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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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John Hall 1970

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1,Action/John Hall (Columbia) 1LP 864円
大袈裟にいうと悲願30数年にしてやっと入手の米Columbia盤のこれ。初めて手にしたのはCBSソニーが1980年頃でしたか2千円でリリースした「It's a Beauful Rock Dayシリーズ」の1枚としてトニー・コジネク、パチェコ&アレクサンダー(ジョン・ホールがプロデュースしていたと記憶)とかと一緒にでたものでした。以後何度か米盤を目にしたもののとても手が出る価格ではなくスルーしてきたのですが、つい先日渋谷DUでこんなフツーの中古価格で遭遇、ホイホイ買ってきた次第。この手は今や聴く人が少なくなっているのでしょうかね。
因みにCDは10年近く前にやはりSonyが紙ジャケで出していましたね。

ということでジョン・ホール。
バーバラ・キース、N.D.スマートⅡと共に組んでいたカンガルー(かつてこちらで)を経て1970年リリースのこれがファースト・ソロ・アルバム。以後様々なセッションでギターを弾いた後の72年に結成したのがオーリアンズ、"ダンス・ウィズ・ミー"とかの大ヒットを飛ばして一気にその名を高める...と。

で 本盤。Columbiaお抱えのベーシスト(「スーパーセッション」とか「エレクトリック・フラッグ」でのプレイが忘れ難し)にしてプロデューサーのハーヴェイ・ブルックスがプロデュース、ジョン・セバスチャンやバイオリンのこの後シー・トレインに行くリチャード・グリーン、ボー・グランパスからジョリバー・アーカンソーそしてハングリー・チャックのジム・コルグローヴ、パチェコ&アレクサンダーの片割れシャロン・アレクサンダー、その後ジャズドラマーとして大いに名を上げるエリオット・ジグマンド等々が参加。オーリアンズの爽やかなウエストコースト・サウンドを想起して聴くとチト驚く骨太のロックナンバーで幕開け、続くのがブルースロック風、そしてジョン・セバスチャンのハーモニカが如何にもキマるオールドタイミーなカントリー/ブルーグラス・ナンバーととても地に足が付いたサウンドが展開されます。地味目にキメるギターに正直あまり上手くないないボーカルも実に好感。当時まったく売れなかったといいますが、今聴けば70'sアメリカンロックの裏名盤といっていいかも。


JohnHall

Birmingham Quartet Anthology

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1,Birmingham Quartet Anthology 1926-1953/V.A. (Clanka Lanka) 2LP 179円
スウェーデンのMr. R&Bの傍系レーベルClanka Lankaから1980年に出されたアラバマのゴスペル・カルテットの一大アンソロジー。
本盤がリリースされ日本にも入ってきた80年代初頭、ブラック・ミュージック・リビューだったかN.M.Mでだったか本盤が結構大きく取り上げられてゴスペル・カルテットを聴くならもう絶対!と、大変な持ち上げようでそれにつられて早速入手したものでした。ちょうどアーチー・ブラウンリーのファイヴ・ブライドボーイズ・オフ・ミシシッピーのPeacock盤とか同じくPeacockからのディキシー・ハミングバーズ、Specialtyのソウル・スティアラーズとかブライド・ボーイズ・オブ・アラバマ等々でゴスペル音楽をかじりだして時期だったのですが、本盤で聴ける余りにピュアな戦前のゴスペルコーラスに心を持って行かれたのを思い出します。

そんな本盤のまるでミント盤が横浜西口DUで3枚500円で打ち捨てられているのに遭遇、唖然!、即刻救済してきました。

アラバマはジェファーソン群バーミンガムを本拠とするゴスペル・カルテット歴史を追ったアンソロジーで、ジュビリー・スタイルのゴスペルグループのパイオニア、バーミンガム・ジュビリー・シンガーズの1926年録音からその派生グループのブルージェイ・ゴスペル・シンガーズ(フェイマス・ブルージェイ・シンガーズ)の1953年録音のまでを2枚のLPに32曲収めたもの。
圧倒的な声量による分厚いコーラスワーク、原始的な生々しい躍動感、勿論今聴いても引き込まれます。ゴスペルとブルースは聖と俗、が、表現方法は表裏一体、時代を追うごとにその表裏は近づいていく....。
今ではDocumentあたりからそれぞれのグループのコンプリート録音が出ていたりしますが、8ぺージに渡る挟み込まれたライナーには曲毎の歌詞や解説が載っている愛あるツクリの本盤、私にとっては今も「お宝」です。

A1Golden Leaf QuartetteI Wouldn't Mind Dying
A2Golden Leaf QuartetteSleep, Baby, Sleep
A3Birmingham Jubilee SingersHe Took My Sins Away
A4Birmingham Jubilee SingersGod Is Love
A5Birmingham Jubilee SingersEliza
A6Birmingham Jubilee SingersHe Died On Calvary
A7Birmingham Jubilee SingersBirmingham Boys
A8Four Great WondersHe'll Understand
B1Four Great WondersHave You Any Time For Jesus
B2Famous Blue Jay SingersI Am Leaning On The Lord
B3Famous Blue Jay SingersBrother Jonah
B4Famous Blue Jay SingersClanka-A-Lanka
B5Famous Blue Jay SingersI'm Bound For Canaan Land
B6Famous Blue Jay SingersStanding Out On The Highway
B7Famous Blue Jay SingersThe Time Is Drawing Nigh
B8Famous Blue Jay SingersShall I Meet You Over Yonder
C1Dunham Jubilee SingersHoly Is My Name
C2Dunham Jubilee SingersI Dreamed Of Judgement Morning
C3Dunham Jubilee SingersMy Mama's Baby Child
C4Dunham Jubilee SingersWho Stole The Lock
C5Ravizee SingersI Am Thinking Of A City
C6Ravizee SingersYou'll Need My Saviour Too
C7Ravizee SingersHe's All And All
C8Ravizee SingersHide Me
D1Bessemer Sunset FourClimbing Jacob's Ladder
D2Bessemer Sunset FourHam And Eggs
D3Heavenly Gospel SingersRough And Rocky Road
D4Heavenly Gospel SingersWhere Shall I Be
D5Heavenly Gospel SingersI'm A Poor Pilgrim Of Sorrow
D6Kings Of HarmonyLord Give Me Wings
D7C.I.O. SingersThe Spirit Of Phil Murray
D8C.I.O. SingersSatisfied


