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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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MC5 1965 - 2003

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1,Purity Accuracy/MC5 (Easy Action) 1CD 300円
昨日スコット・モーガンを取り上げて、そういえば昨年暮れに同じEasy Actionから出ていたこんなのも買っていたぞと思いだし引っ張り出してきました。
65年からのデモ/リハーサル録音、60年代後半からのライヴ、それに2003年の再結成ライヴを加え、それらを6枚のCDに収めた「Purity Accuracy」なるボックスセットがあって、このブログでも7年ほど前にこちらで取り上げていました。

本盤は同タイトル/同ジャケットデザインで出ていたそのボックスセットのサンプラーCD。

1. Gotta Keep Movin' (demo)
2. Baby Won't Ya (demo)
3. Sister Ann (demo)
4. Over and Over
5. Train Music
6. Pledge Song
7. Tonight (demo)
8. Human Being Lawnmower (demo)
9. Looking at You (original single)
10. Born Under a Bad Sign (live)
11. I Want You Right Now (live)
12. Motor City Is Burning (live)
13. Black To Comm (live)
14. Revolutionary Blues (live)
15. Skunk (13th March 2003 London 100 club)

サンプラーと云えどもAtlanticで出したアルバム「Back in the USA」「High Time」収録曲のデモ録音から後に「Back in the USA」で再録音をする代表曲"Looking at You"のマイナーレーベルに残したオリジナル録音、全盛期の70年前後のライヴ録音から2003年の再結成ライヴまで、十二分に楽しめました。

ただただ、MC5と云えばまずは「Kick Out The Jams」。問答無用。

MC5

MC5 - Looking at You (original 1968 single)


MC5 - Beat Club Recording Sessions: Bremen, Germany 1972

The Johnny Winter Story and more.

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1,The Johnny Winter Story (GRT) 1LP 600円
コロンビアと破格の金額で契約した直後、どっと便乗リリースされたのが下積み時代の録音をまとめたアルバムでした、それは我が国でもリリースされていて件のコロンビアからのファースト・アルバムがCBSソニーからリリースされたのとほぼ同時期に「100万ドルのブルース・ギタリスト」の名のもとにリリースされていたのを記憶しています。東芝から出たImperial盤「The Progressive Blues Experiment」、日本コロンビアから出たBuddah盤「First Winter」とか。

今回入手した本盤もそんな一枚、録音に関するクレジットは一切ないのですが、聴けば結構広い時期にまたがっている気もします、面白かったのが数曲あるルイジアナ〜ニューオリンズ系のユルユル・ブルース、こんなのを聴くとこの人の根っこが知れるというか、やっぱり根っからのブルースマンだなぁと。

Side A
1.Ease my heart
2.Thats what love does
3.Crying in my heart
4.The guy you left behind
5.Shed So Many Tears
6.Creepy
7.Gangster of love
Side B
1,Road runner
2.Leave my woman alone
3.I can't believe you want to leave
4.Broke and lonely
5.Oh my darling
6.By the light of the silvery moon
7.Five after four A.M.

J.Winter







2,Let It Out/The Hombres (Verve Forecast) 1LP 600円
67年に"Let It Out (Let It All Hang Out)"をスマッシュヒットさせて知られるメンフィスの4人組。その曲はゼムの"Gloria"のパターンをモロにいただいたノベルティっぽい曲。でその"Gloria"まで全く同じパターンで演っちゃているのだから何とも確信犯。
以前どこかでこのアルバムはガレージ/サイケの文脈で紹介されていたのを記憶していて買ってみたものですがどうやらチトそのアテは外れたようで。

Hombres

The Hombres - Let It Out (Let It All Hang Out)


the hombres - gloria


the hombres - am i high










3,Marc Time/Mark Ellington (Talkng Elephant) 1CD 600円
どこでどーなったのか? このマーク・エリントンなるシンガー/ソングライターは米国人で彼の地の音楽に魅せられ英国に渡り現地のミュージシャンと共に5枚のアルバムを制作した......と。が じつは生まれも育ちもれっきとした英国人だったらしい。この人の一番知られる72年のセカンドアルバム「Rains」を取り上げた時もその通説を何ら疑うことなく英国に渡った米国人と書いていました。

とまぁ、それはともかく、音を聴けば米国人が"英国に渡って現地ミュージシャンと共に制作した音楽"そのもの。75年の5枚目になる本盤もそれは微塵の変化もなく、バックを付けるのもフェアポートにフォザリンゲイの一派、アンディ・ロバーツにこのテのセッションには必須B.J.コールと英に描いたようなメンツ。

1. Wild About My Lovin'
2. The Answer Is You
3. Stealin'
4. Streets Of Baltimore
5. Ad Man
6. I Miss The Mississippi And You
7. Shady Lies
8. Borrowing Time
9. Close The Door
10. You Just Can't Believe What You See
11. Anyday Woman

Marc Ellington
Andy Roberts
Jerry Donahue
Pat Donaldson
Gerry Conway
Dave Mattacks
Ian Whiteman
B.J.Cole
Simon Nichol
Richard Thompson
Linda Thompson
Steve Ashley
Produced by Sandy Roberton

Marc

Marc

Marc Ellington - Ad Man


The Animals 1963-1968

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1,Live and Unreleased 1963-1968/The Animals (Amazing Kornyfone) 1LP 1,500円
内容的には他で聴けるものばかりということもあって一度見送って以来まったく遭遇せず長らく悔いを背負うこととなっていた本盤、苦節10数年、先日やっと新宿DUの店頭で遭遇、抱え込みました。

Side A
1. Big Boss Man
2. You Pretty Thing (Decca Audition 1963)
3. Baby Please Don't Go (Hullabaloo)
4. We Gotta Get Of This Place (Ed Sullivan Show 1966)
5. Tobacco Road
6. Road Runner (German TV 1966)
7. Maudie
8. Inside Looking Out
9. Instrumental
10. Love Like Yours (Live in London 1967)
Side B
1. Shake Ruttle & Roll
2. When I Was Young
3. Connection (Live in London 1967)
4. Yes, I Am Experienced
5. San Francisco Nights
6. Monterey
7. Paint It Black (Live In Stockholm 1968)

