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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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T.S.Bonniwell - Dave Davis - Clannad

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1,Close/T.S.Bonniwell (Real Gone Music) 1CD 800円
"Talk Talk"のヒットで知られるポップでサイケでガレージなバンド、ミュージック・マシーンの中心人物だったSean BonniwellがT.S. Bonniwell名義で1969年にCapitolからリリースした唯一のアルバム。
ミュージック・マシーンはガレージの凶暴性をそのままにメロディックなメロディを持ったカッコいいバンドでした。で 全曲自作のこのソロ・アルバム、美しいオーケストラアレンジに乗って朗々と歌う夢幻の世界とでもいいましょうか、有り体に言うとソフト・ロックにアシッド・フォークをぶっかけた感じ、かな。

Bonniwell










何故か全員が右手に黒手袋をしてダークなイメージがウリだったミュージック・マシーン









2,Rock Bottom/Dave Davis (Sanktuary/Koch) 1CD 100円
97年11月N.Y.はボトム・ラインでのライヴ録音盤。デイヴ・デイヴィスのソロ作というと先ずは"道化師の死"、そして80年のバーコード男のジャケの「AFL1-3603」くらいしかまともに聴いたことが無いというテイタラク、が このライヴ盤の小気味良さには一発でやられました、歌にギターに大張り切り!
1. Need You
2.She's Got Everything
3.Beautiful Delilah
4.Creepin Jean
5.Good To See Yer!
6.Look Through Any Doorway
7.Love Me Till The Sun Shines
8.Tired Of Waiting
9.The Kiss (Spoken Interlude)
10.Milk Cow Blues
11.Imagination's Real
12.Dave's Got His Reading Glasses (Spoken Interlude)
13.Wicked Annabella
14.Picture Book
15.Death Of A Clown
16.All The Kinks Songs (Spoken Interlude)
17.Too Much On My Mind
18.Strangers
19.Psycho Lounge
20.One Night With You
21.Living On A Thin Line
22.All Day And All Of The Night
23.Encore
24.Money
25.David Watts
26.I'm Not Like Everybody Else
27.You Really Got Me

Dave

Dave







3,Clannad in Concert (Shanachie) 1CD 100円
エンヤの実姉がリード・ボーカルを務めていることでも知られるアイルランドのクラナド、78年のライヴ盤。アコースティックな楽器群の響きと柔らかく伸びのある歌声が美しいそのリード・シンガー、モイア・ブレナンの歌声とそれをさりげなくサポートするコーラスが何と言っても魅力的。何度も演奏を残しているアイリッシュ民謡"Down By The Sally Gardens"がやはり耳に残ります。

Clannad






シングル盤 Part-9 (洋楽乙女歌手編)

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1,朝まで踊って b/w サンシャイン・ボーイ/ヴィッキー (Fontana) 45's
"恋はみずいろ" "待ちくたびれた日曜日"に続く68年の3枚目のシングル。両面ともに英詩でアメリカンポップスっぽい曲。



2,恋はみずいろ:ヴィッキー恋を歌う (Fontana) 7" EP
で こちらは出世作"恋はみずいろ"をフューチャーした4曲入りEP。この曲は多分日本では一般的にポール・モーリアのインスト・ヴァージョンで知られる(ロックファンにはジェフ・ベックかな)と思うのですが、最初に録音したのはこのヴィッキーだったのですね。
ウィキ曰く「はじめはヨーロッパで、ユーロビジョン・ソング・コンテスト1967においてギリシャ出身でまだ10代だったヴィッキーのフランス語歌唱で発表され4位に入賞。 翌年にはポール・モーリア編曲のインストゥルメンタルバージョンがヒットチャート5週連続1位を獲得するなど爆発的にヒット」なんだそう。いや、恥ずかしながらこれは知りませんでした。
"待ちくたびれた日曜日"は67年10月から11月にかけて来日した時に録音したもので日本語詞。"恋はみずいろ"のヒットでいきなり来日して日本語詞の曲を録音、それが第2弾シングルとは物凄い力の入れようですね。"星空のマサチューセッツ"は勿論ビージーズのカバー、何故か頭に"星空"が。マイク真木のザ・マイクスがやはりこの曲を"星空"に付けてシングルを出していましたね。
Side A
1,恋はみずいろ
2,輝く太陽
Side B
1,待ちくたびれた日曜日
2,星空のマサチューセッツ

ヴィッキー


この映像がそのお披露目となったユーロビジョン・ソング・コンテスト1967ものかな












3,いつも心に太陽を b/w レッツ・プリテンド/ルル (東芝) 45's
67年に公開された英国の同名映画のタイトル・ソング。このシングルは72年になって再発されたもの。オリジナル・シングルはかつてこちらで取り上げております、詳細はそちらをご参照。シングルが再発されたってことは72年にこの映画は再公開されたのかな?

ルル







4,リトル・バード b/w ナイスン・イージー/ナンシー・シナトラ (Reprise) 45's
昨年の12月にDLオンリーながら未発表曲を集めたしっとりとした素晴らしいニューアルバムを出していたナンシー・シナトラ。今もお元気なのかな。
で こちらはカントリー・シンガーJ.D. Loudermilkの曲、マリアンヌ・フェイスフルとかナッシュビル・ティーンズといった英国勢がヒットさせお馴染みですね。このナンシーのヴァージョンはひょっとしたら日本だけのシングルカットかもしれません。B面はお父様でお馴染みのスィング曲。

ナンシー






5,悲しき恋心:ザ・ショッキング・ブルー・ベスト6 (Polydor) 7" EP
エキゾチックなマリスカ・ヴェレスがいるので「乙女編」に入れました。
7インチのEPながら6曲も入った、71年12月発売盤。6曲中5曲がシングル・ヒット曲、これはお徳用盤ですね。ちなみに定価600円。
Side A
1,悲しき恋心
2,ショッキング・ユー
3,グッド・サリー
Side B
1,悲しき鉄道員
2,炎の中のお前
3,ヴィーナス

