ(Patty)・アンドリューズのグループ。
入手盤はデンマークの信頼のレーベル「The Official Record Co.」からの初期Decca録音を集めた編集盤。
代表曲"素敵な貴方" "ラム&コカコーラ"(大好き!) "ブギ・ウギ・ビューグル・ボーイ"あたりは敢えて外した選曲、可憐なコーラスにやられます。

1. Just A Simple Melody
2. Why Talk About Love?
3. I Married An Angel
4. Love Is Where You Find It
5. When A Prince Of A Fella Meets A Cinderella
6. Chico's Love Song
7. Let's Have Another One
8. I Want My Mama (Mammae Eu Quero)
9. Oh He Loves Me
10. I Wish I Had A Dime
11. Music Makers
12. Sleepy Serenade
13. Why Don't We Do This More Often?
14. Honey
15. What To Do
16. A Zoot Suit


The Andrews Sisters - A Zoot Suit (For My Sunday Gal)



The Andrews Sisters - Just A Simple Melody



The Andrews Sisters - Sleepy Serenade 1941



The Andrews Sisters - Don't Sit Under the Apple Tree (from the 1942 movie Private Buckaroo)

デアゴのカインド・オブ・ブルー

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デアゴスティーニの「ジャズレコードLPコレクション」、創刊号はカインドで今日発売ということで早速本屋さんへ行ってきました。今日はまだ山のように置いてありましたが直ぐに売り切れるのでしょうね、とか云ったりして。

まずまずしっかりとした作りで、レーベルもしっかり6eyeを再現、それなりの分厚い盤で音質も良好。これで990円は買いでしょう。ジャケも盤もmade in the EUの表記です。

因みに2号はコルトレーンの「ブルートレーン」で1.843円、3号はビリー・ホリデイの「レディインサテン」でこれ以降は2.769円だそう。さて、どうする?
私? 勿論スルーします(笑)

With Strings Albums

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1,Goes to the Movies/Eddie Harris (Vee Jay) 1LP 864円
エディ・ハリスというと60年代後半から70年代のAtlantic時代、電化サックスを吹いたお姿やレス・マッキャンと組んでのソウル・ジャズがすぐに浮かんできます。が もう一つの顔として60年代初めの「栄光への脱出~Exodus To Jazz 」の流麗なるメロディの作者/演者としてのイメージも。

本盤はその「栄光への脱出」で当てた60年代初めのVee Jay時代の一作。豪華絢爛なストリングスオーケストラをバックに映画のテーマ曲を吹くという企画もの。元々甘い音色でメロディックなサックスを吹く人にてこの企画はぴったり。ただただ甘いメロディを奏でるだけでなく流麗なアドリブもたっぷり聴ける曲もあって中々に聴き応えのあるアルバムという印象。
Side A
A1 Laura
A2 Be My Love
A3 Gone With The Wind
A4 Secret Love
A5 These Foolish Things Remind Me Of You
Side B
B1 Tonight
B2 The More I See You
B3 Green Dolphin Street
B4 I Guess I'll Hang My Tears Out To Dry
B5 Moonglow


Eddie Harris - Laura (Official Music)









2,Flute,Oboe & Strings/The Bud Shank - Bob Cooper Orchestra (World Pacific) 1LP 864円
ウエストコースト・ジャズの貴公子バド・シャンクとボブ・クーパー、この二人がそれぞれフルートとオーボエをストリングス・オーケストラに乗って吹いた貴族的雰囲気の一作。
1曲目の"星に願いを"が勝負の分かれ目、これが気に入れば後はOK。何か如何にもハリウッドでありウエストコースト・ジャズという感。

Side A
A1 When You Wish Upon A Star
A2 They Didn't Believe Me
A3 Blues For Delliah
A4 Danny Boy
Side B
B1 Put Your Dreams Away
B2 In The Blue Of Evening
B3 I Can't Get Started
B4 Tenderly


Bud Shank - Bob Cooper


Bud Shank - Bob Cooper



Bud Shank & Bob Cooper - When You Wish Upon A Star

Mitch Ryder 1980 - 1983

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1,Never Kick a Sleeping Dog/Mitch Ryder (Mercury/Riva) 1LP 541円
ミッチ・ライダーの1983年盤、こんな時期にミッチの日本盤が出ていたとは少々意外な気もします、が、当時大人気のジョン・クーガー・メレンキャンプが全面的にバックアップ(出したのもクーガーのレーベル)、マリアンヌ・フェイスフルとのデュエット、プリンスの曲まで歌っているという話題満載盤ということで久し振りにわが国でもリリースされたのでしょう。
youtubeを探れば当時の映像やMTVまであってさすがメジャーリリース盤ですね。ということで、メレンキャンプを初め製作スタッフがミッチのことをよく知る人たちなのでしょう、何かと評判のよろしくない80年代90年代のミッチの音盤ですが、本盤は60年代の青筋立てての激情ボーカルは影をひそめ気味なものの新生ミッチ・ライダーと考えればまずまず聴き応えのあるものでした。
Side A
A1 B.I.G.T.I.M.E.
A2 When You Were Mine
A3 A Thrill's A Thrill
Vocals [Duet With] – Marianne Faithful
A4 Come Again
A5 Cry To Me
Side B
B1 The Thrill Of It All
B2 Stand
B3 Rue De Trahir
B4 Code Dancing



Mitch Ryder & John Cougar - B.I.G.T.I.M.E (Live 1983)



a thrill's a thrill Mitch Ryder w/Marianne Faithfull



Mitch Ryder - When You Were Mine (1983)









2,All The Real Rockers Come from Detroit/Mitch Ryder (Underdog) 1LP 100円
ミッチ・ライダーの1980年盤。入手盤はポルトガル盤ですが、原盤はフランスのよう。ほかにイタリア盤もあるようですが、欧米での発売はなかったようです。録音もフランスなのでしょうか、いずれにしてもこの頃から主戦場をヨーロッパに移したのか欧州制作盤が多くなってきます。

アルバムタイトルは勇ましいのですが、どうにもお行儀が良くなってしまってというかフツーのロックシンガーになってしまってというか。ニューウエイブ的な曲だったりサックスをいれたスプリングスティーン(ボスのアイドルはミッチだったはず)っぽい曲だったりとかいろいろありますが、耳に残る曲がなく、バックバンドも極めて平均的演奏、等々あれこれ相俟って残念ながら印象が薄いアルバムと云わざるを得ないかなと。上掲盤の3年前のアルバムになりますが、こちらは新生ミッチ・ライダーを上手く料理できなかったとい印象です。


mitch1980
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