公式デビュー以前にDeccaに録音、ブレーク後4曲入りEPとして正規発売されたうちの2曲を手始めにフラバルー、エド・サリヴァン・ショー、ビート・クラブといったTV録音、BBCとスエーデンでの放送録音を集めたという内容。

70年代に膨大なカタログを誇ったThe Amazing Kornyfone Record Label (TAKRL)のツクリとなっていますが、本盤は80年代の後半にリリースされたものにてあのTAKRLとは別物ではないかと思います。レーベルにはよくイタリア製のレコードに押してあるハンコが薄く見られます、ということでイタリア製かもしれません。

The Animals

TAKAL

TAKAL


Eric Burdon & The Animals - Shake, Rattle & Roll (Live, 1967) HD


Eric Burdon & The Animals - A Love Like Yours (Live, 1967) HD


Maudie/ The Animals/ 1966


Paint It Black - Eric Burdon and the Animals

Pantax's World

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いつの頃からか何故かパンタのソロ作LPにやたらと安価で遭遇する、慣れした親しんだ盤は「帯」なぞはとうに捨てている訳で、その帯のコピーも懐かしく思わず手に取ってしまった次第......という2枚。




1,パンタックス・ワールド/パンタ (Flying Dog) 1LP 100円
頭脳警察時代に使っていた作詞/曲クレジットの"Pantax's World"をアルバム・タイトルに持ってきて並々ならぬ気概を感じさせる76年のファースト・ソロ。因みに本盤での作詞/曲クレジットは中村治雄。
76年当時、ほぼ発売と同時に買って3作目の「マラッカ」と並んでソロ作では一番親しんだもの。

長尺圧倒的な"マーラーズ・パーラー"を初めとしてヒリヒリするような緊張感を持った詞/曲が並んで聴き応えは充分。ただ、惜しむらくはチャー、塩次伸二、佐藤準、和田ジョージ、井上茂、妹尾隆一郎、金子マリ、山崎ジョン等々一癖ある豪華なメンツが曲ごとに入れ替わり参加で多分にセッション的になってしまっていて一点突破とは行かなかったところがやや引っ掛かります。

Side A
1,屋根の上の猫
2,Excuse You
3,三文役者
4,青い鳥のブルース
Side B
1,明日天気になれ
2,ロックもどき
3,マーラーズパーラー

パンタ 三文役者.wmv


パンタ ロックもどき.wmv


パンタ 青い鳥のブルース.wmv


マーラーズパーラー80 PANTA










2,走れ熱いなら/パンタ (Flying Dog) 1LP 100円
上記の前作からちょうど一年後にリリースされたソロの2作目。
山岸潤史、国府輝幸、鳴瀬 喜博、ロミー木下、ジョニー吉長、妹尾隆一郎といったメンツのバック。前作は全曲自作で固めていましたが、本作では三文役者なるバンドを率いていた花之木哲が4曲作詞で協力しています(クレジットは無いのですがファーストに入っている"三文役者"の詞も花之木哲かもしれませんね)。蛇足ですが、この三文役者は80年頃だったでしょうか、4曲入り12インチEPを自主で出していました。

やかましいストレートなロックナンバーからレゲエの"あやつり人形"、パンタのもう一つの顔である美しいバラード"夜明けはまだ"までより広がりが見えるアルバム。ただ、やっぱりバック陣が....というのはあって。パンタ本人も感じたのかどうかこの後パーマネント・グループのHALを結成し2年後に文句なしの傑作「マラッカ」が生まれます。

Side A
1,ガラスの都会
2,あやつり人形
3,やかましい俺のROCKめ
4,いつもの俺なら
Side B
1,走れ熱いなら
2,追憶のスーパースター
3,人間もどき
4,夜明けはまだ


走れ熱いなら

パンタ 走れ熱いなら


パンタ あやつり人形.wmv


PANTA 人間もどき(1977年)

John the Revelator 1970

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1,Wild Blues/John the Revelator (Pseudonym) 1LP 1,500円
オランダのブルース・バンド、ジョン・ザ・リベレイター。1970年オランダDeccaからリリースのファースト・アルバムに2曲を追加して昨年再発されたLP。
何の知識も持たないままDUの店頭で出会い、バンド名、ジャケ写の佇まい、選曲からの衝動買い。これが大当たり。フリートウッド・マック〜チッキン・シャックあたりのブリティッシュ・ブルース否応なく思い浮かべる典型的なあのブルース・ロック。サックス2本、ギター、ピアノ、ベース、ドラムスの6人編成での分厚いサウンド、好き者にはもう堪えられない一枚、でした。更にボートラを加えたCDも出ているようです。

バンド名はサン・ハウスやブラインド・ウィリー・ジョンソン等々が歌ったトラディショナル・ゴスペル曲からですね。今でも活動を続けているそうな。オフィシャル・サイトがこちらに。

SIde A
1. John The Revelator
2. I Can't Stop Lovin' You
3. Worried Dreams
4. Charlie's Drive-Inn
5. Talk To Me, Baby
6. One Track Mind (Bonus Tracks)
Side B
1. Personal Manager
2. Wild Blues
3. Bleeding Heart
4. No Woman
5. Homework
6. Yeah (Bonus Tracks)

John the R

John the R



John The Revelator - Homework [1970 Blues Rock Netherlands]

Iron Butterfly - Beau Brummels - Poco

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1,Heavy/Iron Butterfly (Atco) 1LP 600円
ジャケはややボロいがAtcoのオリジナル・レーベル盤が安かったかので思わず手が出た、アイアン・バタフライ、68年のファースト・アルバム。
アイアン・バタフライと云えばもう何は無くとも「n-A-Gadda-Da-Vida」なわけですが、それに先立つこと半年前に録音されたもの。本盤にはメンバー・クレジットは無いのですが、wikiで見れば下記。
Doug Ingle - organ, vocals
Ron Bushy - drums
Jerry Penrod - bass guitar, vocals
Darryl DeLoach - tambourine, vocals
Danny Weis - guitar