悲しき恋心

悲しき恋心






6,恋のフィーリング b/w 星空の天使/カプリコーン (Epic) 45's
"ハロー・リバプール"のヒットでも知られるロンドンの3人組ポップグループ。73年の世界歌謡祭に出場して見事優勝を飾った曲がこの"恋のフィーリング"。このシングル、ジャケットがもう一つあってそちらは世界歌謡祭でのステージ写真を使ったもの。グランプリを取ったことで急遽作り直したのでしょうね。

フィーリング


シングル盤 Part-10 (洋楽編その1)

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1,きみの友だち b/w 目を閉じてごらん/ジェイムス・テイラー (WB) 45's
云わずと知れた1971年発表キャロル・キングの名曲、ですね。アルバム「マッド・スライド・スリム」からのカット。











4,クロコダイル・ロック b/w にわとこのワイン/エルトン・ジョン (東芝) 45's
実はエルトン・ジョンは大の苦手、このブログでもたぶん一度も登場していないはず。が この曲だけは唯一大好きなのです。

クロコダイル・ロック










5,遥かなる道 b/w ドリーム・クィーン/ショーン・フィリップス (A&M) 45's
(財)ヤマハ音楽振興会が主催していた第4回世界歌謡祭〜World Popular Song Festival in Tokyo '73への参加作品。当時の記録をみるとこの曲はグランプリ2歌唱賞を受賞したそうな。因みにこの時のグランプリ曲は小坂明子の"あなた"。ショーン・フィリップスは知らなくてもそれは知ってるよ、って人が殆どでしょうね、もちろん、私も。

ショーン

シングル盤 Part-11 (洋楽編その2)

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1,恋のブーガルー b/w トゥー・マッチ・トーク/ポール・リヴィアーとレイダース (コロンビア) 45's
68年4月発売。同年に本国で発売されたアルバム「Goin' to Memphis」からのシングルカット(日本のみ?)。曲はファンタスティック・ジョニーCのカバーですね。このアルバムはタイトルに偽りなしで実際にメンフィスのアメリカン・サウンド・スタジオに乗り込んでチップス・モーマンとテリー・メルチャーの共同プロデュースで制作されたアルバムでした。B面の"Too Much Talk"はメンフィス録音ではなく本国ではこの年に初めにスマッシュヒットした曲。これってアタマのメロディーが"ペーパー・バック・ライター"に似ていると思うのは私だけ?










2,L.O.D. b/w 小雨降る日/レーンとリー・キングス (テイチク) 45's
リー・キングスといったらもうこれしかない"ストップ・ザ・ミュージック"。これはそれに次ぐ66年8月発売の第2弾シングル。これは売れなかったでしょうね、打って変わって何のマジックも無い平凡な曲ですもの。L.O.DとはLove On Deliveryの略。

リー・キングス











3,自由への讃歌 b/w 私の世界/ザ・ラスカルズ (日本グラモフォン) 45's
時代を感じさせるメッセージを持つ68年11月発売のシングル。ラスカルズの名を知ったたぶんはじめての曲がコレなので思い入れもひとしおの一曲。

Rascals










4,ファイアー b/w レスト・キュア/アーサー・ブラウン (日本グラモフォン) 45's
"I am the God of Hell Fire and I will Bling You, FIRE!!!"の雄叫びで始まる衝撃の曲。グショグショ顔面メークにアタマが燃えてる写真もその衝撃を倍加させていました。68年11月発売、あの時代を代表するヒット曲でしょう! 実は見てくれだけでなく中身もかなりアヴァンギャルドな人でアルバムはちーとも楽しめなかったというのも今はもう昔のお話。

Fire





シングル盤 Part-12 (洋楽編その3)

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1,地獄の叫び b/w アイ・ネバー・ハド・イット・ベター/ミッチ・ライダーとデトロイト・ホィールズ (東芝) 45's
日本では"リトル・ラテン・ループ・ルー" "悪魔とモリー" "悲しき叫び"につぐ4枚目のシングル。どっちが先の入手だったかの記憶は定かではありませんが、この"地獄の叫び"と"悪魔とモリー"の中古シングルを買ったのがミッチ・ライダーとの出逢い。一発でやられたもののLPはまったく入手困難。New Voiceからの3枚のLPを入手出来たのは70年代も後半頃だったか。今も胸が打ち震えるボーカルとバンド・サウンドです。

"悪魔"と"地獄"ともう1曲"Jenny Take a Ride"の3曲が一番の代表曲で最高傑作だと思っているのですが、この"ジェニ・ジェニ"と"CCライダー"をドッキングさせた邦題"ジェニ・ジェニNo.2"は日本ではなんと"リトル・ラテン・ループ・ルー"のB面で発売されていてA面では出ていないという事実(70年代に再発はあったかも)、これには驚きました。

ミッチさん、今も健在で一昨年のライヴもCD化されています。何故かウィールズ時代の曲は一切なくてジミ・ヘンドリクスの"Voodoo Child"や"Wind Cries Mary"歌っているのが印象的。ただ、60年代当時の臭みが無くなってただ上手いシンガーになってしまったなぁ、という感も。
詳細こちらで。













2,ベンド・ミー・シェイク・ミー b/w マイ・ガール/ジ・アメリカン・ブリード (日本ビクター) 45's
かつてこちらでActaからの2枚目から4枚目までのLPを取り上げたことのあるアメリカン・ブリード。その一番のヒット曲が68年のこれ。大好きな曲。B面はテンプスのあの超有名曲のカバーです。

American Breed










3,雨に消えた初恋 b/w リバー・ブルー/ザ・カウシルズ (日本グラモフォン) 45's
さて、この長きに渡ったごそっと買った100円シングル特集のトリを飾るのはカウシルズのこの曲。もう何百回、何千回と聴いてきましたが絶対に色褪せないエヴァー・グリーンの名曲中の名曲。

昔からよく云われる「牛も知ってるカウシルズ」、この曲のヒットを受けて大橋巨泉が自身が司会をしていたTV番組「ビート・ポップス」で流行らせたもののはず。この曲とか上記の"ベンド・ミー・シェイク・ミー"をを聴くと毎週土曜午後3時から放送されていたこの「ビート・ポップス」を強烈に思いだします。