Birmingham


Birmingham Jubilee Singers- Eliza



FAMOUS BLUE JAY SINGERS - I'm Bound For Canaan Land



Birmingham Boys - Brimingham Jubilee Singers



The Blue Jay Gospel Singers - Shall I Meet You Over Yonder?




Climbing Jacob's Ladder - Bessemer Sunset Four (1928 - 1930)

Nice'N' Record Covers 2

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1,The Treblemakers Versus The Doomsday Device! (Dionysus) 1LP 400円
Surf/Garageファンには知られた信頼のレーベルDionysusからの1999年盤。
アメリカンコミックタッチのSF/ロボットものジャケットには目が無く、見つけた瞬間に脇に抱えたジャケ買い盤。
が、いざ聴いてみればなんとなんとかっこいいサーフ・インストもので中身もまるでOKでした。カナダはモントリオール出身のバンドだそう。

Treblemakers


The Treblemakers Vs the Doomsday Device [Full Album]










2,From Hell to Obscurty/V.A. (Black Mail) 1LP 100円
英Demonレーベルに1980年~1987年の間に残されたシングル曲のA面若しくはB面の曲を集めた編集盤。
この手のパロジャケは一応手を出しておきます。

1. My Flamingo — The Subterraneans
2. Is Vic There? — Department S
3. Senile Youth — Nice_Men
4. Art Movies — T-Bone Burnett
5. A Fool Like You — The Yachts
6. My Girl — John Hiatt And Loudon Wainwright III
7. Mine — That Petrol Emotion
8. Psycho — Elvis Costello
9. Phone Booth — Robert Cray Band
10. The Captains And The Kings — Philip Chevron
11. Colours — Loudon Wainwright III
12. They’ll Never Take Her Love From Me — The Coward Brothers
13. Can’t Find The Lady — Dr. Feelgood
14. I Remember — Suicide
15. Andy — Don Dixon
16. At The End Of A Long Lonely Day — Loudon Wainwright III And John Hiatt


Demon






3,You Can't Stop the Christmas Bop Vol.2/V.A. (Be Be's) 1LP 300円
ドイツのネオロカビリー・バンド7組によるクリスマス・ソング集。1997年録音盤。

1.RIMSHOTS "A LONELY CHRISTMAS NIGHT"
2.RIMSHOTS "SANTA STOLE MY WHISKEY"
3.RUSTI STEEL & THE TIN TAX "SANTA CLAUS IS BACK IN TOWN"
4.TENNESSEE BILL & THE TENNESSEE BOYS "POOR OR RUDOLPH"
5.IKE & THE CAPERS "MARSHMALLOW WORLD"
6.IKE & THE CAPERS "HE'LL HOLD YOUR HAND"
7.RUSTI STEEL & THE TIN TAX "REINDEER BOOGIE"
8.RUSTI STEEL & THE TIN TAX "SLEIGH BELL ROCK"
9.BARNSTOMPERS "WE WANNA SEE SANTA DO THE MAMBO"
10.BARNSTOMPERS "CHRISTMAS BOOGIE"
11.BLUE TOPS "A VERY SPECIAL CHRISTMAS"
12.BLUE TOPS "SANTA CLAUSE IS BACK IN TOWN"


Christmas Bop2

Bongo Bongo Bongo

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1,Bongo Bongo Bongo/Preston Epps (Original Sound) 1LP 648円
このアルバムに入っている"Bongo Rock"の大ヒットで一躍有名になったカルフォルニア出身のパーカッショニスト、プレストン・エップスの1960年にリリースされたファースト・アルバム。
かっこいい後のサーフものに通ずるガレージ風エレキ・インストに乗ってとにかくボンゴの乱れ打ち、目くるめくボンゴの響き、これがその大ヒット"Bongo Rock"。セカンドヒットの"Bongo Bongo Bongo"ジャック・ニッチェ作、"Bongo In The Congo"にはストリングスまで入っているという意外にも多彩なツクリ。聴きものはB面を占める13分の長尺ナンバー"Call of the Jungle"、SEも入れた一大絵巻。

Side A
1.Bongo In The Congo
2.Bongo Rock
3.Jungle Drums
4.Doin' The Cha Cha Cha
5.Bongo Bongo Bongo
6.Bongos In Pastel
Side B
1.Call Of The Jungle


Preston Epps - Bongo rock



Preston Epps - "Bongo Bongo Bongo"