そうなのです、バタフライというと通常思い浮かべるメンバーは
Doug Ingle: organ, lead vocals
Erik Brann: guitars, backing vocals,
Lee Dorman: bass guitar, backing vocals
Ron Bushy: drums, percussion
なのですが、ご覧のとおりファースト・アルバムではダグ・イングルとロン・バッシーはいても若干18歳の美少年ギタリスト・エリック・ブラン、後にキャプテン・ビヨンドを結成するリー・ドーマンはまだ参加していないのです。ウン十年まえから聴いてきた盤でしたが、これは気が付かない/知りませんでした。ただ、サウンドは一部のリード・ボーカルを除けば「ガダダヴィダ」と何ら変わらないもので、結局のところダグ・イングルとロン・バッシーがバタフライ・サウンドを担っていたということがわかるファースト・アルバムでした。しかし、このジャケットは素晴らしいですね!

Heavy

Heavy

Iron Butterfly-Heavy (1968 Debut Album-Full Album)









2,Vol.44/Beau Brummels (Vault) 1LP 600円
上記バタフライ盤と同じ時に新宿DUで購入したもの、こちらはジャケ/盤ともに極めて程度の良い米Valultのオリジナル盤。
バーバンク・サウンドの重要人物Ron ElliottにSal Valentinoが在籍していた西海岸のガレージ・フォーク・ロック・バンドですね。本盤は68年に発売されたAutumn時代の音源を使った編集盤。このVaultからはベスト盤も出ていたので本盤には知られるヒット曲の"Laugh, Laugh"も"Just a Little"も入っておらず、アルバム曲からの選曲になっているようです。

Brummels

Brummels

Beau Brummels - Just A Little








3,Pickin' Up the Pieces/Poco (Epic) 100円
何をか云わんや、ジム・メッシーナ、リッチー・フューレイ、ラスティ・ヤング、ジョージ・グランサム、それにサポートでランディ・マイズナーが入ったポコのデビュー・アルバム(1969)。
レイト・プレス盤なれど、そういえばLPはとうの昔に手放していたのを思い出して救済しておきました。久し振りに聴きましたが、懐かしいなぁ、このハーモニー!

poco

poco

Poco / Pickin' Up the Pieces


Poco - Pickin' Up The Pieces / What A Day (Live/Rare, 1969)

Simla Beat 71

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1,Simla Beat 71/V.A. (Partcle) 1LP 600円
インドのタバコメーカーが製造販売しているSimlaなるブランドのタバコの名を使って行われたバンドコンテストが「Simla Beat」。このコンテストの優秀バンドをスタジオに集め作られたという一枚。70年版と71年版が出ていて、かつてShadockからその2in1CDも出ていました。今回入手盤は一昨年にLP復刻されたもの。

怪しい、怪しいと云われてきている本作ですが、確かに怪しい。すべてが別バンドとは思えないしホントにすべてが71年に録音されたものなのかもどうか? いずれも欧米のロックに感化された演奏でそもそもホントにインドで録音されたものなのか? とは云うものの独特の音像を持った稚拙ながらも音楽衝動は突き抜けたものを感ずるこれらの音源、惹かれるものであるのは確かで真相は闇の中でOKかなとも。
GFRの"Nothing Is The Same"とかパープル・ヴァージョンの"I am So Glad"とかの出来には思わずニンマリです。

Side A
1 Fentones / Simla Beat Theme
2 Nomads / Nothing is the Same
3 Hipnotic Eye / Killing Floor
4 Mini Beats / Hey Gipsy Girl
5 Velvette Fogg / I am So Glad
Side B
1 Black Beats / The Mod Trade
2 Eruptions / I am Gonna Erupt
3 Fentones / Until the Dawn
4 Brood of Vipers / Psychedelic Web
5 Eruptions / You Can't Judge A Book
6 Hipnotic Eye / Aimless Lady

samula 71

Simla Beat "71" Simla Beat Theme 1971


Simla Beat "71" The Mod Trade 1971


Simla Beat "71" Psychedelic Web 1971


Simla Beat "71" Killing Floor 1971


Simla Beat "71" You Can't Judge A Book By Its Cover 1971


Simla Beat "71" Nothing Is The Same 1971


Simla Beat "71" I Am So Glad 1971

Joe Tex

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1,The Best of Joe Tex (Atlantic) 1LP 100円
Dial Recordsでの64年12月の"Hold What You've Got"から67年3月の"Show Me"までのシングル曲を集めた編集盤。米Atlanticからの発売は67年。入手盤は72年9月発売のワーナー・パイオニア盤。ライナーは勿論桜井ユタカ氏。
本盤のカナダ盤をかつてこちらで取り上げていますし、遠い昔に買った日本グラモフォン盤(ジャケデザインは同じですが見開きのジャケットでした)が初めて手にしたジョー・テックスのLPだったりしたものなので、私にとってはジョー・テックスと云えば先ずはコレというアルバムです。
1. Hold What You've Got
2. You Got What It Takes
3. A Woman (Can Change A Man)
4. I Want To (Do Everything For You)
5. I Believe I'm Gonna Make It
6. I've Got To Do A Little Bit Better
7. S.Y.S.L.J.F.M. (The Letter Song)
8. Papa Was Too
9. Show Me
10. A Sweet Woman Like You
11. The Love You Save (May Be Your Own)
12. You Better Get It

Joe Tex - Hold On To What You've Got


Joe Tex in Spain - 1968 (1)


Joe Tex Show Part 1










2,I Gotcha/Joe Tex (Dial) 1LP 100円
I gotcha, uh-huh, huh.♪ではじまるタイトル曲が強烈にファンキーな72年盤。Dial RecordsのデストリビュートがAtlanticからMercuryに変わって久々のスマッシュヒット、全曲自作、プロデュースはいつものバディ・キレン、録音はメンフィスのアメリカン・サウンド・スタジオとナッシュビルのザ・サウンド・ショップ。
タイトル曲のようなファンキー至極なナンバーからお得意のカントリー風ナンバーからこれまたお得意の語りを入れたスロー/ミディアム・ナンバーまでジョー・テックスの世界がまんま凝縮。
入手盤は72年に日本フォノグラムから出た日本盤。ライナーは越谷政義氏。