Cowsills



The Happnings with The B.T.Puppy Records

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1,ハプニングス・ゴールデン・ヒッツ (キング) 1LP 800円
1968年キング・レコードから発売されたハプニングスのベスト盤。メンバーのイラストのみ同内容の米盤から持ってきてタイトル処理からイラスト周りの修飾は日本独自というジャケットデザインが最高です。同じ68年頃に同じキングから出ていたテン・イヤーズ・アフターとかタートルズとかの日本独自ジャケットのデザインとタイトル処理とか酷似、同じデザイナーさんの手によるものなのでしょう。

で ハプニングス、"ライオンは寝ている"のミリオン・ヒットで知られるトーケンズが主宰していたレーベルB.T.Puppyから"See You In September"とか"I got Rhythm" "Go Away Little Girl" 等々のヒット出していたボーカル・グループ。かつてこちらでそのトーケンズとのカップリング・アルバム、こちらで英Sequelからのベスト盤CDを取り上げたことがありました。

1. I Got Rhythm
2. Sealed With A Kiss (ハートにキッス)
3. Breaking Up Is Hard To Do (悲しき慕情)
4. Go Away Little Girl (かなわぬ恋)
5. Tea For Two
6. Randy
7. See You In September
8. Girl On A Swing
9. Goodnight My Love
10. My Mammy
11. Why Do Fools Fall In Love (恋はくせもの)
12. Music Music Music

Happnings
















2,Night Time Music:The B.T.Puppy Strory/V.A. (Rev Ora) 1CD 700円
で こちらのコンピレーションCDは上記ハプニングスが在籍していてトーケンズが設立/運営をしていたレーベルB.T.Puppyの知られざるハーモニー・ポップ盤を集めたもの。
ビジネス的にはトーケンズとハプニングスだけでもっていたレーベルでそのほかの情報はトンと響いてこなかったのですが、実はトーケンズが標榜していたハーモニー・ポップを体現したグループがハプニングスの他にも沢山在籍したレーベルだったことが今になってわかる素晴らしい編集盤です。
その名を聞いたことのあるグループというとWhite Doo-Wopを代表する名曲"Denise"のRandy & The Rainbowsのみですが、いざ聴いてみれば60年代も後半に差し掛かる頃からの録音ものが多いようで、そこはかとないサイケ風味をまぶした素晴らしいハーモニー・ポップの1曲目から60年代ポップスのファンならもうズッポシ、私のようなサイケ好きも思わずニンマリの楽曲多し。
1. Love Affair Of Two Happy People- The Sundae Train
2. Sing Sweet Barbara - The Sundae Train
3. Scenes - The Scene
4. First Spring Rain - We Ugly Dogs
5. I Wanna Be - The Sundae Train
6. Mister Snail - Margo Margo Medress & Siegel
7. Wake Up - The Sundae Train
8. Poor Man - Canterbury Music Festival
9. Amandas Man - Amanda Ambrose
10. Sweet Pajamas - The Rock Garden
11. Oh To Get Away - Randy & The Rainbows
12. Green Plant - The Steeple People
13. Oh Kathy - The Steeple People
14. Girl On A Swing - Bob Miranda
15. Night Time Music - The Majic Ship
16. I Could Be - The Tokens
17. So Glad - Beverly Warren 
18. Ill Be Seeing You - Randy & The Rainbows
19. Perhaps The Joy Of Giving - The Rock Garden
20. Peace - The Lollipop Tree



B.T.Puppy

B.T.Puppy
















Johnny Rivers At Whisky A Go Go

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1,At Whisky A Go Go/Johnny Rivers (Liberty) 2LP 100円
ジャケットは東芝制作に間違い無いでしょうが、中身は米盤の流用化かもしれません。カフェ・オ・ゴー・ゴーでのライヴ作品から選曲/編集した24曲入りの2枚組LP。
邦題は「デラックス・ダブル・ウィスキー・ア・ゴー・ゴーのジョニー・リヴァース」。

元になったのは64年のデビュー盤から67年までのウィスキー・ア・ゴー・ゴーでのライヴ盤。
「At the Whisky à Go Go」
「Here We à Go Go Again!」
「Meanwhile Back at the Whisky à Go Go」
「...And I Know You Wanna Dance」
「Whisky A Go-go Revisited」
の5枚で発売順に収録してあります。
自身のボーカルにギター、これにベースにドラムス、場合によってピアノをプラスというシンプルな編成、Mr.Go-Goと云われていた頃の集大成的LPですね。

Side A
1,メンフィス
2,オー・ロンサム・ミー
3,ロウディ・ミス・クロウディ
4,ウィスキー・ア・ゴー・ゴー
5,ウォーキン・ザ・ドッグ
6,ラ・バンバ〜ツイスト・アンド・シャウト

Side B
1,メイベリン
2,ハイ・ヒール・スニーカーズ
3,キャント・バイ・ミー・ラヴ
4,ミッドナイト・スペシャル
5,ロール・オーバー・ベートーベン
6,ジョニー・B・グッド

Side C
1,セヴンス・サン
2,ダンス天国
3,スージーQ
4,スタガ・リー
5,アップ・タイト
6,ワーク・ソング

Side D
1,ザ・スネイク
2,秘密諜報員
3,シー・シー・ラーダー〜モジョ・ワーキン
4,サニー
5,ハード・デイズ・ナイト
6,男が女を愛するとき

Rivers

Rivers











今年1月のライヴ映像がありました。まるで現役! 私の大好きなSnakeを。


Johnny Rivers 1972-73

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UA時代のジョニー・リヴァース、内容は抜群でファンは結構いるはずなのにそのアルバムはレコ屋店頭では妙にないがしろにされていますね。東芝盤と遭遇したので2枚救済しておきました。

1,Blue Swede Shose/Johnny Rivers (UA) 1LP 100円
タイトル・ソングがスマッシュヒットした73年のアルバム。A面が1955 to 1965、B面がBoogie Sideと名付けられロックンロールとR&Bの比較的知られた曲のカバーがズラリと並ぶ一作。A面はカール・パーキンスからバーズ、ニール・ダイアモンドと共通性があまりない選曲なので恐らくはジョニーさんのフェイヴァリット曲なのでしょう。B面はかなりホットなR&B〜ブルース、これをL.A.トップのミュージシャンが寄ってたかって演るのだから堪りません。ソフィステケイトされていつつも熱い!
Side A
1955 - 1965 :
1. Blue Suede Shoes
2. medley: Searching - So Fine
3. It's All Right
4. Hang on Sloopy
5. I'll feel a whole lot better
6. Solitary Man