Preston Epps - Bongo In The Congo

Nice'N' Record Covers 3

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1,An Evening With Jayne/Kurt Jensen (Hollywood) 1LP 540円
妖艶なジェーン・マンスフィールドのポートレイトをドカッと使った本盤。まるでジェーンのボーカル・アルバムの如しですが、さに非ず。カート・ジェンセンなるお方のムーディーなオーケストラ・アルバムです。
Side A
A1Yesterdays
A2Petticoats Of Portugal
A3September Rain
A4From Out Of Nowhere
A5These Foolish Things
A6Secret Love
Side B
B1Greensleeves
B2A Rose In Granada
B3Stars In My Eyes
B4With These Hands
B5The Nearness Of You







2,The Singing Prophet/Herb Jeffries (Olympic) 1LP 328円
かつてそのアルバムも取り上げたことのあるEden Ahbez作でナット・キング・コール等で有名なスタンダード・ナンバー"Nature Boy"をテーマにナレーションも入れ「the Legend of Nature Boy」と題した組曲形式にしてまとめあげたものがA面、B面は自身のオリジナル曲を朗々と歌ったジャズ・ボーカル・アルバム。
ちょっと異様なジャケット・デザインはアルバム・タイトル「歌う預言者」を視覚化したものなのでしょう。


Herb Jeffries



Herb Jeffries

Cal Tjader - Emil Richards

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1,same/Cal Tjader (Fantasy) 1LP 1,080円
カル・ジェイダー、57年録音、この当時はラテン系のアルバムも数多く作っていますが、本盤はヴァイヴに徹してのジャズ・アルバム。
モノラルの赤盤でした。

1,When Lights Are Low
2,Our Blues
3,That's All
4,And Baby Makes Three
Side B
1,Line For Lyons
2,Porgy And Bess Suite
4,Medley: Lover Man-Willow Weep For Me-Round About Midnight

Cal Tjader -- vibes
Vince Guaraldi -- piano
Gene Wright -- bass
Al Torre -- drums
Recorded April 10, 11 and 15, 1957








2,Jouney to Bliss/Emil Richards (Impulse) 1LP 864円
ヴァイヴ/マリンバ奏者のエミール・リチャードのThe Microtonal Blues Bandを率いての1968年盤。
各種変拍子に乗ってマリンバ/シロフォンが駆け回るA面、B面はガムラン音楽からシタールまで呪文の如くのチャントを交えて展開される摩訶不思議な組曲。

このジャケットといい、エミール氏の似非ヒッピーっぽい風貌といい、60年代のヒッピーイズムの東洋思想への傾倒を音楽で表現したかのような内容で時代のあだ花的な音楽と思え、当時(の日本では特に)は胡散臭くも感じられたのでしょうが今聴けばそこが面白かったりもします。

Side A
A1Maharimba
A2Bliss
A3Mantra
A4Enjoy, Enjoy
Side B
B1Journey To Bliss - Part I
B2Journey To Bliss - Part II
B3Journey To Bliss - Part III
B4Journey To Bliss - Part IV
B5Journey To Bliss - Parts V & VI


emil



Emil Richards And The Microtonal Blues Band - Maharimba



Emil Richards & the Microtonal Blues Band - Enjoy, Enjoy



Emil Richards & the Microtonal Blues Band - Bliss

太陽づくしでシングル盤

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ということで、先日回った下北沢DUから吉祥寺DUで見つけた「太陽タイトル」のシングルとコンパクト盤を。


1,太陽の下の休日 b/w テキーラ/ザ・サーファリス (Dot) 45's 720円
これは欲しかったシングル! やっとキレイなのを見つけました。少し前に取り上げたファースト・アルバムからのカット。

このアルバムからもう一枚シングルをカットされていてそれは「太陽は恋人(You Cant' Sit Down)」とこれまた太陽でした。これはもう云うまでもなくアストロノウツ"太陽の彼方に~Movin'"の大ヒット便乗ですね。


太陽の中の恋


太陽の下の休日


Wild weekend








2,真夏の太陽~太陽とヒットソング/V.A. (Victor) EP 100円
太陽づくしの4曲入りコンパクト盤。してみると60年代の前半だけでも「太陽」の付くタイトルって山ほどありますね、"太陽がいっぱい" "太陽はひとりぼっち" "太陽の下の18才" "太陽に歌って"etc...。
あっ、いや、この時代だけじゃないですね、こんなランキングがありました。

Side A
1,太陽の彼方に/アストロノウツ
2,太陽のバカンス/ジャンニ・モランディ
Side B
1,太陽の中の恋/ポール・アンカ
2,太陽は燃えている/ロス・エルマノス・リグアル

真夏の太陽

太陽のバカンス/ジャンニ・モランディ



太陽の中の恋 OGNI VOLTA  ポール・アンカ








3,太陽は傷だらけ b/w 女王蜂のテーマ/ロベルト・モノー楽団 (Seven Seas) 45's
63年の映画「太陽は傷だらけ」のサウンド・トラック盤。
60年代前半のヨーロッパ・サントラの国内盤シングルってジャケットだけで欲しくなります。そしてまた沁みる曲が多かったりして...。


太陽は傷だらけ


LES GRANDS CHEMINS

さすらいのギター - モスクワの灯

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1,さすらいのギター b/w エマの面影/ザ・サウンズ (Philips) 45's
夜霧の荒野にさすらう哀愁のエレキギターの調べ、かつてこのサウンズのアルバムを取り上げた際にも書いたのですが、私の思う北欧エレキ・インストの最強カップリング・シングルがこれ。
コンディション良好なこれが100円ボックスに。思わずまたまた救済しちゃいました。


「さすらいのギター」 ザ・サウンズ


「エマの面影」  ザ・サウンズ



これはこれでなかなか。
さすらいのギター









2,モスクワの灯 b/w 悲しみのベルリン/ザ・スプートニクス (Polydor) 45's 100円
完璧に「霧のカレリア No.2」ですね、スプートニクスの真骨頂、これぞ北欧エレキ!