Joe Tex


Joe Tex - "I Gotcha" (1971)


Joe Tex I Gotcha Soul Train

Wilson Pickett Live in Japan 1974

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1,Live in Japan/Wison Pickett (RCA/P-Vine) 2LP 600円
1974年3月8日〜9日、中野サンプラザ公演を収めたもの。元々は74年に日本ビクターがリリースしたものですが入手盤は89年にP-Vineが再発したもの。
74年といえばピケットもRCAというメジャー・レーベルに移ったものの悪くは無いのだが.....といういまひとつパッとしないアルバムばかりを残していて過日の面影をついつい追ってしまうという時期。まぁ、これはソウル・ミュージックの新しい試みと合いまみれたサザン・ソウル全体についても云えることだったりするわけですが。

で 本盤。まずいきなりの2曲目で日本のサザン・ソウル・ファンの趣向に思いっきり応えるがごとき(決して狙ったものではないでしょうが)のスローの大傑作"People Make The World"、以下熱唱に次ぐ熱唱、Atlantic時代の名唱の大攻勢。結局収められたRCA録音曲は2曲のみ、鈴木啓志氏の89年に書かれたライナーによると日によっては1曲もRCA期の曲は歌わない日もあったそうな。
バックはピケットが連れてきた4管にオルガンを含む9人編成のMidnight Movers、スタジオ録音のグルーヴには比べるべくもないのは事実なれどそんなことは些細なことで、ピケットがこの日本でこの時期最高のパフォーマンスを見せてくれた事実に今更ながら感謝です、それを残してくれたレコード会社にも。

Side A
1.T.S.O.P. (The Sound Of Philadelphia)
2.Proud Mary
3.People Make The World
4.Sugar,Sugar
5.Don't Let The Green Grass Fool You
Side B
1.I'm In Love
2.In The Midnight Hour
3.Fire And Water
4.I Found A Love
Side C
1.Never My Love
2.Glory Hallelujah
3.Mustang Sally
4.Land Of A 1000 Dances
Side D
1.Soft Soul Boogie Woogie
2.Mr. Magic Man
3.Don't Knock My Love
4.Goodnight My Love

和物LP's

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1,イン・ザ・ヒート/加納秀人 (RCA) 1LP 100円
外道のファースト・アルバムを初めて聴いた時のことは忘れられません。町田の駅から徒歩で10分くらいの友人宅にて、「地元のすげぇバンドがLP出したって弟が騒いでいるんだけどさぁ、聴いてみる?」、いやぁ、一発でぶっ飛びました。即カセットにダビングしてもらってその日から聴き狂うことに。

で 本盤、「地球の夜明け」と如何にも独自の宇宙観を持つ加納氏らしいタイトルのアルバムに次ぐソロ第2作目。

実はあれだけ聴き狂った外道ながらもソロまでは追っかけてなくて、ソロを最初に入手したのはこの2作目に入っている"VIVAカリフォルニア"のシングル盤。

外道の加納秀人がカルフォルニアかよ! と思いつつ爽やかな陽光が降ってくるようなジャケ写とタイトルに惹かれ購入したのだったと思います。これはこれでフュージョン風味のポップさ加減が気持ちと良くて結構聴いたものです。

このアルバムに入っていた"龍神"も強烈に印象に残っています。ソロでだったのか外道でだったのか、当時TVKでやっていた「ヤング・インパルス」に中国のお祭りに出現する大蛇(中華街からとのクレジットがはいっていたような)の舞いと共に登場、大蛇が蠢くように舞う中、屹立してうねるようなギター(ホワイトのダブル・ネックかゴールドのレス・ポールだったような)を延々弾いていたのが今も目に残っています。

VIVA!カリフォルニア/加納秀人(1979)


セット・オフ?・シ?ャム/加納秀人(1979)








2,ピュア・エレクトリック・ソウル/クリエイション (Express) 1LP 100円
"トーキョー・サリー"等々さすがにもう相当にこなれてきた日本語英語が聴けるクリエイションの77年盤。
ブル・クリの頃から完成されていないアマチュアリズムみたいなもの(何が起こるかわからない不確定要素)に魅力を感じていたので、それがアルバムごとに減ってきて、ホーンや女性コーラスもしっかりアレンジされてここに至ってはもう(変な云い方ですが)完全にプロのバンドのお仕事になっているなぁ、と当時感じたのを思い出します。最後に入っている"幻の十年"になんで今更? と当時は思ったものですが、今思えばこれを演ることでブルクリ時代からのクリエイションをリセットしたのかも。人によっては"スピニング・トーホールド"のアルバムかもしれませんね。

01. Electric Soul Man
02.Tokyo Sally
03.Step Into The Light
04.All I Can Do Is Play The Blues
05.Spinning Toe-hold
06.I'm A Rambler
07.Frankie And Johnny
08.See You In The Night And Leave You At Dawn
09.Happenings Ten Years Time Ago

クリエイション







3,春夏秋冬/泉谷しげる (Elec) 1LP 100円
ここ至っての紅白出場にも驚かされましたが、NHKも話題作りに走ったなと感じたのも事実。それを感じとって微妙な対応でこなした泉谷氏もさすがでした。

ということで、その"春夏秋冬"のオリジナル録音、遠い昔72年のセカンド・アルバム。ファーストがライヴ盤だったので実質のスタジオ・デビュー作ですね。思えば、これとファーストが一番聴いたアルバム。久し振りに聴いてここまで全曲が頭に刷り込まれていることを知って我ながら驚きました。ふっと思い出しましたが、当時出た"春夏秋冬"のシングルはライヴ録音でしたね。
Side A
1. 地球がとっても青いから
2. ねどこのせれなあで
3. 狂走曲21番
4. 黒いカバン
5. 鏡の前のつぶやき
6. 帰り道
Side B
1. 春夏秋冬
2. 街はぱれえど
3. 化粧室
4. 君の席
5. 出船
6. 行きずりのブルース
7. きせつはずれ