Side B
Boogie Side :
1. Over the Line
2. Willie and the Hand Jive
3. Got My Mojo Workin
4. Turn on Your Love Light

意外と知られていないのが、このジャケット仕様。実はジャケット中央のジョニーさんのポートレイトはめくれるように貼ってあって、中にはタイトル通りの青いスェードの靴が。オマケにそのめくれるポートレイトはポスト・カードになっているのです。更に、アルバムタイトル、ポートレイトの縁取り、その青い靴、これがエンボス仕様。この凝った仕様が国内盤ではどうなっているのかを知りたくて今回この東芝盤を買ったようなもの。東芝さん頑張りました、米UA盤とまってく同じ仕様で作ってありました! 因みにライナーは木崎義二さん、73-6のクレジット。

Johnny











2,L.A.Reggae/Johnny Rivers (UA) 1LP 100円
で こちらは上記作の一つ前、72年にリリースされたもの。邦題「レガ・ロック:ジョニー・リヴァースの新しい世界」。
Reggaeを「レガ」と読んでしまうそんな時代出た一枚ですが、アルバムタイトルに持ってくるほどにレゲエ・リズムは出てきません、軽く感じられるのはポール・サイモンの"母と子の絆"くらいのもの。ヒュイーイ"ピアノ"ルイスのニューオリンズR&B"ロッキン肺炎ブギウギ流感"、チャック・ベリーの"メンフィス"の再演、ヴァン・モリソンの"ブラウン・アイド・ガール"、エディ・フロイドの"ノック・オン・ウッド"、J.J.ケイルの"クレイジー・ママ"と相変わらず選曲センスが光るそそるカバー曲にオリジナルが半数、どれもキチっと作られた新しい時代のL.A.ロックンロール。昔から大好きなアルバム。

Side A
1. Rockin’ Pneumonia Boogie Woogie Flu
2. Knock On Wood
3. Brown Eyed Girl
4. Memphis ’72
5. On The Borderline
6. Come Home America
Side B
1. Stories To A Child
2. Mother & Child Reunion
3. Crazy Mama
4. New York City Dues
5. Life Is A Game
6. Use The Power

これまた変形ジャケットで内ジャケがリバーサルフィルムで外ジャケがそのフィルムのマウント、となっています。こちらも東芝さん、米盤通りに作っています。こちらのライナーは小倉エージさん。

Johnny

Johnny


ベンチャーズ・ラテン・アルバム 1979

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1,ベンチャーズ・ラテン・アルバム (UA) 1LP 100円
79年にリリースされたUAでの恐らく最後のアルバム。これでUA/Livertyとの契約が切れて同年東芝と直接契約することになります。ちなみにその移籍第一弾がかつて取り上げたこちら

で 本盤、レココレのベンチャーズ特集号(99年9月号)を見ると取るに足らないと見たか本盤への言及は無し、日本制作オリジナル・アルバムのリストにその名があるのみ。ジャケットやライナー(収録曲の紹介のみのまるでイージー・リスニング・ミュージックのライナーの如し)には制作に関係したクレジットはまったく無し、はて、これは本当に日本制作なのだろうか? オリジナルメンバーがジャケットを飾っていますが、ドラムスはメル・テイラーでは無いような気も。と 何か釈然としない盤なのですが、そんな気を回すほどのものでもないのも確か、かな。
本盤はかつてクラシック曲を取り上げた72年のアルバム「Joy」と2in1でCD化されていたようです。

Side A
1. The Breeze And I (Andalucia)
2. Yours (Quiereme Mucho)
3. Begin The Beguine
4. Peanut Vendor (El Manicero)
5. Spanish Eyes
6. Brazil
7. It's Impossible
Side B
1. Poinciana
2. Green Eyes
3. El Condor Pasa (コンドルは飛んでいく)
4. Delicado
5. Guantanamera
6. Cuando Calienta El Sol (太陽は燃えている)


Ventures

Ventures

The Best of the Lovin' Spoonful

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1,ザ・ベスト・オブ・ザ・ラヴィン・スプーンフル (Kama Sutra) 1LP 600円
安価で遭遇するとついつい手が出るペラジャケ国内盤、こちらは68年1月に日本グラモフォンから出たラヴィン・スプーンフルのベスト盤。当時Kama SturaがMGMのディストリビュートを受けていたので日本グラモフォンから出ていたのですね、Kama Sturaはこの直後にMGMから離れてBuddah傘下になるため、日本での販売権は日本コロンビアに移ります。よって後期スプーンフルのアルバムは日本コロンビアからでていましたね。
 
で 本盤、本国では67年に出たもので収録曲、ジャケットデザインともに米盤に準じています。ただ、米盤は見開きジャケットでオマケにメンバー4人(John Sebastian, Joe Butler, Steve Boone, Zal Yanovsky)のカラーポートレイトが封入されていました。

収録曲はご覧の通りのベリー・ベスト。面白いのは通常"魔法を信じるかい?"の邦題で知られる"Do You Believe in Magic?"ですが、ここでは"魔法を信じるの"となっています、シングルカットもされていますがこれも"魔法を信じるの"で出ています。どうやら"魔法を信じるかい?"の邦題は日本コロンビアにその発売権が移ったのちに付けられたもののようです。してみると日本グラモフォンから出ていた頃のスプーンフルはまだあまり売れていなかったのかも。

Side A
1,魔法を信じるの Do You Believe in Magic?
2,心を決めたかい Did You Ever Have to Make Up Your Mind?
3,ブッチーの曲 Butchie's Tune
4,ジャグバンド・ミュージック Jug Band Music
5,ナイト・アウル・ブルース Night Owl Blues
6,うれしいあの娘 You Didn't Have To Be So Nice
Side B
1,デイドリーム Daydream
2,ブルース・イン・ザ・ボトム Blues In The Bottle
3,つらいぼくの心 Didn't Want To Have To Do It
4,恋に夢中 Wild About My Lovin'
5,ヤンガー・ガール Younger Girl
6,サマー・イン・ザ・シティ Summer In The City

