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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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Paul Bley - Wes Montgomery

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1,Mr. Joy/Paul Bley (Mercury) 1LP 500円
かつてこちらで取り上げた「Blood」と共に60年代ポール・ブレイの代表作の一枚ですね、68年シアトルでの録音(ジャケットにはスタジオとライヴ録音とありますが全曲ワシントン大学のライヴとの説もあるそう〜ですが歓声等は入っておりません)。
A面1曲目がブレイのオリジナル、B面1曲が初期オーネット・コールマンの有名曲、他の6曲はすべてアネット・ピーコックの作。この選曲が素晴らしいのです、フリーっぽいのからタイトル曲のような乾いた寂寥感たっぷりなロマンチックな曲まで。そして聴きものは重く絡みつくゲイリー・ピーコックのベース、惚れ惚れします。

入手盤は78年に日本フォノグラムからの国内盤でシングル・ジャケ。昔持っていた米Limelight盤は見開きジャケットでジャケ中にはアネット・ピーコックとの写真も載っていた記憶あり。

1,Only Lovely
2,Kid Dynamite
3,Nothing Ever Was, Anyway
4,El Cordobes
Side B
1,Ramblin'
2,Touching
3,Blood
4,Mr. Joy

Paul Bley (p)
Gary Peacock (b)
Billy Elgart (ds)
Recorded at Audio Recorders, Seattle, WA on May 10 and 12, 1968,
the University of Washington, Seattle, WA on May 11, 1968.

paul bley mr joy









2,A Portrait of Wes Montgomery with the Montgomery Brothers (World Pacific) 1LP 300円
ウェス・モンゴメリーはモンクとバディのモンゴメリー・ブラザースとして初リーダー作を作ったのがWorld Pacificレーベルにて1957年の暮のこと。以後このWorld Pacific(Pacific Jazz)には59年まで在籍し同年Riversideレーベルに移籍、60年には代表作の一枚となる「The Incredible Jazz Guitar Of Wes Montgomery」をリリースして一躍脚光を浴び以後ジャズギターの代表プレーヤーとして名声を得ていくのはご承知の通り。

で 本盤。そのソロ・デビュー時に在籍していたWorld Pacificからの一枚なのですが、ジャケットデザインがどう見ても60年代後半に作られたと思しきシャレたツクリ、おまけにStrings and Horns by Gerald Wilsonとのクレジット。なんか変だなと思いつつやっと気づく。58年頃のいくつかのセッションで録られた曲に晩年Verve〜A&Mで制作していた「with Orchestra」ものを模してオケをオーヴァーダブしたものだったのです。68年にリリースされたもののようで追悼作として出されたものかもしれません。

Side A
1,A Good Get Together
2,Fingerpickin'
3,Leila
4,Bock To Bock
Side B
1,Far Wes
2,Old Folks
3,Monygomeryland Funk
4,Falling In Love With Love
5,Summertime

wes

Something Cool

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1,Something Cool/June Christy (Capitol) 2-7inch EP 1,300円
何をか言わんやのジューン・クリスティの代表作「サムシング・クール」、50年代ジャズ・ボーカル・アルバムを代表する1枚とも云っていいほどの有名盤ですね。
以前そのステレオ盤のCDをこちらで取り上げたことがありましたが、今回入手したのは米Capitolからの7インチEP2枚組(Capitol EBF 516)です。ジャケットは12インチ、10インチと同じ厚紙を使った見開きもので、12インチLPは11曲入りですがこの7インチ2枚組は7曲入りで10インチLPと同じ内容となっています。

Disc-1
Side 1
1,Something Cool
Side 2
1,It Could Happen to You
2,Lonely House

Disc-2
Side 3
1,Midnight Sun
2,I'll Take Romance
Side 4
1,A Stranger Called the Blues
2,I Should Care


10インチ盤と7インチ盤
Something Cool



良く知られるように本盤のモノラル盤とステレオ盤は収録曲は同じながらその録音はまったく違い、ステレオ盤は約2年後の録音です。ジャケットのイラストもクリスティは目を開いていて飲み物には赤いチェリーが入っています。
Something Cool


Something Cool June Christy-original mono version



June Christy sings Something Cool, live, 1959



June Christy - Something Cool (Stereo Version)

Mushroom - Carol of Harvest

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1,Early One Morning..../Mushroom (Phoenix) 1CD 900円
アイルランドはダブリン出身のバンドが73年に自主制作でリリースした一作。90年代に入ったころの英国フォーク自主制作盤再評価で真っ先に有名になった一枚ですね。私が知ったのはロックダイビングマガジンかそこからの例の「ラビリンス」でだったと思うので90年代の半ば過ぎ頃だったでしょうか。
この印象的なキノコのジャケットが気になって聴きたくて聴きたくて......。で やっと手に入れたのが当時この手の自主盤を多く再発していたLittle WingレーベルからのCD(忘れもしない、六本木の今は亡きWAVEにて2,650円で購入)、が 悲しいかなこのCDはジャケットが見事にそっけないものに変えられておりました。

で 今では色々なレーベルからリリースされていますが今回購入盤はPhoeniXレーベルからの紙ジャケCD。
バンドの基本はトラッド・フォークなのでしょうが、ハープシコードやリコーダーがたなびく美しいフォーク、正当トラッドやジグ&リールがあったかと思えばエレピとギタギタのギターが跳ね回るヘヴィなプログレ風があったり結構やりたい放題、そんなところが自主盤らしいとも。