Arranged By – 加藤和彦、木田高介
Acoustic Guitar – 加藤和彦
Electric Guitar – 高中正義
Drums & Congas – つのだひろ
Electric Bass – 高中マサヨシ
Piano – 加藤和彦
Percussion – プカプカ ブラスバンド
Vocals – 泉谷しげる

泉谷しげる

「黒いかばん」

Rural Blues

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1,Rural Blues:Goin' Up the Country/V.A. (Imperial) 1LP 600円
Imperialが60年代後半に編んだ「Legendary Masters Series」のVol.1。ニューオリンズものからボーカル・グループものまで出されていたシリーズで、かつて日本でもこのシリーズを元にして独自に編集し直したLPも東芝から出ていました。
本盤は46年から60年にかけてImperialとAladdinに吹き込まれた原盤を使ったテキサス〜ウエスト・コースト・ブルース集。

A1.Nathaniel Terry - Take It Easy
A2.Manny Nichols - Forgive Me
A3.Country Jim - Avenue Breakdown
A4.Lil' Son Jackson - Disgusted
A5.Thunder 'N Lightnin' - West Coast Blues
A6.Lightnin' Hopkins - Howling Wolf Blues
A7.Snooks Eaglin - Nobody Knows

B1.Nathaniel Terry - Don't Know Why
B2.Manny Nichols - Worried Life
B3.Country Jim - Philippine Blues
B4.Lil' Son Jackson - Thrill Me Baby
B5.Thunder 'N Lightnin' - Can't Do Like You Used To
B6.Lightnin' Hopkins - Can't Get That Woman Off My Mind
B7.Snooks Eaglin - By the Water

Rural Blues








2,Soul Blues/Lightnin' Hopkins (Prestige) 1LP 400円
3年ほど前にこれのCDをこちらで取り上げているのですが、LPが安かったので思わずまた手が出ました。勿論この値ですからOJC盤です。

以下 再掲
実は私が最初に買ったライトニンのアルバムがこれ。
忘れもしない新宿トガワにて。ウン10年前ですから当然Prestigeの濃紺レーベル/コーティング・ジャケ盤、1曲目にキズありで700円也(当時のこの値は中古盤としては破格値だったのです 〜 レコードは中古と云えどもとにかく高かった! 〜 勿論プレミア価格なんてのは無かった時代です)。

で、本盤。
ベース、ドラムスのリズム隊が付いてもマイペースなライトニンに合わせるのに必死で、ギクシャク・ギクシャクでその効果がまったく出ていない録音もあったりしますが、本盤ではジャズ系の腕っこきミュージシャンがスローの曲だとチト難はありますがアップテンポの曲では明らかに躍動感を生んでいていい感じです。
生ギターを使っていることも相俟ってあのドロリとした感触があまり無い至極平均的なライトニンが聴ける盤かなとも思いますが、ルディ・ヴァンゲルダーの手による録音の良さとも相俟って枯れた味わいが格別の盤かなと思います。

Lightnin' H.






3,Twist with Jimmy McCracklin (Crown) 1LP 100円
今でも中古で良く見かける70年代後半に日本ビクターが出した「ビクター・ブルース・1500・シリーズ」の一枚です。
60年代前半ツイストブームに便乗してのリリースもので、同主旨盤をCrownは沢山出していてジミー・ビーズリー盤をこちらで、ジョー・ヒューストン盤をこちらで取り上げております。このジミー・マクラクリン盤も同様で、ジャケットの裏面にはツイストのステップ図が載っています。が 勿論云うまでもなくすべてツイストとはまったく関係の無い内容です。

で 本盤は50年代半ばにModernに残した音源を編集したものでジミー・リード風の曲からラファイエット・トーマスのつんざくようなノケゾリ・ギターが聴ける曲(2曲あり)まで50年代の最上のウエストコースト・ブルースが聴けます。


Twist with Jimmy M.

シングル盤 Part-1

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ジャズから昭和30年代の歌謡曲まで、またまたごっそり仕入れた100円シングル盤。先ずはそのジャズ系盤をいろいろと。これはもうジャケ買いですね、完全に。

1,ライオネル・ハンプトン・カーネギー・コンサート第三集 (Decca) 45's
A面がHamp's Boogie Woogie B面がOh,Lady be Good 1945年N.Y.のカーネギー・ホールでのライヴ録音。LPと同様の厚紙を使ったジャケットがデザイン共々素晴らしいツクリのテイチク盤。50年代の終わりころに発売されたものでしょう。






2,ビリー・エクスタイン・ウィズ・メトロノーム・オールスターズ (MGM) 45's
A面がSt.Louis Blues B面がHow High The Moon 1953年録音。雑誌「メトロノーム」の読者投票で選ばれたオールスターメンバー参加盤。レスター・ヤング、ロイ・エルドリッジ、テディ・ウィルソン、マックス・ローチ..etc。
これもLPと同様の厚紙を使ったジャケットで、日本コロンビアからの発売盤。

ビリー・エクスタイン






3,ベニー・グッドマン・バンド (Victor) EP
4曲入り7" 45RPMのEP盤。
Side A
1,懐かしの南よ
2,アレクサンダース・ラグタイム・バンド
Side B
1,天使は歌う
2,グッド・バイ

B.G







4,二人でお茶を:ベニー・グッドマン・コンボ第4集 (Victor) EP
4曲入り7" 45RPMのEP盤。
Side A
1,二人でお茶を
2,何時かどこかで
Side B
1,美しの君よ
2,いとしのアイーダ
この2枚のベニー・グッドマンはいずれも日本ビクター発売盤。ビニールを被せたジャケットからしてこれも60年前後に発売されたものでしょう。

B.G






5,Sarah Vaughan (Bravo) EP
Side A
1,What a Difference a Day Made
2,A Hundred Years from Today
Side B
1,Lover Man
2,My KInf of Love
Pickwick Internationalの傍系レーベル英Bravoからの4曲入り7" 45RPMのEP盤。