Spoonful

米MGM盤の見開きジャケの内側
Spoonful


米MGM盤にはVol.2も出ていて"Six O'Clock" "Darling be Home Soon" "Nashville Cats" "Rain on the Roof" "Younger Generation"といった後期のヒット曲はこちらに。
Spoonful

Spoonful







Quadraphonic Sound Records

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Quadraphonic sound、日本でいう4チャンネルステレオ、その対応レコードも70年代の前半くらいから日本でもCBSソニーをはじめとして結構な数のタイトルが出ていましたね。通常の左右2チャンネルステレオに加えてリアスピーカー左右2チャンネル分の信号を追加し、4つのスピーカーによる立体的な音響効果が得られるようにした方式なわけですが、この方式でカッティングされたレコードを通常の2チャンネルの機器で聴けば当然ミックスが違って聴こえるわけです。私もその当時にサンタナの「天の守護神」の4チャンネル盤を聴いて違和感を覚えた経験があります。ということでミックス違いという観点から一部の盤は盤起こしのBootCDが出たり珍重されたこともありました。

ということで そのQuadraphonic soundの2枚を入手、元の2チャンネル盤をそれほど聴き込んだわけではない盤につきその違いは判らなかったりするのですが、まぁ、こんなのもあったということで。


1,Coming Down Your Way/Three Dog Night (ABC) 1LP 100円
スリー・ドッグ・ナイト75年の13枚目のアルバム。元気いっぱいキラキラ輝くようなポップスがウリだったT.D.N.もさすがにここまで来るとシングル・カットされた"Till The World Ends"に代表されるように落ち着いたしっとり感が。ただ、スペイン語で歌う哀愁のラテンソング"Yo Te Quiero Hablar"とかキャッチーな"Midnight Flyer ("Eli Wheeler") "もあってまだまだT.D.N.らしさは残した一枚。このアルバムあたりからバックメンバーが次々と離脱、翌年にもう一枚「American Pastime」を出して結局解散。とうことで、T.D.N.最後の灯の一枚ですね。ただ、4チャンネル盤まで出ているということはリリース時点ではT.D.N.はバンドの内情とは別にまだまだビジネスになるバンドお見なされていたわけですね。

Side A
1. Til The World Ends
2. You Can Leave Your Hat On
3. Good Old Feeling
4. Mind Over Matter
5. Midnight Flyer ("Eli Wheeler")
Side B
1. Kite Man
2. Coming Down Your Way
3. When It's Over
4. Lean Back, Hold Steady
5. Yo Te Quiero Hablar

TDN

TDN

TDN

TDN

ABC













2,It's Like You Never Left/Dave Mason (Columbia) 1LP 100円
Blue ThumbからColumbiaに移籍しての一枚目の73年作、通算5枚目のアルバム。邦題は「忘れえぬ人」。ジョージ・ハリソン、スティーヴィー・ワンダー、グラハム・ナッシュが客演していることでも話題になった記憶が。
のめり込むほどには聴いてこなかった人ですが、Columbia時代の諸作はどれも好盤とという印象、一番聴いたのは「ライヴ〜情念」、次が「スプリット・ココナッツ」かな。本当に久し振りに聴いた本盤、グラハム・ナッシュと絡みメイソンらしいくぐもったギターが聴ける1曲目からもうまるでディヴ・メイソンの世界で、ジョージ"Son Of Harry"ハリソンのスライドギターにもニンマリ、かっこいいインスト"Side Tracked"もいいアクセントだし、さりげなく配されるホーンアレンジも素晴らしいし、派手さは無くとも実に良く出来たアルバム、ですね。

1. Baby...Please
2. Every Woman
3. If You've Got Love
4. Maybe
5. Headkeeper
6. Misty Morning Stranger
7. Silent Partner
8. Side Tracked
9. The Lonely One
10. It's Like You Never Left

Mason

Mason

4チャンネル専用のインナー・スリーブ、4チャンネルを再生する各社のコンポーネントが紹介されています。東芝、ソニー、サンヨー、アイワや日立の製品も掲載されています。
Columbia

Columbia





Vinyl Boots in Rock

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1,Promotional Rescue/the Rolling Stones (Boss/Diamond Sound) 1LP 200円
クレジットは79年の1月〜2月にバハマのコンパスポイント・スタジオで録られた「Emotional Rescue」のアウトテイク集ということになっていますが、実際には「Emotional Rescue」とは関連の無い音源がほとんど、ジャケットは「Black and Blue」の反転だし、なんともBootlegな一枚。ジャケ右上に「ESS-630005」とあるのですがこれはあたかも東芝EMIの番号如し。

1. Hang Fire
2. What's The Matter
3. Gangster's Mall
4. Munich Hilton
5. Still In Love
6. Sweet Home Chicago
7. Lonely At The Top
8. Jah Is Not Dead (Los Trios Guitarreros)
9. Before They Make Me Run
10. Let's Go Steady
11. Tumbling Dice












2,You'll Love Us Live/Genesis (no label credit) 1LP 400円
Banks, Collins, Rutherford時代の1980年のライヴ録音らしいということしか判らないブツ。
Side A
1,Turn It On Again
2,Follow You Follow Me
3,I Know What I Want
4,The Knife
5,In The Cage (Final)
6,Raven
7,Afterglow
Side B
1,Carpet Crawlers
2,Squonk
3,Behind The Lines
4,Duchess

Genesis

Genesis







3,The Affirmery/Yes (TAKRL) 1LP 500円
お馴染みThe Amazing Kornyfone Record Labelからの一枚。
こちらは昔から有名な音質最高なFM音源、ボストンのボストン・ガーデンなるところでの1974年12月11日のライヴ録音。

Side A
1, Sound Chaser 9:36
2, Roundabout 8:13
Side B
1,The Gates Of Delirium 22:10

Bass – Chris Squire
Drums – Alan White
Guitar – Steve Howe
Keyboards – Patrick Moraz
Vocals – Jon Anderson

Yes








4,Montreaux Jazz Festival August 1976/Weather Report (Grape) 1LP 500円
ジャコ・パストリアス加入直後、1976年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴ録音を収めたもの。
スイスのTV放送局撮った映像が音源でしょう、映像がDVDで出ていました。