Mush

Mush


その昔に買ったLittle Wing盤と共に
Mush


Mushroom - Johnny The Jumper - 1973


Mushroom - Crying 1973


Mushroom - The Liathdan .1973












2,same/Carol of Harvest (Guerssen) 1LP 600円
ドイツのフォーク/プログレ・バンドが1978年に200枚だけリリースしたという自主盤をスペインのレーベルが限定700枚で再発したもの。バンドのバイオグラフィーと写真を掲載したインサートまで付けて非常に丁寧なツクリのLPです。
風のSEでスタートし当時16歳だという女性ボーカルが歌いだす哀感漂うフォーク・ロックから次第にシンフォニックなプログレサウンドに変化し様々に展開していく15分を超える長尺の1曲目が素晴らしい出来で引き込まれます。ドイツのバンドなれどすべて英語で歌われ物憂げな英国フォークの如し。

オリジナル・メンバーのギタリストがこのバンド名を名乗って30年振りという復活作もあるようです。

Carol

Carol

Carol of Harvest 01 Put On Your Nightcap


Carol of Harvest - 03 Somewhere At the End of the Rainbow


Carol of Harvest - 05 Try A Little Bit

Neutral Spirits - Zerfas

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1,same/Neutral Spirits (Void) 1LP 600円
レココレのサイケ特集号のカラーグラビア・ページにジャケ写だけ載っていて(残念ながら今出ているこのサイケ特集を復刻した増刊号には載っていません)ずーっと気になっていた一枚。
テネシー出身5人組のローカル・ガレージ・バンド、72年の自主盤の復刻もの。聴こえてくるのはギター2本にベースにドラムスだけのシンプルというかプリミティヴとも云えるフォーク・ロック的なサウンド。 が それだけでは終わらず、B面1曲のインスト"Scenic Void"や"Can't Leave It This Way"あたりではファズギターが咆哮。なんでもベトナム戦争を題材にして歌っているらしいのですがそれ故かマイナーキーが多く妙に思索的。
Side A
1. Flying
2. Power City
3. Look What You Done to Me
4. Speak Freely
Side B
1. Scenic Void
2. Holding On
3. Can't Leave It This Way
4. I'm Calling Chicago

Neutral Spirits

Neutral Spirits Scenic Void 1972


Neutral Spirits Can't Leave It This Way 1972


Neutral Spirits Look What You Done To Me 1972









2,same/Zerfas (radioactive) 1LP 600円
インディアナ産DavidとHermanのZerfas兄弟による5人組による73年の自主盤。
いきなりグッチョグッチョのテープ逆回転ではじまりシンセやコラージュ/SEも飛び交かったりするやりたい放題のローカル・フォークロック。これも恐らくは自主制作盤ならではなのでしょう、やりたいことを詰め込みまくった雨あられの一枚。
Side A
1. You Never Win
2. The Sweetest Part
3. I Don't Understand
4. I Need It Higher
Side B
1. Stoney Wellitz
2. Hope
3. Fool's Parade
4. The Piper

Zerfas

Zerfas



Zerfas - You Never Win .1973


Zerfas - Hope


Zerfas - Fool's Paradise

The Ozark Mountain Daredevils - Earth Quake

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1,It'll Shine When It Shines/The Ozark Mountain Daredevils (A&M) 1LP 100円
イーグルスの"Witchy Woman"に似ている代表曲"Jackie Blue"をフューチャーしたオザーク・マウンテン・デアデヴィルス、1974年のセカンド・アルバム。
ミズリー出身ということででしょう、当時の我が国ではサザンロックのグループの一つとしてアウトロウズとかマーシャル・タッカー・バンドとかチャーリー・ダニエルズ・バンド とかと同列で紹介されていたような記憶があります。ただ今聴けば上記の"Jackie Blue"はAORっぽくもあり他の曲も一連のサザンロック・バンドよりもイーグルスのカントリー・ロックをもっと素朴にしたような感覚の曲が多く意外にもそれなりに洗練されているバンドという印象ですね。

1. You Made It Right
2. Look Away
3. Jackie Blue
4. Kansas You Fooler
5. It Couldn't Be Better
6. E.E. Lawson
7. Walkin' Down The Road
8. What's Happened Along My Life
9. It Probably Always Will
10. Lowlands
11. Tidal Wave
12. It'll Shine When It Shines

Ozark


OZARK MOUNTAIN DAREDEVILS- " JACKIE BLUE "


Ozark Mountain Daredevils It Couldn't Be Better


Ozark Mountain Daredevils - You Made It Right


ozark mountain daredevils-it'll shine when it shines







2,Rocking the World/Earth Quake (Beserkley) 1LP 100円
上掲オザークスと同じA&Mからデビューしていたバンドですがこちらは打って変わってパワーポップの先駆けバンド。本盤は75年にBeserkleyに移籍しての通算3枚目のアルバム。
お馴染み"Route 66"、イージー・ビーツの"Friday On My Mind"、スモール・フェイシスの"Tin Soldier"、ELOの"Ma Ma Ma Belle"のカバーを小気味よくキメています。
Side A
1.Route 66
2.Power Glide Slide
3.Friday On My Mind
4.(Sitting In The Middle Of) Madness
Side B
1.Mr. Security
2.Tin Soldier
3.Head Held High
4.Ma Ma Ma Belle

Earth Quake

Earth Quake


EARTH QUAKE - Friday On My Mind


EARTH QUAKE - Ma Ma Belle


Angero Branduardi 1979

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1,Cogli la prima mela/Angero Branduardi (Ariola) 1LP 300円
イタリア・カンタゥトーレの重鎮/イタリア吟遊詩人と称されるアンジェロ・ブランドゥアルディの1979年盤。地中海音楽/Italian Folkloreを前面に出したものだそう。
とか書いていますが、イタリア・カンタゥトーレなんぞはもうまったくもっての門外漢、Angero Branduardiなるお方も知る由もなく、完璧なジャケ買いです。が いざ聴いてみると程よい異国情緒に結構はまってタイトル曲はなんどもリピートしたりして。
オリジナルは伊Polydorとのことですが入手盤はスペインAriola盤。


Angero Branduardi

Angero Branduardi

Angelo Branduardi - Cogli la prima mela


Angelo Branduardi - Cogli la prima mela.