サラ






6,ナット・キング・コール (Capitol) EP
見ての通り東芝のお馴染みコンパクト7。軽快な"ルート66"狙いで購入。
Side A
1,スターダスト
2,ペーパー・ムーン
Side B
1,ルート66
2,スウィート・ローレン

ナット・コール

シングル盤 Part-2 (昭和歌謡その1)

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ごそっと仕入れた100円シングルのパート2、昭和歌謡その1。
ほぼ曲は知らないのですが、この色使い、イラスト、タイトル処理とかのデザイン、郷愁の曲タイトル等々に惹かれの衝動買い。ということで購入動機は極めて不純、あしからず(笑)


1,東京って何さ b/w 嘘つき波止場/松山恵子 (東芝) 45's
今回この一枚に出会わなかったらこの手のシングルをこんなにごそっと買うことも無かったかも。
上京したはいいけれど東京に馴染めず故郷に思いを馳せる.....そんな今も昔も普遍のテーマを持つ曲にこのタイトルを付けて、黒を基調にしたこのデザインにタイトル処理、少女に銀座四丁目そして遠くには故郷の山々を配したこのイラスト、完璧です。参りました。61〜62年頃の作でしょうか。






2,さすらい b/w アキラのホイホイ節/小林旭 (コロンビア) 45's
60年9月の発売クレジットのある一枚。歌に映画にアキラの全盛期なのでしょう。B面の"アキラのホイホイ節"は大滝さんの企画/構成/選曲/リマスタリングによる例の企画アルバム「アキラ1」お馴染みでした。右上にさりげなく配したハートが何ともいいアクセントに。

さすらい







3,俺の涙は俺がふく b/w 霧の峠/美樹克彦 (クラウン) 45's
男気溢れるタイトルが凄いですね。65年のクレジットがあります。この曲が美樹克彦としてのデビュー曲だそう。"回転禁止の青春さ"とか"赤いヘルメット"とか気になるタイトルの曲を残しています。"恋の台風第一号"がかつてこちらで取り上げたCDで聴けました。

美樹克彦

俺の涙は俺がふく / 美樹克彦









4,高校騎兵隊 b/w 虹は消えても/三田明 (ビクター) 45's
63年のデビュー曲"美しき10代"をかつてこちらで取り上げておりました、三田さん。
しかし、この"高校騎兵隊"っていったい何? 作詞は川内康範、インパクトありすぎのタイトルですね。64年発売盤。


高校騎兵隊







5,ナイト・イン・六本木 b/w 純愛のバラード/三田明 (ビクター) 45's
こちらは68年9月のクレジット、三田さんも高校も卒業してぐっと大人になって六本木で遊ぶようになります(笑)

六本木







6,マァいろいろあらァな b/w 東京の田舎っぺ/東京ぼん太 (コロンビア) 45's
居ましたね、こんな人が。何をやっていた人なのか具体的なことはさっぱり覚えていませんが、この名と顔はほんのりと覚えております。芸人さんかな。66年12月発売。

ぼん太


東京ぼん太 東京の田舎ッペ

シングル盤 Part-3 (昭和歌謡その2)

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1,大都会の恋人たち b/w 雨をうけたら/江夏圭介・酒井和歌子 (コロンビア)45's
このタイトルにこのジャケ写、いいですねぇ。まぁまるで山内賢・和泉雅子コンビの二番煎じではあるのですが。
酒井和歌子は若大将シリーズに星由里子の後を受けて出ていましたね。一方の江夏圭介はどうしたのだろう、その後はその名も聞かなかったような。

大都会











2,涙くんさようなら b/w リンデンバウムの歌/和田弘とマヒナ・スターズ (ビクター)45's
wikiをそのまま引用すると「1965年5月15日に、坂本九のシングル曲として発売。坂本九盤の発売当初はさほどヒットしなかったが、同年9月にジョニー・ティロットソン(英語版)がシングル曲として英語と日本語でカバーして大ヒット(英題は「Goodbye Mr. Tears」)。同年12月に和田弘とマヒナスターズが、1966年4月にジャニーズ(曲名は「涙くんさようなら」)がそれぞれシングル曲として発表し、競作となった」
後年ジョニー・ティロットソンのファンになった私にはそのつたない日本語ヴァージョンが一番です。

涙くん











3,チャペルに続く白い道 b/w 君のひとみ/西郷輝彦 (クラウン) 45's
64年4月発売のクレジット。
wikiを見るとデビューは64年2月"君だけを"。これはそれに次ぐ2枚目のシングルだそう。素朴すぎるジャケ・デザインがいいですね。

チャペル







4,星空のあいつ b/w みんな好きだよ/西郷輝彦 (クラウン) 45's
上記盤から2か月後、64年6月発売のクレジット。太陽のあいつ、とかとか、そんタイトルが当時よくあったような。いい感じの青春歌謡ですね。

星空のあいつ










5,十七才のこの胸に b/w 純情の丘/西郷輝彦 (クラウン) 45's
この時西郷さんはまだ17才なのだろうか、前作の上記盤からこれまたたった2ヶ月しか経っていない64年8月発売のクレジット。この4か月に3枚のシングル・リリース、wikiを見れば、デビューしたこの64年には8枚、翌65年には13枚ものシングルを出しています。まったく驚きのリリースですね。
A面B面ともに絵にかいたような純愛ソング。

十七才のこの胸に







6,星と俺とできめたんだ b/w 銀の雨降る煉瓦道/西郷輝彦 (クラウン) 45's
65年8月の発売クレジット。これも何とも凄いタイトル! 恋人をだまってアイツに譲って俺は一人旅に出る、それもこれも決めたのは俺と星、だ、そうーな。B面はうって変わって僕と君が仲良く歩くのは雨がそぼ降る煉瓦道、と、幸せいっぱい謳歌。この落差が堪りませぬ(笑)

星と俺



シングル盤 Part-4 (昭和歌謡その3)

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ということで、昭和歌謡シングルの3回目。今回は70's女性アイドル中心に。