moscow



Moscow(モスクワの灯)/ザ・スプートニクスThe Spotnicks



曲は違いますが、かっこいい動画を。
The Spotnicks Spanish Gypsy Dance(live 1963)

ジャン・コクトー & more

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ここ数年の国内各社からの廉価盤シリーズはあまりの怒涛のリリースラッシュに何が何だか....の管理人ですが、たまに目に留まったものはポツポツと買っています。ブラジルものだったり映画音楽ものだったり普段あまり接しないものもこの安価につい....というということで知人のススメもあって先日買った映画音楽ものブラジルものを。
この手の音楽はほぼまったくの門外漢にて受け売り以外何も書くことが出来ずコンメントはほぼ略でご容赦。

1,ジャン・コクトー映画音楽集 (Warner Music) 1CD 1,296円
中学生の時に背伸びして読んだ「恐るべき子どもたち」の不思議な読後感が今だ忘れられない...。




2,フェリーニ映画主題歌集 (Warner Music) 1CD 1,296円
「甘い生活」「8 1/2」しか見ていないのですが...。

フェリーニ





3,ドミンギーニョス/ドミンゴ・メニーノ・ドミンギーニョス (Universal Music) 1CD 1,080円
アコーディオンの響きが好きなので。

ドミンギーニョス





4,ソーニョス・イ・メモリアス1941-1972/エラズモ・カルロス (Universal Music) 1CD 1,080円
ジャケに写るジミ、ミック、ディランetcが気になったので。

エラズモ

Junior Wells & Blues Great Essential Modern/R.P.M. Masters

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1,Live in Boston 1966/Junior Wells & The Aces (Delmark) 1CD 614円
あの傑作「HooDoo Man Blues」録音の翌年、バックはシカゴ最強ユニットのエイシス、こんなライヴ録音が残っていたなんて! と2010年に発掘されて大きな話題になった一枚。生々しく熱いジュニアのボーカルとハープ、恐ろしいほどのグルーヴ感のシャッフルを聴かせるエイシス、これがシカゴ・ブルースなんだなぁと強く思います。曲間でのMCもたっぷり聴けます。

wells



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このブログでも何回か登場しているかつてトリオ・レコードが発売していたModern/RPMのマスターを使った「ブルース・グレイト・エッセンシャル」シリーズ。中身も勿論素晴らしいのですがジャケットを飾る後藤一之氏のイラストが圧倒的な存在感がこれまた素晴らしい名作シリーズでした。
このブログでは、エルモア・ジェイムズモダン・ブルース
テキサス・ブルース、を取り上げています。
かつて持っていたものですが、CD期になってすべて手放してしまい今またポツポツと買い直ししている次第です。

全10枚の全貌はこちらに載っています。


2,Drifting from Town to Town:Memphis Blues Anthology/V.A. (Trio) 1LP 413円

Side A
1. Jumpin' Blues / Walter Horton
2. Cold Chills / Joe Hill Louis
3. Try Me One More Time / Willie Nix
4. Drifting From Town To Town / Bobby Bland
5. Eyesight To The Blind / Joe Hill Louis
6. Bad Woman, Bad Whiskey / Junior Parker
Side B
1. Hard-Hearted Woman / Walter Horton
2. I feel like A Millionaire / Joe Hill Louis
3. Lonesome Bedroom Blues / Willie Nix
4. Love My Baby / Bobby Bland & Junior Parker
5. Chocolate Blonde / Joe Hill Louis
6. Good Lovin' / Bobby Bland

Memphis






3,I'm the Wolf/Howling Wolf (Trio) 1LP 413円
ハウリン・ウルフ、1951~52年のModern/RPM録音を集めたもの。

1. Crying At Daybreak
2. My Baby Stole Off
3. Brownskin Woman
4. The Sun Is Rising
5. I'm The Wolf
6. Keep What You Got
Side B
1. Dog Me Around
2. Worried About My Baby
3. I Want Your Picture
4. House Rockin' Boogie
5. Stealing My Clothes
6. Passing By Blues


wolf

Jazz for Surf-nicks

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1,Jazz for Surf-nicks/The Australian All Stars (Bethlehem) 1CD 400円
ジャズを聞き始めたウン十年前、Bethlehemレーベルのオリジナル・レコードを手にするのなんざ夢のまた夢、当時の垂涎盤はマル・ウォルドロンの「Left Alone」、チャーリー・ミンガスの「Presents Mingus」、ズート・シムズの「Down Home」あたりだったような。が 唯一Bethlehemレーベルながら中古屋さんで手に届きそうな値段を付けていたのが「The Australian Jazz Quintet」「The Australian Allstars」名義のもの。写るメンバーはまだ若そうだし1曲が短いしどう見てもかっこいいジャズは聴こえてこなそう....そんなことで手は出さずに。ただ、ジャケットだけはそそられるビーチ写真ものが2枚あってそれが今回入手の「Jazz for Surf-nicks」と「Jazz For Beach-Niks」(勿論そんなタイトルは当時は知る由もなかったのですが、ジャケ写真だけはしっかり記憶していました)。

入手盤は2年ほど前にソリッド・レコードのウルトラ・ヴァイヴが「ベツレヘム・オリジナル・アルバム・コレクション」の1枚でリリースしたCD。全12曲入りということで1曲が2分から3分、まぁ悪くは無いが聴き応えは無いという予想通りの内容。

Pacific Jazzにもバド・シャンクがサーフィンを取り上げたものがありましたが、ビーチ・ボーイズをはじめとする所謂ポップのサーフィン・ミュージックが出現する以前はサーフィンのお供にはジャズが定番だったとライナーにありますが......、どうなんでしょ?