Some Bootlegs

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1,Complete Korakuen Live 1972/Free (Privete Master) 1CD 800円
昨年こちらで71年の来日公演を取り上げましたが本盤はその翌年、二度目の来日公演時7月22日の後楽園スタジアムでのライヴをオーディエンス録音音源で収めたCD。
メンバーはポール・ロジャース、テツ、ラビット、サイモン・カークというフリーの最終期の布陣(この時期ポール・コゾフはまだメンバーの一員でしたが病欠)で、ポール・ロジャースがギターとボーカルを兼ねるというやや無理があるというかボーカルに専念出来ないと云う意味でもったいないことになっています。
この時の来日公演はEL&Pとのジョイントで、本盤とは違う音源を使ったEL&Pの演奏も含んだ2枚組のCDも出ています。また、この日の公演は当時TV放送されていてその放送時映像もヴィデオカセット時代から出回っています。更にはこの公演に先立ってキング・レコードでおこなったというリハーサル時の音源も出回っております。
1. Introduction
2. I'm On The Run
3. Like Water
4. Lady
5. Seven Angels
6. Unseen Love
7. Heartbreaker
8. Honky Tonk Women
9. Fire And Water
10. Outroduction


Free - Heartbreaker RARE


Free - Fire & Water






2,Unfinished Music 1: Two Virgins/Yoko Ono,John Lennon (Rock Classics) 1CD 400円
云わずと知れたAppleではリリースされず英はTrack、米はTetragramatonから発売された問題盤。97年にRykodiscから正規CDが発売され日本盤も出ていました。
入手盤はCreative Soundsなるところから出ているものでRyko盤に入っていたボートラはなく、Side A ,SideBで切られていたチャプターもなく最後まで切れ目のないものになっています。Tetragramatonのライセンスを受けての発売とクレジットはありますが怪しいですね。

John Yoko

Yoko John


Unfinished Music No. 1: Two Virgins - John Lennon & Yoko Ono








3,The Unforgiven/Eagles (TNT Studio) 1CD 400円
73年6月フロリダはタンパ、Curtis Hixon Hallでのライヴを収めたもの。記録をみるとセカンドアルバム「Desperado」の発売から2か月後のライヴ。よってセットリストも1stと2ndの曲が半々、初期イーグルがお好きな方にはもってこいの選曲、私も一番好きな時期がこのあたりですね。
1, Take It Easy
2, Tell Me How Long
3, Doolin' - Dalton
4, Bitter Creek
5, Peaceful Easy Feeling
6, Desperado
7, Twenty-One
8, Earlybird
9, Certain Kind Of Fool
10, Outlow Man
11, Witchy Woman
12, Lazy Day
13, Tryin'
14, Out Of Control
15, Tequila Sunrise

Eagles

Eagles

More Some Bootlegs

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1,Itchy Fingers/The Rolling Stones (Invasion Unlimited) 1CD 400円
90年代に結構な活動をしていたドイツ(ホント?)のレーベルからの「Let it Bleed」と「Sticky Fingers」セッションのアウトテイク集。
1. Gimme Shelter
2. Honky Tonk Woman
3. Country Honk
4. I'm Going Down
5. I Don't Know Why
6. Jivin' Sister Fanny
7. I Don't Know The Reason Why
8. You Gotta Move
9. I Got The Blues
10. Wild Horses (Version 1)
11. Wild Horses (Version 2)
12. Wild Horses (Version 3)
13. Brown Sugar (Version 1)
14. Brown Sugar (Version 2)
15. Brown Sugar (Version 3)
16. All Down The Line (Version 1)
17. All Down The Line (Version 2)
18. Cocksucker Blues (Version 1)
19. Cocksucker Blues (Version 2)

Rolling Stones - Wild Horses


cocksucker blues








2,Aphrodite 1971/Pink Floyd (no label credit) 1CD-R 600円
違う装丁ものがあるとついつい手が出るピンク・フロイドの箱根アフロディーテもの。
ニッポン放送が主催し1971年8月6日と7日の二日間にわたって箱根芦ノ湖畔で行われた野外コンサートが「箱根アフロディーテ」。そのメインアクトがフロイドで海外からは他にバフィー・セントメリー、1910フルーツガム・カンパニーが参加。
人気公演につき近年まで様々な形でその音源が陽の目を見ていますが、今回購入ものは90年代の初め頃からDynamite Studio等のレーベルで出ていたものと同じようです。実際の演奏曲順は"原子心母"で始まり"シンバライン"で終わるものだったそうで、この曲順に直し、長々とやったといわれるチューニングとかこの前に出演したバフィ・セントメリーの音も入れた長尺のCDも出ています。また、これも映像が残っていてステージのみならず記者会見の模様とか新幹線のホームでのものとかの映像の入っていたと記憶します。(あらら、この映像youtubeにありました! 下記に貼ってあります)
1. Green Is The Colour
2. Careful With That Axe, Eugene
3. Echoes
4. Atom Heart Mother
5. Cymbaline
Live in Hakone Aphrodite, Japan, August 6, 1971.
David Gilmour - guitar, vocals
Roger Waters - bass, vocals
Nick Mason - drums
Richard Wright - keyboards