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マキ・オズ - 加納秀人

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マキ・オズの2作、3作目が100円で打ち捨てられていたので救済しておきました。

1,閉ざされた町/カルメン・マキ&OZ (Kitty) 1LP
76年発表のOZを率いての2作目。衝撃的だったデビュー・アルバムからカルメン・マキと春日博文以外のメンバーがすべて変わっていたことに驚き、より暗くヘヴィなナンバーが多くなって親しみ易さは遠のいたかなというのが当時の印象だった記憶が。今思えばファーストほどにキャッチーなメロディが無く、"きのう酒場で見た女"のような箸休め的な曲が無かったからだったのでしょう。そんな印象は今聴いても変わりませんが、当時の日本のロックの頂点にいたバンドの傑作であることは間違いないでしょう。
このアルバムは76年の4月から5月にかけてL.A.のチェロキー・スタジオなるところで録音されたもの、それだけ1枚目が話題になってレコード会社も力を注いだ(金を掛けた)アルバムだったのでしょう、が、出来上がったアルバムが所謂イメージとしてのL.A.ぽっさのカケラも無いこの暗くヘヴィな音ってのは、はて?(笑)

1.Introduction
2.崩壊の前日
3.振り子のない時計
4.火の鳥
5.Lost Love
6.閉ざされた町
7.Epilogue










2,?/カルメン・マキ&OZ (Kitty) 1LP
77年のサード・アルバム。このアルバムが出た時には驚かされました、ネクタイにスーツに短髪のメンバー写真、で 曲名が1曲目からして"南海航路"とは。そんなイメージが先行したこともあって随分と洗練されちゃったのねと聴く気が失せたものでした(とはいえ、もちろん買って聴きましたが)。そんな軽い違和感があったからでしょうか、"空へ"ばかり聴いていたのを思い出します。

1.南海航路
2.ラヴ・ソングを唄う前に
3.とりあえずロックンロール
4.26の時
5.空へ
6.街角
7.昔
8.エイジ

マキオズ












3,地球の夜明け/加納秀人(RVC) 1LP 100円
少し前にソロ2作目の「イン・ザ・ヒート」を見つけたと思ったら今度はソロ・デビュー作に遭遇。その記事にも書いたのですが外道解散後最初に手に入れたのはその2作目からカットされたシングル「Viva カリフォルニア」。そんなことでこのデビュー作は初めて手にしました。
当時これを聴いていたら.....まぁ、それは置いておいて、当時流行りの最先端だったフュージョン/AORサウンド、"クレアオス"やモロに高中正義している"遊星とランデブー"といったインスト曲は率直にかっこいいですね。"イエロー・モンキー"の外道ヴァージョンとの違いも面白いし。余りにあの時代の流行りの音になっているので当時を知る私なんぞには古臭く感じる部分があったりするのですが、まぁ、それはそれで。

1,光に向って
2,この宇宙に愛を
3,ワンダラーの聖戦
4,イエロー・モンキー
5,遊星とランデブー
6,ヘイ・ブラザー
7,新たなる孤独への出発
8,銀河にかける愛
9,クレアオス
10,地球の夜明け

加納










Cradle - the Donnas

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1,The History/Cradle featuring The Quatro Sisters (Cradle Rock Pub) 1CD 980円
スージー・クアトロが73年にソロ・デビューする前に姉妹とやっていたバンドの音源をまとめたもの。
兄がマイケル・クアトロだったからなのか、自分らは四姉妹でロックしょーかと始めたのがThe Pleasure Seekers、これが64年から68年まで続き、69年からは姉妹から一人抜けて三姉妹にプラスドラムスの4人組に。これが今回取り上げるCradle。

出身がデトロイトということでThe Pleasure Seekers時代からテッド・ニュージェント、ボブー・シーガー、アリス・クーパー、MC5等々屈強のミシガンロッカーと共演して腕をを磨き、このCradleに至ってはガールズ・バンドの趣はどこかにぶっ飛ぶヘヴィーロック・サウンドのバンドに。

Cradles








こちらが前身のthe Pleasure Seekers











2,Get Skintight/The Donnas (Lookout) 1LP 500円
1999年のサード・アルバム。メンバー全員がファーストネームにドナを名乗るガールズ・バンド。当然ラモーンズを想起します。ジャケット写真のポーズもモロでしょう。クアトロ〜ラナウェイズ〜パンドラスの伝統を感じます。
1. Skintight
2. Hyperactive
3. You Don't Wanna Call
4. Hook It Up
5. Doin' Donuts
6. Searching the Streets
7. Party Action
8. I Didn't Like You Anyway
9. Get Outta My Room
10. Well Done
11. Get You Alone
12. Hot Boxin'
13. Too Fast for Love
14. Zero

かつてこちらでファースト・アルバムを取り上げております。


Donnas

Donnas






ディスク ユニオン渋谷店

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スマホからの投稿テストを兼ねて私が最も訪れることの多い店のひとつDU渋谷店の外観を。
これは昨日撮ったものです。

Otis Redding - Bobby Moore - Brook Benton

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1,Amen/Otis Redding (Atco) 1LP 100円
68年に米Atcoからリリースされた「The Immortal Otis Redding」のフランス独自ジャケット盤。入手盤はこれの再発もので、80年代にドイツで出たものです。泣きそうに歌う"Think About It"が昔から飛びぬけて好きでした。

Side A
1,I've Got Dreams To Remember
2,You Made A Man Out Of Me
3,Nobody's Fault But Mine
4,Hard To Handle
5,Thousand Miles Away
6,The Happy Song (Dum-Dum-De-De-De-Dum-Dum)
Side B
1,Think About It
2,A Waste of Time
3,Champagne and Wine
4,A Fool For You
5,Amen