Jazz For Beach-niks
Jazz For Beach-niks

From Surf Music to Ho-Rod Music

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昨日はジャズのサーフィン(?)ものを取り上げましたが、今回は真っ当なポップ・サーフィンを。

1,Take to Wheels/The Marketts (WB) 1CD 1,296円
ワーナー・ミュージック・ジャパンが出した「Surfin Hot-Rod 1200」シリーズの1枚です。このシリーズ、ワーナーとか名乗っているにもかかわらず、系列のVaultや何故かの Del-Fiのカタログも含まれていてもっともっと続けて欲しいシリーズ。

先ず買ったのか聴いたことの無かったこのマーケッツのセカンド・アルバム。1枚目の「Surfer's Stomp」3枚目の「Out of Limits」がそれぞれタイトル曲がヒットしているお蔭でしょう再発も活発にされていましたが、このセカンドはまるで埋もれていました。ライナーによると1曲目の"Woody Wagon"と3曲目"Cobra"のカップリングシングルが出されていたそうですが、まるでヒットしなかったようです。同じプロダクションのルーターズの"Let's Go"を彷彿とさせる手拍子とサックスが目立つ破たんの無いプロの作ったアメリカン・インスト、という趣。トミー・テデスコとかハル・ブレインといった馴染みどころの演奏なのでしょう。

1,Woody Wagon
2,Limbo Buggy
3,Cobra
4,Night Capades
5,No Wheels
6,Sting Ray
7,Cha Cha Buggy
8,Twice Pipes
9,Under The Stars
10,Bucket Seats
11,Night Cruisin'
12,Makin' Rubber

Woody Wagon - The Marketts



The Marketts - Limbo Buggy - LP


The marketts - Cobra










2,She Rides with Me : Warner Surfin' & Hot Rod Nuggets/V.A. (WB) 1CD 1,728円
これもワーナー・ミュージック・ジャパンからのもの。「Warner Girl Group Nuggets」シリーズの番外編(?)で出たサーフィンもののコンピ。
ツカミで有名曲を4曲入れて以降は怒涛のレア曲祭り、もちろん内容も伴っていてこれを買い逃したサーフ音楽ファンは一生後悔するでしょう、と大袈裟でなく云える1枚。詳細なライナーにも脱帽です。

1.Latin'ia - The Sentinals
2.Surf Rider- The Lively Ones
3.Johnny Surfboard - Barry Mann
4.Four In The Floor - The Shut Downs
5.Beyond The Sea - The Reveres
7.I've Gotta Drive - The Matadors
8.She Rides With Me - Paul Petersen
9.I Do - The Castells
10.Swimtime U.S.A. - The Life Guards
11.The Okie Surfer - The Country Boys
12.Shame Girl - The Neptunes
13.School Is A Gas - The Wheel Men
14.Sammy The Sidewalk Surfer - The Surfettes
15.Our Favorite Martian - Bobby Fuller And The Fanatics
16.Skate Board - The Sidewalk Surfers
17.Fun Last Summer - The Sidewalk Surfers
18.Skiing In The Snow - The Beach Girls
19.Go Go G. T. O. - Carol And Cheryl
20.Can't Seem To Get Over You - The Challengers
21.GeeTO Tiger- The Tigers
22.Fan Tan- Jan & Dean
23.Barefoot In The Sand - The Sea Shells

Warner Surf


Go Go Gto Carol & Cheryl '65 Colpix 767



LIFEGUARDS SWIMTIME USA



Bobby Fuller and the Fanatics - Our favorite Martian



Jan & Dean - Fan Tan



因みに本家のシリーズ「Warner Girl Group Nuggets」は取り急ぎキャッシー・キャロルの"ヤング・ワン"で始まるVol.3のみを購入しております。
What a Guy:Warner Girl Group Nuggets Vol.3 (WB) 1CD 1,728円

Girls Vol.3








3,Raw & Alive/Jon & The Nightriders (Gee Dee Music) 1CD 864円
サーフ音楽の研究者として知られるジョン・ブレアー率いるナイトライダーズ、本拠地カルフォルニアはロングビーチ「Foothill Club」でのライヴ盤。1998年リリース。"Raw & Alive"そのもの、文句なしのサーフ・インスト。

1. Molokai Cocktail
2. Rumble At Waikiki
3. Horror Hayride
4. Hurricane
5. Twitchin'
6. Grommet
7. Shake 'N Stomp
8. Storm Dancer
9. Banzai Washout
10. Thunder Over Rincon
11. Tailspin
12. Geronimo
13. Boogie Board
14. Moving Target

Jon & The Nightriders


Jon and the Nightriders - Geronimo (Live 2012)


John & the Nightriders "Flight of the Surf Guitar" SG101 Surf Convention

Sound Track 45's

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100円箱の中から最近見つけた昔々のサウンドトラック・シングルをいろいろと。趣あるジャケットと哀愁音楽を楽しんでいます。

1,殺しの免許証 b/w チャールズ・バインのテーマ (Seven Seas) 45's
原題「Tom Adams in LICENSED TO KILL」と聞くと何か聞いたことがあるような。1966年の英国映画、007のジェイムズ・ボンドに端を発するスパイ映画ブームの一端。こちらは007ならぬ00(ダブルゼロ)で同じく英国情報部員だそうな。完璧な柳の下のなんとかを狙ったものですが、それはそれで面白そうですね。テーマ音楽もかっこよし。