1,ある事情 b/w あなたのネクタイ/小林麻美 (東芝) 45's
74年10月発売、4枚目のシングルだそう、作詞:安井かずみ/作曲:筒美京平のなかなかの名曲かと。デビュー曲は72年の"初恋のメロディー"。スパイダースのリーダーにしてタモリのボスが旦那さんでしたね。ちょっと陰のある綺麗なお方でした。









2,白馬のルンナ b/w 雨の日には/内藤洋子 (コロンビア) 45'
このシングルを見ると80年代の初め頃だったかコロンビアが出していたLP(後にCD化も)「恋すれど廃盤シリーズ」を思い出します。下世話な話題で喜多嶋舞の母親として再びその名がメディアを賑わしたのも記憶に新しいところ。

内藤洋子

内藤洋子







3,好奇心 b/w 十五の素顔/黒木真由美 (キング) 45's
75年3月発売のデビュー曲。そのインディアン・スタイル、記憶にありますねぇ。

黒木真由美






4,おしゃれな土曜日 b/w 憧れ/ミミ (コロンビア) 45's
ミミ萩原の名でプロレスラーをやっていたことのほうが知られるかも。この曲は73年10月発売のデビュー曲、どこでどう聴いたのかのかはまったく記憶にないのですが、曲自体はもうバッチリ覚えています。そこそこ流行ったのかな。

ミミ











5,素敵なラブリー・ボーイ b/w 何故あなたは/林寛子 (キャニオン) 45's
75年9月発売、作詞:千家和也/作曲・編曲:穂口雄右、この作曲家はキャンディーズ等で知られる大作曲家ですが確かアウトキャスト出身ですよね。で この曲は林寛子の6枚目にして最大のヒット曲だそうです。この頃の人力バックの歌謡曲、今聴くといいですねぇ。

林寛子










6,恋のマグニチュード b/w 港・ヨコハマ・赤い靴/横須賀昌美 (ワーナー・パイオニア) 45's
81年4月発売盤。資生堂やロッテのモデルを経てこの歌手デビューであったそうな。

横須賀昌美




シングル盤 Part-5 (昭和歌謡その4)

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ごそっと仕入れた100円シングル、昭和歌謡の最終回です。

1,ただそれだけ b/w 待つ/君夕子 (東芝EMI) 45's
もちろん、もちろん、上村一夫先生のイラスト狙いでの購入。1977年発売、小林亜星作曲のドがつく演歌です。






2,恋の星座 b/w ロスト・ラヴ/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ (ビクター) 45's
75年発売のブルー・コメッツ! それもコロンビアではなくビクターからのリリース。こんなのあったのですね、メンバー表記は無いのですが写真を見ると女性を含む7人組、オリジナル・メンバーはジャッキーさんと小田さんのみのようです。いうまでも無くそのサウンドに過日の面影はありません。


BC


BC






3,クリスマスイヴ/加山雄三 (東芝) 7" EP
66年発売、加山さんの4曲入りコンパクト7、クリスマス盤。「ジングルベル b/w ぼくのクリスマス」と云うカップリングのシングル盤も出ていました。"クリスマスイヴ"と"ぼくのクリスマス"が加山さんのオリジナル・クリスマス・ソング、如何にも如何にもの出来ですね。

Side A
1,クリスマスイヴ
2,ジングルベル
Side B
1,ぼくのクリスマス
2,聖しこの夜

加山











4,夢よもういちど/真木ひでと (CBSソニー) 1LP 100円
これはLPですが、まぁ、同時に買ったものにて、ここに。
野口ヒデト改め真木ひでと、CBSソニーに移籍しての75年再デビュー作。これは見事なカムバック作でしたよね。演歌ではあっても確かに感覚は新しかったし。
素朴なツクリにチト驚くオフィシャルサイトがこちらに。

真木

真木

Strip Along with Us

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1,Strip Along with Us:Authentic Strip Music for the Discriminating Stripper (Strand) 1LP 300円
1962年に発売されたストリップ音楽集。実は中身には期待せず、まったくのジャケ買い.......のつもりだったのですが、いざ針を落としてみると、これが面白い! なんとライヴ仕立て(疑似でしょうが)、さほど上手くない生バンド(テナーサックスにピアノのカルテット)の演奏に、出演者と観客を煽り立てるMC、グラスがぶつかる音に歓声がギャーギャー、もう臨場感たっぷり。ただし、喘ぎ声等は入っていません(笑)
因みにジャケットのモデルはMiss Libby Jones,The Park Avenue Playgirl.

Side A
1,A PRETTY GIRL IS LIKE A MELODY
2,MISTY
3,SOPHISTICATED LADY
4,BLUES IN THE NIGHT
5,NIGHT TRAIN
Side B
1,HARLEM NOCTURNE
2,TEMPTATION
3,BASIN STREET BLUES
4,MY HEART BELONGS TOP DADDY
5,MOOD INDIGO

シングル盤 Part-6 (和物フォーク編)

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1,単線電車 b/w 旅の終わるとき/伊東憲二 (クラウン) 45'S
否応なしに「俺たちの旅」とかのシリーズ、一連の中村雅俊のヒット曲を思い起こさせる一枚。勿論知らない人ですし知らない曲なのですが、そんな郷愁を思い起こさせてくれ思わず購入。
帰って歌詞を見れば予想通りの「江ノ電」ものでした。






2,恋は風に乗って b/w 悲しい街角/五つの赤い風船 (ビクター) 45's
ビクターのSFシリーズの10番。71年10月発売盤。ただ、"恋は..."は69年に"遠い世界に"のB面で出たものの再発。その"遠い世界に"はSFシリーズの11番で再発されています。
両面曲共に当時の西岡たかしの楽曲を代表するようなものですね。