Hakone Aphrodite

Pink Floyd-Atom Heart Mother Live At Hakone Aphrodite, Japan 1971



Pink Floyd - Saucerful Of Secrets - Hakone, Japan 1971 - 1970-1972 2DVD set








3,Live in Phoenix 1970/Ten Years After (Hard Road) 1CD-R 300円
1970年7月31日アリゾナはフェニックスのライヴというクレジット。昨年こちらで取り上げた本盤と同じHard Roadレーベルから出たカクタスの71年のライヴもフェニックスで録られたもの、他にフーもこの地で録られた同レーベルものがあります(すべてオーディエンス録音です)。
どうやらこのHard Roadなるレーベルは当時この地で盛んに頑張っていたテーパーが関係しているレーベルのようですね。
1. Intro
2. Love Like a Man
3. Good Mornin little Schoolgirl
4. No Title (with Organ Solo)
5. Ric's Drims (drum Solo)
6. Scooblie Ooh Bob - I Can't keep from Cryin
7. I'm Going Home
8. Sweet little 16

TYA

Ten Years After - Isle of Wight Festival 1970

Cactus 2012

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1,Do Not Kick Against The Pricks/Cactus (Rokarola) 2CD 900円
1月3日の今年のお買い初めで購入した1枚。
2012年に出た復活カクタスのライヴ作、カーマイン・アピス、ティム・ボガートにジム・マッカーティのオリジナル・メンバーに新顔ボーカルにゲストのハーモニカという編成。2012年に来日した際はティム・ボガートが不参加でしたので、ここでの演奏はその数年前のもののような。
新顔ボーカリストですが70'sハードロックのボーカリストとしてほぼ頂点の存在だったラスティ・デイとどうしても比べてしまうのは余りに可哀そうながら致し方がないところ、ですがまぁ健闘しています。
演奏のほうは往事のような何が起こりるかわからない一触即発的なスリリングな演奏からさすがに落ち着いた演奏になっています。とはいえ、この3人の気力/演奏力が衰えたわけでは決してなくあのカクタスらしさは充分。ミッチ・ライダー&デトロイト・ホイールズの昔から今も元気なジム・マッカーティ氏の演奏が聴けるのは嬉しい限り。

Jim McCarty: Guitar
Jimmy Kunes: Lead Vocals
Carmine Appice: Drums, Vocals
Eliott Dean: Bass
Randy Pratt: Harmonica

Disc 1
1. Long Tall Sally
2. Let Me Swim
3. One Way Or Another
4. Cactus Music
5. Brother Bill
6. Muscle and Soul
7. OLEO (Bass Solo)
Disc 2
1. Part Of The Game
2. Evil (Drum Solo)
3. Cactus Boogie
4. Parchman Farm
5. Rock N Roll Children
Recorded Live at B.B. King’s Club, N.Y.

Jim

Cuctus


Cactus - Let Me Swim


Cactus - Evil


CACTUS - LIVE IN JAPAN 2012 @下北沢GARDEN

Ivar Avenue Reunion 1970

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1,Ivar Avenue Reunion/Goldberg,Merryweather,Lynn & Musselwhite (Mandala) 1CD 600円
私の大のご贔屓カナダ出身のベーシスト/ボーカリスト、ニール・メリーウェザー。その名を冠したアルバムの3枚目にあたる1970年盤。原盤はRCA Victor。4年ほどまえにそのRCA盤をこちらで取り上げていますが、その時点では未CD化だったものがその後めでたくCD化、先日安価で遭遇、すかさず買ってきました。

本盤については先の記事でゴチャゴチャと書いていますので大略のみにて。69年にCapitolに残した2枚組のセッション・アルバム「Word of Mouth」に参加していたバリー・ゴールドバーグとチャーリー・マッスルホワイト、それに後にニールとママ・ライオンを組むことになる超ド級パワフル・シャウトの美貌シンガー、リン・キャリーの4人がメインとなったアルバム。

Neil Merryweather – vocals and bass
Charlie Musselwhite – harmonica and vocals
Barry Goldberg – organ and piano
Lynn Carey – vocals
John Richardson – guitar
Robin Boers – drums
J.J. Velker – organ

1.Ride Mama Ride
2.After While
3.Magic Fool
4.Fast Train
5.My Daddy Was A Jockey
6.Charlotte Brown
7.Run, Run Children
8.Walkin' Shoes
9.Toe Jam

ニール・メリーウェザーのオフィシャル・サイトはこちら

Ivar Avenue Reunion - Take a Fast Train written by Lynn Carey & Neil Merryweather


Ivar Avenue Reunion - Charlotte Brown


Ivar Avanue Reunion 2


Ivar Avenue Reunion ?--Ride Mama Ride(1970)

Danny Woods 1972

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1,Aries/Danny Woods (Invictus) 1LP 100円
チェアメン・オブ・ザ・ボードでジェラルド・ジョンスンと共にリードをとっていたダニー・ウッズの1972年Invictusに残されたソロ・アルバム。 これを初めて聴いたのは80年頃だったでしょうか、ヴィヴィッド・サウンドがチェアマン、バリノ・ブラザース、グラス・ハウス、エイス・デイ等々Invictus/Hot Waxのカタログをまとめて出したときに一緒に出たものにて。(戯言ながら、この時のリリース、一部がカラーヴィニール盤で出ていましたね、これが妙に印象に残っています。)
そののちP-VineがLP/CD化したり、昨年12月にはソリッから最新のマスタリングのCDがまたまた出たようです。ということで、今更私なんぞがゴチャゴチャとか云うまでもないノーザン・ソウルの傑作アルバムですね。