Licence to kill

LICENCED TO KILL - 殺しの免許証 - 1966



殺しのライセンス(1/7)








2,わかれ道 b/w 赤い砂漠 (Seven Seas) 45's
64年のアメリカ映画とイタリア映画のサウンドトラック曲をコンチネンタル・ムービー・オーケストラなる如何にも急造オーケストラが演奏したもの。ただ、映画の出演者からあらすじまでバッチリ載ったまるでオリジナル・サウンドトラック盤の如し。両映画ともに配給会社が東和、配給会社とのタイアップ制作シングルなんですね。

wakareasa


赤い砂漠

Il Deserto Rosso (Red Desert) 1964, Antonioni: Trailer









3,魅惑のワルツ b/w 二人でスウィング/デヴィッド・キャロル楽団 (Mercury) 45's
1957年のアメリカ映画「昼下がりの情事」のサントラ。このシングル、キング・レコードから発売されているものなのですが、SP盤からEP/LPに切り替わった直後のシングル盤によくあったビニールカバーが掛かっているジャケットに入っています。定価も330円の前の定価350円です、よって、1957~58年にリリースされたものだと思います。まさにイニシエのレコードです。



Hirusagari



4,大脱走のマーチ b/w 北京の55日/ミッチ・ミラー合唱団、ブラザース・フォア (Columbia) 45's
かつてこちらで映画「大脱走」のサウンドトラック・アルバムを取り上げた時にも書いたのですが、自分の意思で選んで買ってもらったほぼはじめてシングル・レコードがこの「大脱走マーチ」とミッチ・ミラー楽団の「史上最大の作戦のマーチ」でした。どこかで耳にしてそのメロディが気にいっていたのでしょうが、今思い出しても当時映画を見たわけでもないのに我ながら何故これを? と思うハジレコ2枚です。因みにこの後自分のお小遣いで買ったハジレコは「ビートルズがやってくる ヤァヤァヤァ」でした。

ということで、このシングルこそが初めて買ってもらったシングルです。

Great Escape






5,グリーン・フィールズ b/w スターブライト/ブラザース・フォア、ジョニー・マチス (Columbia) 45's
これはサントラではないのですが、まぁいいかと。1960年6月発売のクレジット。

Greenfields





6,ボサ・ノヴァ・ベビー b/w 恋の魔術(Witchcraft)/エルヴィス・プレスリー (Victor) 45's
1963年の映画「アカプルコの夜」の主題歌です。

Bossa Baby


Whitchcraft


Elvis Presley Bossa Nova Baby

Sonny Boy Williamson in Paris 1963

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1,same/Sonny Boy Williamson (Vogue) 1LP 514円
原盤はフランスVogueですが入手盤は70年代半ばに今は亡き東宝レコードから出た国内盤です。
1965年に亡くなったソニー・ボーイⅡのしたたかにワイルドなブルースはヨーロッパで大人気、そのきっかけになったのが1962年から始まった「アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティバル」の63年の第2次、翌年64年の第3次同フェスティバルへの参加でした。

本盤はその63年のフェスティバルで渡欧中にパリはBlue Barなるクラブで63年の12月1日にライヴ録音されたもの。3曲にメンフィス・スリムのピアノが付きますが、その他はソニー・ボーイ一人によるハープ吹き語り。ほぼ全曲スローでキメるのですが緩慢なところは微塵もないソニー・ボーイの世界、人をはぐらかすような絶妙なハープに実にいやらしい唄い方のボーカル、うーん、これがソニー・ボーイ。大好きです。

Side A
1. The Skies Are Crying. *
2. Your Funeral And My Trial.
3. Explain Yourself To Me.
4. Nine Below Zero. *
Side B
1. Fattening Frogs For Snakes. *
2. My One Room Cabin.
3. Getting Out Of Town.

Sonny Boy Williamson - Vocal/Harp
Memphis Slim - Piano *



Sonny Boy Williamson & Memphis Slim - In Paris 1963



Sonny Boy Williamson - Keep it to Yourself



Sonny Boy Williamson Im A Lonely Man

Spivey's Blues Cavalcade

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1,Spivey's Blues Cavalcade/V.A. (Spivey) 1LP 1,118円
またまた見つけたSpiveyRecordの1枚。少し前までは見つかれば千円程度で買えていたこのSpiveyRecordも最近は値が上がってきてなかなか手が出なくなってきていたのですが、これはシュリンクをまだ被っているいるミント盤で価格も適価でホクホク。

で 本盤は1970年にリリースされた15枚目(Spivey LP 1015)。大物から無名ブルースマンのバンドブルースに弾き語り、白人ブルース・バンドに弾き語り、ジャグ・バンドと見事にごった煮の一枚。どれもこれもラフでイナタイプロダクションで他のSpiveyRecords同様の構えなど一切ない自由な日常を切り取った音楽が聴けます。


A1,Bill Dicey’s High Street Blues Band - Evil Spirit
A2,Larry Johnson - Worried Life Blues
A3,Brooklyn Blues Busters - Talk to Me Baby
A4,Danny Russo - Cross My Heart
A5,Washboard Bill - All Ask for Me
A6,Homesick James - I Got to Move
A7,Mark Ross & John Brenner - Black Snake Moan
A8,John Hammond - I’m Tore Down
Side B
B1,Johnny Shines, Big Walter Horton & Sunnyland Slim - Midnight Darling
B2,Bukka White - Brownsville Tennessee
B3,Bill Dicey & Sugar Blue - Spivey’s Hoe Down
B4,Ralph Rush - Chump Man Blues
B5,Harvey Hill - When I’ve Been Drinking
B6,Louisiana Red - Rock Me Mama
B7,Victoria Spivey - Closed Door


