Love Me, Or,I'll Kill Ya! / Chicago Slim Blues Band (Barrelhouse)
これは以前から気になっていた一枚。何故かというとリリースしているレーベルがシカゴで７０年代から８０年代に活動していたブルース専門のBarrelehouse Recordsだから。このレーベルからはあの初期シカゴブルースの胎動を収めた名盤中の名盤「Chicago Boogie」が出ていたのです、ほかにも「Blues Guitar Killers」と題された50年代デトロイトブルースのエグイコンピも出していました。
と、まぁ、そんなことで機会があったらと長らく思っていた一枚。吉祥寺のココナッツ・ディスクで遭遇したものでシカゴ・スリムを名乗る白人ボーカル/ハープ/ギタリストの1979年盤。その名の通りシカゴブルース然とした迫力のハープとボーカルは中々に聴かせてくれます。ギタリストが二人いてスライドを弾いているのがスリム氏か、これまたいい味。もう一人のギターはラウドな音色でゴリゴリ弾きまくるのですが時にうるさく外すことも。敢えて言えばリズムがチト弱いかな。こういうのを聴くとフレッド・ビロウの偉大さがよくわかります。とはいえ、リーダーが頑張っているので十分に楽しめるた一枚でした。
Chicago Slim Blues Band - Love Me, Or, I'll Kill Ya!