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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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the 5 Blind Boys of Mississippi - Henry Thomas

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1,I'll Go/the Original 5 Blind Boys of Mississippi (Checker) 1LP 300円
83年にP-VineがChess/Checkerの権利を持っていた時期にリリースしたLPです。ファイヴ・ブラインド・ボーイズ・オブ・ミシッシッピというとゴスペルにさして詳しくない私のようなものでもアーチー・ブラウンリーが在籍していたPeacock時代を思い浮かべます。
その昔、Peacock時代の録音を集めたABCから出ていたLPを何度も何度も聴いておりました。
Peacock

で 本盤は1961年にCheckerからリリースされたもので、アーチー・ブラウンリー死後若き日のロスコー・ロビンソンをリード・シンガーに迎い入れ作られた作品集です。その後ロスコー・ロビンソンはソウル・シンガーに転向するわけですがこのアルバムに何曲かあるロスコーのオリジナル曲はそんなことも思い起こさせる聴きやすいものとなっています。

The Five Blind Boys of Mississippi - One Talk With Jesus (Vinyl 1984)








2,Henry Thomas Sings The Texas Blues! 1927-28 (Origin Jazz Library) 1LP 600円
1874年生まれでブルースを録音したもっとも古い世代の一人。ブルースに限らず幅広い曲調をもって親しみやすい曲を多く歌ってソングスターの表現がぴったりの人。後世代のマンス・リプスカムの先輩格といったところでしょう。ヴォカリオンに24曲を吹き込んでいてそれらは今ではYazoo等でCD化されて簡単に聴くことができますが、本盤はそのCDも元となったYazooの2枚組のLPが出るもっと以前の60年代に初めてヘンリー・トーマスをLP化した事で知られるもの。
クウィル(Quill)と呼ばれる笛を吹きながらコードをかき鳴らすギター、その素朴で親しみやすい歌いっぷり、小難しさは微塵もないFolk Songそのものです。

ブルースの研究家としても知られていたキャンド・ヒートのアル・ウィルソンがこのヘンリー・トーマスの"Bull Doze Blues"を"Going Up The Country"としてリメイク、ヒートの代表曲となったのは一部では知られるところでしょう。
Side A
1,Texas Worried Blues
2,Cottonfield Blues
3,Run,Mollie,Run
4,Honey, Won't You Allow Me One More Chance
5,The Fox And The Hounds
6,Bob McKinney
7,Bull Doze Blues
Side B
1,Texas Easy Street Blues
2,Woodhouse Blues
3,When The Train Comes Along
4,The Little Red Caboose
5,Red River Blues
6,Shanty Blues
7,John Henry

Henry

Henry Thomas - Texas Easy Street


Henry Thomas - John Henry



キャンド・ヒートの"Going Up The Country"の元歌
Bull Doze Blues



こちらがキャンド・ヒート版
Canned Heat - Going Up The Country (1969)

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