Spivey's Blues Cavalcade

Black Animals

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1,Black Animals/Eric Burdon & the Animals (no label Credit) 1LP 890円
下北沢のDUで遭遇、あーっ、そーいえばこんなのあったよなぁ......盤。
針を落とすのがもったいないということだったのか、カセットテープに落として聴いていたのをハッキリ記憶しています、ということはかつて入手したのは80年代の中頃か。その入手時以来の遭遇だと思います、よって冒頭のツブヤキが。
と、いつもいつもの回顧録で恐縮です。

ピクチャー・レコードによくあった厚手のビニールの入ったもので紙のジャケットは無し。盤は両面とも同じデザインで曲目表記は無し、「Kentish Town S57UF Yorkshire」「Limited Edition 500 Copies」のクレジットのみ。
で 中身ですが、今では普通に色々な盤で聴けるBBC録音やTV出演時の音源を使った編集盤です。A面がオリジナルメンバーのアラン・プライスとジョン・ステールが抜けてディヴ・ロウベリーとバリー・ジェンキンスが加わった後期オリジナル・アニマルズによるもの。B面は加えて使われている写真通りの第1期のニュー・アニマルズによる録音を集めてあります。
ピクチャーディスク特有の音質の悪さは致し方が無いのですが、ややピッチが高いのが今となっては気になります(とかいってみてもも今更こんな盤を聴く人もいないでしょうという完璧なコレクターズ・アイテムです)。

Side A
1,Boom Boom
2,What am I Living for
3,Don't let me
4,Laudy Miss Claudy
5,We've Gotta Get Out Of This Place
6,I'm Gonna Change the World
7,It'S My Life
8,Lucile
Side B
1,Maudie
2,Inside Looking Out
3,Shake Rattle & Roll
4,When I was Young
5,Connection
6,Bring It on Home to Me
7,She'll Return It
8,Sweet Little 16


The Animals Sweet little sixteen



Eric Burdon & The Animals - Shake, Rattle & Roll (Live, 1967) HD

Newport Jazz Festival 1969

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1,Newport Jazz Festival 1969/V.A. (Master Point) 1CD-R 890円
1969年7月3日から6日にかけて行われたニューポート・ジャズ・フェスティバルの一部をオーディエンス録音で収録したもの。
フェスティバルの出演者、セットリスト等詳細はこちらを参照ください。

で 本盤に収められているのは下記の4組、フルセット収録のジェスロ・タルを除きほかの3組は断片のみの収録、それもフェード・イン&アウトだったりします。ツェッペリンに関してはいくつかのオーディエンス録音が出回っていてアンコールも含めてセットリストすべてが陽の目を見ています、かつてこちらで取り上げたのもその1枚です。

ということで、内容的には貴重ではあっても中途半端なものなのですが、実は驚きの事実が。なんと通して聴くとそこかしこに日本語の会話が聴こえるのです、調べてみるとこの元となった音源はあの故福田一郎氏(若しくはその同行者)がカセットに録音したものだというフレコミだそう(CDのトレイ裏にTDKのカセットの写真が載っています)。
そう思って聴くとジェスロ・タルの冒頭に聴こえる「ジェスロ・タルって凄いんだよな」って声は確かに当時TVやラジオでよーく聴いていたあの声に聴こえます。うーむ、どこでどうなって流出したのか.....、しかし、69年時点でこんなメンツを観ていた日本人がいた事実に接して軽いショックを覚えます。
多分、この時の様子はNMM等にレポートされているのではないかと思いますが、手持ちの資料では確認できませんでした。
尚、音質はこの時代のオーディエンス録音にしては最良と云って良い迫力のあるものです、特にツェッペリン音源はそのダイナミズムが見事に捉えられています。

 Led Zeppelin  
 1. The Train Kept A Rollin'
 2. I Can't Quit You Baby
 3. Dazed & Confused
 Blood Sweat & Tears
 4. You've Made Me So Very Happy
 Roland Kirk 
 5. The Theme
 Jethro Tull
 6. My Sunday Feeling
 7. Bouree
 8. A New Day Yesterday
 9. Dharma For One
 10. Nothing Is Easy


NPJ69



Frankie Lymon / The Teenagers 1955 - 1961

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1,Frankie Lymon ・The Teenagers 1955 - 1961 (Murray Hill) 5LP Box Set 1,933円
1986年にリリースされたフランキー・ライモンとティーンエイジャーズの音源を集大成した5枚組LPのボックス・セット。16ページのブックレットに「Juvenile Delinquent b/w Teenage Love」のステレオ・ヴァージョンを収めた7インチ・シングルが付属しています。こんなののデッドストックのシールド盤とDU横浜西口店で遭遇、一も二も無く抱えました。
ただ、30年近くもシールドされたボックスにて湿気を吸ってかボックス内がカビ臭いのには閉口(苦笑)

5枚のLPのうち3枚目のA面までが13曲の別テイク/未発表曲を含むフランキー&ティーンエイジャーズの録音、3枚目B面がティーンエイジャーズの単体録音、4枚目と5枚目が7曲の別テイク/未発表を含むフランキー・ライモンのソロ録音となっています。
収録詳細はこちらを参照してください。

1980年頃だったか、Roulette経由で日本コロンビアから発売されたGeeに残された唯一のアルバム「The Teenagers Featuring Frankie Lymon」の国内盤がその出逢い。思えばこれをきっかけにDoo-Wopによりのめり込んでいったような。以来、フランキー&ティーンエイジャースは5本の指に入る大好きなグループ。
最近あまり聴いていなかったのですがこれを買ったのを機にこのところ夜な夜なDoo-Wopに酔いしれています。


5枚のレコードはGEE、Roulette、Rama、End、Goneのレーベルが貼られているというシャレ。
Frankie


Frankie Lymon and the Teenagers - I`m not a juvenile delinquent.