で 今回購入盤はリアルタイム1972〜73年に東芝音工が出していた国内盤。いやはや、こんな知名度ゼロであろう渋〜いアルバムが当時日本で出ていたとは驚きです。邦題は「牡羊座/ダニー・ウッズ」、充実のライナーはもちろん桜井ユタカ氏。ちなみにコレ、元々600円の価格が付いていたのですが見向きもされなかったようで、700円以下全品100円というDUお得意の見切り物セールで購入しました。

A面をアップ、B面をスロー〜ミディアムでまとめて全曲素晴らしいのですが、中でもオーティスの"愛しすぎて〜I've Been Loving You Too Long"、すっかりインヴィクタス・サウンドに変えられ語りも入れた7分間が至福。続く誰もが知るメロディのアイルランド民謡"Danny Boy"も意外な選曲ながらちょっと高めでキレイな声を持つダニーにはぴったりでこれも一発で耳に残ります。
Side A
1 Everybody's Got A Song To Sing
2 Let Me Ride
3 Roller Coaster
4 Try On My Love For Size
5 It Didn't Take Long
6 Working On A Building of Love
Side B
1 Funny How Time Slips Away
2 Two Can Be As Lonely As One
3 I've Been Loving You Too Long
4 Danny Boy

Danny Woods

DANNY WOODS - Two Can Be As Lonely As One - 1972

The Isley Brothers Motown Hits

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1,The Isley Brothers Greatest Hits (Motown) 1LP 800円
69年に日本ビクターが出したアイズレイズのモータウン在籍時のベスト・アルバムです。ジャケットは67年の「Soul on the Rocks」の流用、このジャケットが良くて衝動買いしてしまいました。邦題は「決定盤 アイレイ・ブラザースのすべて」、そう、当時はアイレイ・ブラザースと云われていたようです。因みにライナーは三浦憲氏、1969年5月のクレジットがあります。
アイズレイズがモータウンと契約していたのは66年から正味3年間、出したアルバムは2枚。このベスト盤に入っている曲の殆どはH-D-Hの作品で彼らのオリジナルは無し、サウンドはもうモータウンそのもの、スタイルとしてはフォートップスあたりか。ということで鉄壁のサウンドにH-D-Hを中心とした楽曲、悪いわけはないのですが彼らの本領が発揮されるのはこの後に設立する自らのT-Neckレーベルでの制作曲からなのでしょう。

Side A
1.The Old Heart of Mine
2.I Guess I'll Always Love You
3.Take Some Time Out For Love
4.Got To Have You Back
5.Take Me In Your Arms (Rock Me A Little While)
6.Behind A Painted Smile
Side B
1.I Hear A Symphony
2.Nowhere To Run
3.Stop in the Name of Love
4.Why When Love Is Gone
5.One Too Many Heartaches
6.Whispers

Isley Brothers - This Old Heart Of Mine



THE ISLEY BROTHERS i guess i'll always love you


ISLEY BROTHERS - WHY WHEN LOVE IS GONE (TAMLA MOTOWN)

Honey Ltd.

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1,The Complete Recordings/Honey Ltd. (Light in the Attic) 2LP 1,900円
リー・ヘイズルウッドのレーベルLHI(このレーベルのファースト・リリースはあのインターナショナル・サブマリン・バンドでしたね)から1968年にリリースされたアルバムがソフト・ロック・ファン垂涎の一枚だった由。
本盤はそのLHIに残されたアルバム曲にシングル曲、未発表曲を加え昨年リリースされたコンプリート盤。
ジャック・ニッチェやライ・クーダーが参加してのバーバンク風サウンドということでハーハース・ビザールとかフリー・デザインが引き合いに出しての紹介が通例になっている女性ソフト・ロック・コーラス・グループ、な わけですが、そこまでのポップス・マジックは無いかなというのが率直な感想。抜群の容姿に似合わず(!?)コーラスもしっかりしているのですが、楽曲/アレンジが.....。とは云ってもあくまでハーパースを引き合いに出した時の話でソフト系のガール・グループものとしては何ら期待を裏切るものではありません。充分楽しめました。

CDも出ていますが、ここはやっぱりアナログで購入。見開きのジャケットに写真満載のカラー・ブックレット、ポスターまで付いていました。
Side A
1,The Worrior
2,No, You are
3,I've Got Your Man
4,Silk 'n Honey
5,For Your Mind
6,Come Down
SideB
1,Louie, Louie
2,Tomorrow Your Heart
3,Elli's Coming
4,Silver Threads and Golden Needles
5,I'm So Glad (previously unreleased bonus track)
6,Love, the Devil (previously unreleased bonus track)
7,Not for Me (previously unreleased bonus track)

Honey Lte.

Honey Ltd.

Honey Ltd - Come Down live


Honey Ltd. - "Silk N' Honey" (Light In The Attic Records)


Honey Ltd. - "For Your Mind" (Light In The Attic Records)