2,Searching for My Love/Bobby Moore and the Rhythm Aces (Checker) 1LP 300円
66年のスマッシュヒット"Searching for My Love"を受けて出されたボビー・ムーアとリズム・エイシスの唯一のオリジナル・アルバムです。入手盤は74年に日本ビクターから発売されたもの。74年にこんなR&Bアルバムが出ていたことにも驚きますが、"Searching for My Love"のシングルが66年当時出ていたことにも驚きます。しまい込んで出てこないのですがLPと同じジャケットデザインで出ていました。
南部のクラブバンドそのもので泥臭いダンスものから典型的なサザン・バラードを熱く熱く聴かせてくれます。マッスルショールズのフェイム・スタジオで66年の5月に録音されたもので、プロデュースは勿論リック・ホール(というかこの時点ではプロデューサーはこの人ひとりだった由)。
ライナーはこれまた勿論桜井ユタカ氏。

多分本盤のジャケットの為でしょう、長らくボビー・ムーアがリード・シンガーだと思い込んでいました、サックス奏者だと知ったのはP-Vineが編集盤を出した際にジャケットに使ったサックスを抱えた姿の写真を見たときだったかな、お恥ずかしいかぎり。

Bobby Moore













3,Home Style/Brook Benton (Cotillion) 1LP 100円
"レイニー・ナイト・イン・ジョージア"の大ヒットで見事に復活したブルック・ベントン、その勢いでリリースした70年盤。バックは何とジム・ディッキンソンのディキシー・フライヤーズ。トニー・ジョー・ホワイトの曲が3曲にマック・ディヴィス、ジョー・サウスからさらにはディランの曲まで歌っていて、70年代当時はソウル・ファンのみならずSSW等を聴いている南部音楽ファンからも注目を浴びていた盤だったと記憶。アレンジとプロデュースはアリフ・マーディン、録音はフロリダのクリテリア・スタジオ。
Side A
1,Whoever Finds This I Love You
2,For Lee Ann
3,Willie And Laura Mae Jones
4,It's All In The Game
5,Don't It Make You Wanta Go Home
Side B
1,Aspen Colorado
2,Don't Think Twice It's All Right
3,Born Under A Bad Sign
4,Are You Sincere
5,Let Me Fix It

Benton

三ツ沢球技場 サッカー観戦

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昨日は春風に誘われてニッパツ三ツ沢球技場へ我が湘南ベルマーレの応援に云ってきました。
93年Jリーグが発足した年の5月、第三節位だったでしょうか、横浜マリノスと横浜フリューゲルス戦を観て以来、何と21年振りの三ツ沢球技場です。新緑が晴天に映えてとても気持ちの良い三ツ沢公園内にありサッカー専用球場なのかなスタンドと選手の距離が近くて臨場感抜群の見やすい球場です。

で 球場に着いてみればアウェイのベルマーレ側バックスタンドはすでに満員、かたやホームの横浜FC側は精々50%。あらま、これじゃ主客転倒。
開始6分で今年初めて先制されるもその後3点を重ねて逆転、この日もベルマーレは快勝、これで負け無しの開幕9連勝、いやはやこの連勝記録は果たしてどこまで....。

そんなこんなのいろいろな意味で気持ちの良い一日でした。

mitsusawa

mitsusawa


John Coltrane 1965

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1,Live in Seattle/John Coltrane featuring Pharoah Sanders (Impulse) 2LP 800円
1965年9月30日シアトルはThe Penthouseでのライヴを収めたもの。マッコイにエルヴィンにジミー・ギャリソンからなる至高のカルテットにファラオ・サンダースとドナルド・ギャレットを加えての国内ツアーに出た時の録音でコリトレーンの死後70年代に入ってから発掘発売されたものと記憶。当時ジャズ喫茶で何度となく聴いていましたが、今の今まで持っていなかった一枚。リングウエアがバリバリの年季の入ったジャケですが盤の状態は良いという適正価格盤だったのでついに購入した次第。
タイトルに「featuring Pharoah Sanders」が入っている通り原田和典さん曰く"ノイズ発信機"ファラオの半端の無い咆哮が鳴り響く激しい演奏。

CD化に際して"Body and Soul" "Afro-Blue "が2曲追加、更にハーフオフィシャルで「THE UNISSUED SEATTLE BROADCAST」なる同日の未発表音源5曲が入ったCDもでています。

1,Cosmos 10:49
2,Out of This World 24:20
3,Evolution 36:10
4,Tapestry In Sound 6:07

John Coltrane(ss, ts)
Pharoah Sanders(ts)
Donald Garrett(bcl, b)
McCoy Tyner(p)
Jimmy Garrison(b)
Elvin Jones(ds)
Live broadcast from The Penthouse, Seattle, Washington
September 30, 1965












2,OM/John Coltrane (Impulse) 1LP 700円
上掲盤と同時に購入。
ジャズを聴き始めた当初のウン十年前、Prestigeの「Soul Trane」と共に一番最初に買ったトレーンのレコがこれ。内容を鑑みれば今にしても最初に何故これを? と思いますが、勿論内容を知って買ったものでもなくこのジャケットデザインにロック小僧は何らかのシンパシーを覚えたのでしょう。
そんなこともあって上掲盤に輪をかけ徹頭徹尾混沌としたフリーインプロヴィゼイションが続く内容ながら時として聴き返したくなる愛着盤でもあります。イントロ(エンディングにも出てくる)の怪しげな儀式の呪文とも思える斉唱からトレーンの咆哮、バックでゲーコ、ゲーコとノイズを撒き散らすファラオ、何度聴いてもいきなり引きずり込まれます(勿論日常的に聴く気になるものではありませんが)。

今回上掲盤と共に入手して知ったのですが、本盤は上掲ライヴの何と翌日の65年の9月1日に同じワシントンのキャメロット・サウンド・スタジオで録音されています。本拠地N.J.のヴァン・ゲルダー・スタジオから離れて旅先での録音と云うことになります。この辺りからトレーンは旅先のスタジオでの録音が増えていきます、湧き出るアイデアをスタジオで実践せざるを得ない衝動に駆られてのことなのでしょう。

入手盤はコーティングジャケではありますが赤/黒レーベルのセカンドプレス。聴き慣れたオレンジレーベルに比べるとプレスが甘いのかややビビるような気も。CDも入手しておりますが、やはり本盤は15分で一息つくLPで聴くのが一番です。
1,OM Part-1 15:06
2,OM Part-2 14:01