Baby, Baby - Frankie Lymon & The Teenagers (1956)



Frankie Lymon & The Teenagers - I Want You To Be My Girl




この下記2曲がオマケ・シングルです。
Frankie Lymon and The Teenagers - I'm Not A Juvenile Delinquent - STEREO



Frankie Lymon and The Teenagers - Teenage Love (Stereo Version)

プリンセスではないけれど

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ということで、最近買った60年代の前半、ビートルズ旋風が吹き荒れるまえのシングル盤をいろいろと。

1.プリンセスではないけれど b/w ティーンエイジ・キャッスル/リトル・ペギー・マーチ (Victor) 45's 324円
"アイ・ウィル・フォロー・ヒム"に次ぐ63年のセカンドヒット、この時ペギー嬢は15歳。 "さよなら!初恋" と並んで大好きな曲、日本では園まりがカバーをしていたらしいです。


Little Peggy March- I Wish I Were a Princess






2,うつろなハート b/w いつしのドンナ/ジョニー・ティロットソン (Seven Seas) 45's 100円
"キューティー・パイ" "ポエトリー"等と同じCadence時代のヒット曲。先の2曲とはちょっと違うミディアムバラード。B面はリッチー・ヴァレンス作のあの涙のバラードです。

うちの猫


うつろなハート - ジョニー・テイロットソン


いとしのドンナ - ジョニー・ティロットソン







3,ランニング・ベア~悲しきインディアン b/w ティーン・エンジェル/ゲリー・ミルズ (Top Rank) 45's 100円
A面はジョニー・プレストンの1960年の大ヒット、B面は同じ60年のマーク・ダイニングの大ヒット。
これを"星を求めて~Look For A Star"のヒットを持つゲリー・ミルスがカバーしたもの。

うちの猫


Garry Mills Running Bear.








4,メッカ b/w 涙の洪水/ジーン・ピットニー (UA) 45's 100円
そのタイトル通り中東を思わせるメロディの63年のヒット。


うちの猫



GENE PITNEY- "MECCA" ( W/ LYRICS)








5,愛しのラナ b/w ラフ/ザ・ヴェルヴェッツ (London) 45's 100円
ビートルズ出現以前のアメリカンポップスの中でベスト5に入る大好きな曲。この曲を知ったのはリアルタイムではありませんが、Doo-Wopなるものを聴いたのは(勿論知らずにですが)この曲だったような。63年のロイ・オービソン作の大ヒット曲。次の"夢のお月様"も双璧に大好きです。大好きすぎてこのシングル、3枚目の購入(苦笑)

Lana


愛しのラナ - ヴェルヴェッツ

Surf Party !

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1,サーフ・パーティー/V.A. (20th Century Fox) 7" EP 328
ボビー・ヴィントン主演1964年公開の映画「Surf Party」のサウンドトラックEP。同じデザインのジャケットで出ていたLPから4曲をカットしたもの。思えば、このEPと同じ日本ビクターから出ていた日本盤LPを2,000円くらいで買ったのはもう30年も前のお話。

ボビー・ヴィントンの主演とは云え、契約関係なのでしょう、サウンドトラック盤にはボビーの歌は入っていません、が、出演していたジャッキー・デシャノンの歌はしっかり入っていたと記憶。

Side A
1,サーフ・パーティー/ジ・アストロノウツ
2,ファイア・ウォーター/ジ・アストロノウツ
Side B
1,グレート・ホワイト・ウォーター/ジミー・ハスケル楽団
2,クラック・アップ/ザ・ルーターズ

Surf Party


Surf Party Trailer



The Astronauts - Firewater



The Routers - Crack Up - RARE!!



The Astronauts - Surf Party








2,XKE! b/w I'm 'A One You Need/The Boss Martians (Hillsdale) 45's 328円
シアトルのサーフ・ガレージバンドの1993年のシングル、ここでは完璧なリバイバル・サーフ・インストを聴かせてくれますが、この後はサーフに捉われずどんどんパンクにパワーポップに先鋭化していきます。
因みにXKEとはクルマのジャガーです。

私のお好みバンドでこちらとかこちらとかこちらで過去登場しています。

XKE

XKE


The Boss Martians - XKE!








3,Bail Out b/w Bulletin/The Catalinas (Sims) 45's 540円
カタリナス、Doo-WopからR&Bバンド、サーフ・バンドと同名のグループは沢山あって戸惑いますが、一番知られるのはこちらで取り上げたテリー・メルチャーがプロデュースしたハリウッドのスタジオ・グループでしょうか。

で 本盤のCatalinasは同じサーフ・サウンドでもまた異グループだと思います。同じTom HartmanがプロデュースしたグループがオハイオのマイナーレーベルDee Jayからシングルを出していてこちらもボンゴを生かしたインスト、ということでこちらのカタリナスはオハイオのDonnie And Diane And The Catalinasのようです。1963年ということで、折からのサーフィン・ブームに乗ってそれらしい曲を演ってみました、というシングルでしょう。

Sims


the catalinas - bulletin 7'
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