メンバー2人による2010年の映像がありました。
The Honey Limited Perform

John Lennon Plastic Ono Band

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1,It's Gonna be Alright/John Lennon Plastic Ono Band (His Master's Choice) 2CD 1,900円
2009年にYellow Dogの傍系レーベルHis Master's Choiceからリリースされた「ジョンの魂」のアウトテイク集。
新書版を一回り大きくしたサイズの20ページハードカバー本に2枚のCDが挟み込まれた豪華な装丁。
ちなみに本セットはHis Master's Choiceレーベルからの2枚目で1枚目はビートルズのシェア・スタジアム公演の完全盤、その後も同じような装丁でジョンのアウトテイク集が数枚でているようです。
CD 1:
1. Mother - alternate mix with alternate vocal and longer fade - 5:02
2. Hold On - take 1 - 2:13
3. Hold On - take 2 - 2:52
4. I Found Out - rough 'cart wolf' mix - 3:56
5. Working Class Hero - censored version - 3:47
6. Remember - take unknown - 0.50
7. Remember - take unknown - 3:21
8. I'll Be Me - improvisation - 1:17
9. Love - acoustic guitar rehearsal - 1:19
10. (You're So Square) Be I Don't Care - improvisation - 0.24
11. Love - acoustic guitar / piano rehearsal - 1:19
12. Well, Well, Well - rough mix - 5:54
13. Look At Me - rough mix - 2:51
14. God - acoustic guitar demo - 3:42
15. God - acoustic guitar demo - 2:11
16. My Mummy's Dead - complete acoustic guitar demo - 1:15
17. Hold On - unknown up-tempo take - 1:05
18. Hold On - take 20 - 1:00
19. Hold On - instrumental take unknown - 2:15
20. Hold On - unknown - 1:55
21. Love - acoustic guitar rehearsal - 2:40
22. Love - acoustic guitar rehearsal - 2:03
23. Love - acoustic guitar rehearsal - 2:29
24. Love - acoustic guitar rehearsal - 1:29

CD 2:
1. Love - piano rehearsal - 1:09
2. Love - acoustic guitar/piano take 1 - 4:02
3. Love - acoustic guitar/piano take 2 - 3:02
4. Love - improvisation - 0.41
5. Love - acoustic guitar/piano take 14 - 1:33
6. Love - acoustic guitar/piano take 15 - 3:18
7. Love - acoustic guitar/piano take 16 - 3:58
8. Love - acoustic guitar/piano take 17 & 18 - 1:26
9. Love - acoustic guitar/piano take 19 - 3:09
10. Love - acoustic guitar/piano take 20 - 1:09
11. Love - acoustic guitar/piano take 21 - 3:12
12. Love - acoustic guitar/piano take 21 & 22 - 0:40
13. Love - acoustic guitar/piano take 23 - 3:13
14. Hold On - take 3 - 1:52
15. Hold On - take 4 - 2:17
16. Hold On - take 5 - 1:52
17. Hold On - take 6 - 2:48
18. Hold On - take unknown - 3:33
19. Hold On - take unknown - 0:55
20. Hold On - take unknown - 1:54
21. Hold On - take unknown - 1:52
22. Hold On - take unknown - 2:04
23. Look At Me - take unknown - 0:45
24. Hold On - take unknown - 1:52
25. Hold On - take unknown - 1:53
26. Hold On - take unknown - 2:05
27. Hold On - take unknown - 2:27


john yoko

John Lennon in Madison Square Garden / Mother


John Lennon - Love (Music Video)


John Lennon - Hold On [take 24]


John Lennon-"Remember" from the 2000 remastered version of "John Lennon/Plastic Ono Band"

From Memphis to Louisiana 1972

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今回はいつものお買いもの備忘録ではなく、番外編として当ブログのお客様からリクエストをいただいた2枚のLPを取り上げてみました。もうウン10年振りに取り出して針を落としてみたわけですが、まるで今も有効、堪能しきってしまいました。
思えば、1972年には下記の2枚のほかワナー・パイオニアからはAtlantic系のシングル曲を集めた今や伝説の「ソウル・ディープ Vol.1」、日本ビクターからはChess系のディープ・ソウルを集めた「ソウル・オン・シカゴ・サウンドVol.2」が出ていて、この1972年という年はさながら日本のディープ・ソウル元年ともいうべき年だったのかもしれませんね。


1,R&Bベスト・コレクションVol.1 メンフィス・サウンド/V.A. (キング) 1LP
1972年に日本のキング・レコードがHi Recordsの音源を使って独自に編んだ編集盤。収録曲はいずれも70年〜71年に発売されたシングル盤からのもので、当時のメンフィス制作の最先端ソウルサウンドを伝えてくれるアルバムだったわけですね。ライナーは桜井ユタカ氏、選曲も氏によるものでしょう。

Side A
1,Let's Stay Together/Al Green
2,Tired Of Being Alone/Al Green
3,I Don't Want To Lose/Al Perkins
4,Part Time Love/Ann Peebles
5,Slipped, Tripped And FellIn Love/Ann Peebles
6,Is It Over/David Duke
Side B
1,Gimme Some Lovin'/David Duke
2,It's So Lonely Being Me/Don Bryant
3,What Made You Change/Eddie McGee
4,Be Yourself/Eddie McGee
5,Home Is Where The Heart Is/Otis Clay
6,Brand New Thing/Otis Clay

思えばウィリー・ミッチェル制作のHi Soundが我が国で本格的に注目を浴びたのは同じキングから75年に4枚に渡ってリリースされた「メンフィス・サウンド・オリジナル・コレクション」だったはず。 その3年前に発売された本盤はその先駆けになったものでHi Soundが本邦ではじめて紹介された盤だったのですね。


Memphis

Otis Clay - Brand New Thing


Ann Peebles ~ Slipped, Tripped And Fell In Love



DAVID DUKE- Gimme Some Lovin'