風船












3,秋の扉 b/w 旅の童話/日暮し (ビクター) 45's
ムサイ男2人にまったくそぐわない清純そうな女性が写ったコロンビアから出ていたファースト・アルバムが妙に印象に残っているこのグループ。リーダーの武田清一がRCサクセションの前身バンドで忌野清志郎と一緒に活動していたという情報も当時から知られていました。
ただ 肝心のその音楽のほうはアルバムを聴いてもピンとこず、殆ど記憶には残っていません。調べてみれば73年から79年まで活動していて当初のコロンビアから77年にビクターに移籍、そこで唯一のスマッシュヒット"い・に・し・え"が生まれています。その清純そうな女性は後にソロになって"サンセット・メモリー"をヒットさせる杉村尚美。
で 本盤はビクターに移っての4枚目のシングル、78年9月の発売。プロデュースとアレンジは星勝。ギターに高中正義が参加。当時の所属事務所の(株)りぼんにはRCサクセションもいたはず。
なんと昨年、コロンビア時代のアルバム3枚がCD復刻されていました。

日暮し











4,ともだちがかわるとき b/w もし僕が結婚したら/ザ・ムッシュ (キング) 45's

ムッシュ



5,泣き虫ロポポ b/w あなたんpすべてを/ザ・ムッシュ (キング) 45's
72年と73年発売のシングル。たとえば上記の日暮しがそうであるようにこの時代のこの手のグループはたいていが記憶にあるのですが、このザ・ムッシュはなんとなくLPは見たことがあるかな、くらいの記憶。今回調べてみたら関西を中心に活動していたグループのようですね。
あの時代を代表するようなホノボノ系青春フォークですね。


ムッシュ



シングル盤 Part-7 (洋楽オールディーズ編)

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1,ダム・ダム・ディ・ダム b/w 恋のティアワナ/ジョニー・シンバル (東芝) 45's
"ミスター・ベースマン" "ティーンエイジ・ヘヴン"に次ぐ63年の3枚目のシングル。この次にリリースされたのがかつてこちら"で取り上げた"ぼくのマシュマロちゃん。
B面の"恋のティアワナ〜Surfin' at Tia Juana"はかつてサーフィン・ソングとして話題になってもう聴きたくて聴きたくて、欲しくて欲しくてたまらなかったという思い出深いシングル(30年も前の話ですがついぞ入手できず、今になって100円で入手できるとは!)。

















3,クライング・イン・ザ・チャペル b/w 天の主を信じて/エルヴィス・プレスリー (ビクター) 45's
"スイムでいこう"とか"いかすぜこの恋"と同じく65年の大ヒット曲。元々はソニー・ティルとオリオールズのヒット曲。"涙のチャペル"の邦題でも知られる曲ですね。

チャペル










4,ダイアナ/ポール・アンカ (キング) 7" EP
我が国で洋楽オールディーズの代表曲って云ったら先ず挙がるのがポール・アンカのこの"ダイアナ"とニール・セダカの"恋の日記"それにコニー・フランシスの"ヴァケイション"ではないでしょうか。
ということで、本盤はその"ダイアナ"を目玉にし、そのほか3曲も大ヒット曲という豪華4曲入りのEP。発売は1963年。
Side A
1,ダイアナ
2,ユー・アー・マイ・ディスティニー
Side B
1,マイ・ホームタウン
2,クレイジー・ラヴ
"ユー・アー・マイ・ディスティニー"は"君は我が運命"の邦題で知られるはず、この後にこの邦題が付いたのかな?
ABC Paramaountの販売権がキングからビクターに移ってリリースされた同じく"ダイアナ"をメインにしたEPをかつてこちらで取り上げています。

ダイアナ






5,天使のハンマー b/w アンチェイン・マイ・ハート/トリニ・ロペス (ビクター・ワールド) 45's
"ハンマー・ソング"としても知られるこの曲、元々はピート・シーガーとリー·ヘイズの共作で公民権運動などの市民運動の支援のため歌い継がれた曲。1962年にピーター· ポール&マリーがヒットさせて、63年に再度このトリニ・ロペスがヒットさせたもの。私はといえばアストロノウツがライヴアルバム「若さで行こう〜Everything A-OK」で演っていたものが一番のお馴染みです。今回このトリニ・ロペス・ヴァージョン(これもライヴ録音です)を聴いてびっくり。アストロノウツはこのトリニ・ヴァージョンをまんまコピーしていたのですね、浅はかにも知りませんでした。B面の"アンチェイン・マイ・ハート"はレイ・チャールズのヒット曲ですが、これまたアストロノウツがカバーしていますね。

ロペス


シングル盤 Part-8 (洋楽モロモロ編)

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1,ジャニー・ギター(大砂塵) b/w 終着駅(ローマの秋)/ペギー・リー&ヴィクター・ヤング楽団 (テイチク) 45's
今回続けているシングル盤お買いもの集のPart-1で何枚か取り上げた国内盤でありながら厚紙を使った米国盤のようなジャケットを持つシングル盤。これもそんな一枚、50年代の終わりころに出たものでしょう、裏面を見なければまるで米Decca盤に見えます。
で 中身はペギー・リーがヴィクター・ヤングと組んで歌ったサントラ名曲集、ですね。






2,続荒野の用心棒 b/w さすらいのジャンゴ/O.S.T. (キング) 45's
マカロニ・ウエスタン全盛期のフランコ・ネロ主演映画のサウンド・トラック。
あれ? 出演者がまったく違う と思ったら、「続」とついていても「荒野の用心棒」とはまったく関係の無い作品でした。

ジャンゴ

ジャンゴ














3,ロシアより愛をこめて b/w 詩人と預言者/ヴィレッジ・ストンパーズ (コロンビア) 45's
63年に"ワシントン広場の夜はふけて"を大ヒットさせたフォーク・ディキシー・バンドが演奏した映画「007/危機一発」のテーマ曲。かつてそのワシントン広場のアルバムはこちらで取り上げております。

ロシア






4,星影のギター b/w 貴方にひざまづいて/エンニオ・モリコーネ楽団 (ビクター) 45's
イタリアの映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネ。ですが、このA面曲は映画曲ではないようです。

モリコーネ







5,クリスマス・ウィズ・プラターズ (ビクター) 7"EP
4曲入りのEPですが、この同じジャケット・デザインのLPをかつてこちらで取り上げています。
Side A
1,ホワイト・クリスマス
2,赤鼻のトナカイ
Side B
1,イングル・ベル
2,ブルー・クリスマス

プラターズ







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