John Coltrane - tenor and soprano saxophone
Pharoah Sanders - tenor saxophone
Donald Garrett - bass
Joe Brazil - flute
McCoy Tyner - piano
Jimmy Garrison - bass
Elvin Jones - drums

うちの猫




Jan & Dean - Sandy Nelson

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1,Jan & Dean Anthology Album (UA) 2LP 100円
1971年にUnited Artistが当時傘下だったLiberty音源を使ってリリースしたJ&Dのベスト・アルバム。入手盤は当時まだLibertyの販売権を持っていた東芝音楽工業から出た国内盤。

ご覧の通り第3面まではArwin、Dore時代から時系列にヒット曲(3曲はLPオンリー)を並べてあります(ブライアン・ウィルソン作"Vegetables"は未発表曲)。そして第4面は未発表ライヴといことですが、様々な語りやジョークを挿入しテープ操作を駆使してまるでサウンドコラージュとでも云いたくなるもので、ジャン・ベリーがスタジオにこもって好き勝手に卓をいじって遊んでみましたというという趣。まぁ、これがあるお蔭であまたあるJ&Dのベスト・アルバムとは一線を引くものになってはいるのですが。

ジャケット・デザインはディーン主宰のKitty Hawk Graphics。ジャケットのJ&Dのイラストは左上から右下まで二人の変遷が太陽と共に描かれています、中央下では太陽は雲に隠れてジャンが交通事故でいなくなり、最後の右下では太陽は沈んで夜空となりで誰もいなくなるというリアリティ。確かに71年時点のJ&Dは低迷の極地ではあったのでしょうが、自虐が過ぎるかとも。見開きのジャケットの中には8ページに渡るバイオグラフィーがとじ込まれていて、収録曲1曲ごとのレコーディングデータとその録音時点でのガールフレンド、愛車、シングル盤の販売枚数までが一覧となったものまで載っています。
Side A
1,Jenny Lee
2,Baby Talk
3,Clementine
4,Heart & Soul
5,Tennessee
6,Barbara Ann
7,Linda
Side B
1,Surfin' Safari
2,Surf City
3,Honolulu Lulu
4,Drag City
5,Little Deuce Coupe
6,New Girl In School
7,Deadman's Curve
Side C
1,The Little Old Lady
2,The Anaheim, Azusa & Cucamonga Sewing Circle, Book Review & Timing Association
3,Ride The Wild Surf
4,Sidewalk Surfin'
5,One Piece Topless Bathing Suit
6,Popsicle
7,Vegetables
Side D
1,Pigeon Joke
2,Brass Section Intro
3,Beatle Part Of Out Portion
4,Rhythm Section Intro
5,Michelle
6,Whistling Dixie
7,Thank You Dean
8,Hide Your Love Away
9,Let's Hang On, Might As Well
10, Hang On Sloopy








2,Golden Hits/Sandy Nelson (Imperial) 1LP 600円
カリフォルニアのサンタモニカ出身でジャン・ベリー、ディーン・トーレンスと同じ高校に通っていたという"Teen Beat"ドラマー、サンディ・ネルソン。
ベストアルバム的なタイトルですがどうやらR&Rのゴールデン・ヒットを演ってみましたという意のオリジナル・アルバムのような気がします。いつものドラムスを強調したミックスの軽快なR&Rインスト集。69年若しくは70年に発売されたもののようです。

1. Live It Up
2. Splish Slash
3. Kansas City
4. Early in the Morning
5. Rock House
6. Walking To New Orleans
7. What'd I Say
8. Honky Tonk
9. Bony Moronie
10. I'm Gonna Be a Wheel Someday
11. I Want to Walk You Home
12. Be Bop Baby

Sandy

Doug Duke - Cal Tjader

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The Jazz Organist/Doug Duke (Regent) 1LP 1,100円
Savoyの傍系レーベルRegentから50年代半ばにリリースされたと思しき一枚。
もう如何にもSavoyらしい、というかSavoyでしかありえないこの大胆な写真切り抜きに野暮ったさいっぱいのデザインのジャケット。これに先ずは目が行って、タイトルがズバリ「The Jazz Organist」、オルガン・ジャズに目が無い私はビビビビッと感じるものを得ての衝動買い。

で このダグ・デュークなる聞いたことの無い白人オルガニストのアルバム、編成はベースとドラムの付いたトリオ編成、全曲オルガンでスタートして途中右手をピアノに持ち替えてオルガン/ピアノの併奏となるパターンで曲が進行、ジャズオルガンというと大方のオルガニストが弾くのはハモンドB-3ですが、この人が弾くのはクラッシックやイージー・リスニングで使いそうなもっと煌びやかな音色のオルガン、リズムセクションもジャズっちゃジャズだけどどうも躍動感に乏しい演奏。今日われわれが想像するジミー・スミスを代表とする所謂オルガン・ジャズ以前の多分にイージー・リスニング的なスタイルの趣。
あるサイトに本盤は1953年の録音でこのダグさんはミルト・バックナーの後任としてライオネル・ハンプトンのバンドに入ったとありました。うん、正にそんな感じ。
Side A
1,Song Of India
2,If Love Is Good To Me
3,In A Persian Market
4,A Fine Romance
5,It Might As Well Be Spring
Side B
1,Love Is Just Around The Corner
2,Laura
3,The Things We Did Last Summer
4,Yesterdays
5,There's A Small Hotel

Regent







2,Saturday Night/Sunday Night at the Blackhawk,San Francisco The Cal Tjader Quartet (Verve) 1LP 600円
1962年1月のライヴ録音盤。サンフランシスコのジャズクラブ、ブラックホウクはこのカル・ジェイダーの本拠地であったはずで、このVerve以前に所属していたFantasyでもライヴ録音盤を残していました。
ピアノも手掛ける人ですが、本盤ではヴァイヴに徹しています。ピアノ・トリオをバックにしたカルテット編成、この当時のレギュラーバンドでの地元での演奏、そんなリラックスした演奏が聴けます。妙に醒めた観客の反応も極めて日常の演奏を感じさせます。

SIDE-A
1,Summertime
2,222 Time
3,Noonie's Groove
3,This Can't Be Love

Side B
1,Stablemates
2,Weep
3,Fred's Ahead
4,Stompin' At The Savoy

Cal


Cal
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