2,ブルース・アンド・ソウル・ルイジアナ/V.A. (キング) 1LP
こちらも同じくキングレコードから72年に発売されたもの。ルイジナのシュリブポートに本拠を置くJewel Recordsとその傘下Paula、Ron、Whit、の音源を使って編んだ編集盤。これまた当然桜井ユタカ氏の選曲/ライナー。
タイトルはブルース・アンド・ソウルとなっていますが中身はソウル系ばかりを集めたもので、ここで云う「ブルース」とはリトル・ジョニー・テイラーの"Part Time Love"を典型とする所謂ゴスペル・ブルースを意味します。このVol.2も出ていてそちらにはリトル・ジョニー・テイラー当時の最新ヒットだった"Everybody Knows About My Good Thing"、ロスコー・ロビンソン、テッド・テイラー、ナ・アレン、ジャッキー・デイ等々新しめの録音でまとめられていました。
また、本盤とほぼ同時に「ブルース・フロム・ルイジアナ」なる同じくJewel原盤を使ったライトニンとか、ペパーミント・ハリス、フランク・フロスト、リトル・ジョー・ブルー等を収めたものがでていてこちらが「ブルース編」でした。
このJewelレーベル系の音源はその後80年頃だったでしょうか、P-Vineがまとめてリリースするまで日本ではしばしご無沙汰のレーベルでしたね。

Side A
1,In Time/Bobby Powell
2,The Bells/Bobby Powell
3,Sweet Soul Woman/Little Johnny Taylor
4,Make Love to Me Baby/Little Johnny Taylor
5,You Threw Out Your Lifetime/Clay Hammond
6,You've Got Me Tamed/Clay Hammond
Side B
1,Something Strange is Goin' On in My House/Ted Taylor
2,Without Woman/Ted Taylor
3,A Womans Love/Joe Valentine
4,Hands On,Hands Off/Joe Valentine
5,Oh Little Boy/Barbara West
6,I'm a Fool for You Baby/Barbara West

Jewel

Jewel


BOBBY POWELL & GROUP -THE BELLS.wmv


Joe Valentine - A Woman's Love


TED TAYLOR - SOMETHING STRANGE IS GOIN ON MY HOUSE


Little Johnny Taylor - Make Love To Me Baby 1970 Soul

Soul From The Vault

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1,Soul From The Vault:Rare Sweet Vol.8/V.A. (Soul From The Vault) 1LP 400円
「Soul From The Vault」を名乗る一連のLP。Sweet SoulからDeep Soulまで、はて全貌は? この「Rare Sweet Dynmite」のシリーズだけでも10枚はありました(何故かこのVol.8のみタイトルにDynamiteの文字が無い)、出回ったのは80年代の半ばから後半頃だったでしょうか、真偽のほどは知りませんが日本製と云われておりました。私もポツポツ買い集め10数枚は持っております。それなりに売れたのか今でも中古屋さんでときどき見かけますね。画像のような統一ジャケのほか白ジャケのものやカラーヴィニィールのものなどもありました。本ブログではスペンサーとパーシーのウィギンス兄弟のカップリングものを取り上げたことがあります。
ということで、昨年末に見つけたこれはSweetものの8枚目。いや、もうこれも待ったなしのSweetの嵐、空港のSEから語りに入る必殺パターン(タイロン・ディヴィスの"I Had It All the Time"を想起!)の"Grown Up Fairy Tale/Curt Darin"をはじめ、ひたすら脱帽の選曲。
しかし、もっと脱帽するのはほぼすべての曲がしっかりアップされているYou Tube、いやはや、今更ながら隔世の感、雨嵐。

Side A
1 Determination/The Ebonys
2 Everything Man/Daybreak
3 I Only Feel This Way Where I'm With You/Jimmy Briscoe And The Little Beavers
4 Grown Up Fairy Tale/Curt Darin
5 Gonna Be Strong/The Intruders
6 Just Looking For My Love/Four Wonders

Side B
1 Accept Me For What I Am/Talk Of The Town
2 My Babys Got E.S.P/Four Below Zero
3 Loving You (Is The Next Best Thing To Heaven)/Continental Four
4 Baby Hang Up The Phone/Carl Graves
5 Walk Softly/Carl Graves
6 Hey Radio/Carl Graves

Soul from the Vault


Daybreak - Everything Man


CURT DARIN ~ GROWN UP FAIRY TALE


four below zero - my baby's got E.S.P 1976


Four Wonders Just Looking For My Love


Baby Hang Up The Phone-Carl Graves-1974

King's Dance Awhile

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1,Dance Awhile with Doggett/Bill Doggett (King) 1LP 600円
昨年の9月にもこちらで取り上げた"Honky Tonk"で知られるオルガン奏者ビル・ドゲット。後年、御大ジェイムス・ブラウンのプロデュースでファンキーそのもののアルバムを作っていましたが、こちらは58年のもの故、ストレート・ジャズからジャンプ、ムーディーなオルガン・インストまで多彩な内容。何曲かで聴けるホンク・テナーにギターのソロは短いながらも耳をそばだたせてくれました。
Side A
1. Flying Home
2. Misty Moon
3. Bone Tones
4. Tailor Made
5. Chelsea Bridge
6. The Kid From Franklin Street
Side B
1. Pied Piper Of Islip
2. Passion Flower
3. The Song Is Ended
4. Autumn Dreams
5. How Could You
6. Smooche


Bill


King

Bill Doggett Honky Tonk Pts. 1 and 2.wmv









2,Dance Music from the Bostic Workshop/Earl Bostic (King) 1CD 400円
で こちらも50年代King Recordsのもう一人の雄、アルト・サックス奏者アール・ボステイックの58年録音盤。入手盤は80年台の終わりころに出たCDです。
非常にノリの良いオーケストラをバックに徹頭徹尾フルトーンで鳴らすこの人のアルト・サックスは聴いているとクラクラしてきます。
1. Third Man Theme
2. The Key
3. Does You Heart Beat For Me
4. El Choclo Cha Cha
5. Gondola
6. Sweet Pea
7. Ducky
8. Sentimental Journey
9. Barcarolle
10. Who Cares
11. Rose Marie
12. Up There In Orbit


Earl


Earl

Earl Bostic -- Up There In Orbit (VintageMusic.es)


Earl Bostic -- Rose Marie (VintageMusic.es)

Chuck Berry's Golden Hits

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1,Chuck Berry's Golden Hits (Mercury) 1LP 600円
入手盤は70年代はじめに日本フォノグラムから出た国内盤、邦題は「チャック・ベリー・ゴールデン・デラックス」。
ジャケット・デザインは67年に同じくMercuryからリリースされた「Chuck Berry in Memphis」のタイトル部分のみ差し替えたもの。見開きジャケットの裏面はその次にリリースされた「Live at the Fillmore Auditorium」の流用、という豪華版(笑)

で 中身は下記の通りチャックの代表曲がズラリ。
Side A
1.Sweet Little Sixteen
2.Memphis
3.School Days (Ring Ring Goes The Bell)
4.Maybelline
5.Back In The U.S.A.
Side B
1.Johnny B. Goode
2.Rock And Roll Music
3.Roll Over Beethoven
4.Thirty Days
5.Carol
6.Club Nitty Gritty

これを見れば誰しも良くあるヒット曲を寄せ集めたベスト盤ね、と思いますわね。が あにはからんや、コレは66年10〜11月にミズーリー州のTechnasonic Studioで録音されたレッキとした(?)オリジナル・アルバムなのです。もったいぶった書き方をしましたが、要はChess時代の大ヒットナンバーのリレコ集なのです。
で そのリレコの出来ですがオリジナルのフォーマットに則ってるだけにどうしてもChess時代の鉄壁のバックと比べてしまいバック演奏のアラは目立ちます、特にベースがペケですね。チャック自身は元気いっぱいなので惜しいと云えば惜しいのですが、一曲だけ入っている新曲"Club Nitty Gritty"がエレピを生かした中々かっこいい曲でこの路線もありではなかったかと勝手なことを云ってみたりして。

蛇足ながら、
チャックはこの後、1970年には古巣Chessに復帰、72年には"My Ding-a-Ling"で久し振りにヒットチャートを賑わせます。

Golden Hits Back



米Mercury盤「Chuck Berry's Golden Hits」
Golden Hits

米Mercury盤「Live at the Fillmore Auditorium」
Fillmore


Chuck Berry - Club Nitty Gritty

Shelly Manne & His Men 1966

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1,Boss Sounds! Shelly Manne & His Men At Shelly Manne-Hole (Atlantic) 1LP 600円
50年代から70年代に掛けて大活躍した西海岸屈指のドラマーがシェリー・マン。60年代に入ってハリウッドに自らジャズ・クラブ「Shelly's Manne Hole」をオープン、ここを根城に数々のライヴ録音盤を残してきたのも知られるところ。で 本盤は長らく在籍していたContemporalyレーベルを離れAtlanticに移籍して初リリースした66年盤。レギュラー・グループでの根城シェリーズ・マン・ホールでのライヴというシェリー・マンの当時の日常を記録した一枚。

実はウン十年前、私が初めて買ったジャズのレコードがこれなのです。非常にメロディアスで親しみ易いテーマの部分に耳を引かれ(中でも"そよ風と私〜The Breeze and I"が大好きでした)何度も聴くうちに先ずはテーマで始まり次にメンバー各人のソロが続きまたテーマに戻って終わるというジャズの王道パターンを気付かせてくれその面白さを教えてくれた、チト大袈裟に云えば私にとってエポックメイキングな一枚なのです。
この時はまだアドリブの面白さにまでは耳が行かず....だったのですが、この直後に買った「サンジェルマンのアート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ」でその熱い熱いアドリブにぶっ飛んで、一気にジャズの世界にハマっていったのでした。今思えばこのシェリー・マン盤の各人のアドリブは当たり障りのない至極フツーのもので耳に残らなかったのも道理かなと思えます。

しかし、こんな有名でもないフツー盤を良くも初めてのジャズ盤として買ったなぁと今にして思いますが、答えは単純で「安かったから」だと思います(笑) 銀座ヤマハのバーゲンか数寄屋橋ハンターの中古盤かで多分500円!(この価格、当時としては破格中の破格です)

Side A
1.Margie
2.Idle One
3.The Breeze And I
Side B
1.Frank's Tune
2.Wandering
3.You Name It

Conte Candoli (tp)
Frank Strozier (as)
Russ Freeman (p)
Monte Budwig (b)
Shelly Manne (d)
Recorded at“Shelly’s Manne-Hole”, Hollywood, CA, June 20, 1966

Boss Sounds

Shelly Manne - The Breeze and I


Shelly Manne - Frank's Tune

Albert Ayler 1965

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1,Bells/Albert Ayler (ESP-Disk) 1LP 1,200円
1965年5月1日NYCはタウンホールでのライヴ盤。ESPでは「Spiritual Unity」に次いで2枚目となるもので、知られるようにワンサイド・ディスクで片面しか音溝が刻まれていません。
で 本盤は、盤にジャケットに描かれたBellsのロゴが印刷されたカラー・ヴィニィール盤、ロゴ無しのクリア・ビニール盤と各種あり、ジャケットもシルクスクリーン仕様のものから白いもの黒いもの、今回入手したオレンジものと各種存在するコレクター泣かせ盤。その一部がESP-Diskのオフィシャルサイトに載っています。

クレジットされているのは20分弱の"Bells"1曲のみ。3管が咆哮するインプロヴィゼションからのフェイドイン、中ほどで例のニューオリンズ風マーチのテーマが現出、ここで一気にあのアイラーの世界に。

Albert Ayler: tenor sax
Donald Ayler: trumpet
Charles Tyler: alto sax
Lewis Worrell: bass
Sunny Murray: drums

Bells

Bells
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