1,Life at The Donaueschingen Music Festival/Archie Shepp (MPS) 1LP 300円
アーチー・シェップの'67年10月ドイツ「ドナウエッシンゲン音楽祭」での実況録音盤,ジョン・コルトレーンが亡くなった3か月後、そのコルトレーンに捧げる演奏が収められています。
入手盤は1969年2月に日本コロンビアから発売されたもの、ぶっとい帯にMPS Bossa&Jazzシリーズのステッカー、さらにスィングジャーナル誌のゴールドディスク認定シールまで貼ってあってもうジャケットデザインは形無しの様相。ちょうどジャズに興味を覚え始めたころの物にてこの体裁はよく覚えています(話題になったし売れたのでしょう~何たってSJ誌お墨付きですから)。
実際に耳にしたのは数年後ジャズ喫茶に通いだしてから、実際に入手したのはそのまた数年後1,500円の廉価盤シリーズで出たものではなかったかな。
まぁ、そんな盤ですが、ジャズの日本盤LPは全般に安値といっても300円と云う値は破格、うちに帰って見ればその値も納得のカビ臭さ、これには閉口、盤は即洗浄(ほぼピカピカに)、ジャケットはよーく拭いて即新聞紙に包んで放置(カビ臭取りには結構な効果が、是非お試しください)した次第です。
で、中身、コルトレーンが紹介し契約したというImpules Records在籍時で「Magic of JuJu」と「The Way Ahead」という傑作アルバムの間に位置する録音となります。この2枚もしかりで同時期のImpulseのスタジオ録音アルバムはブラックパワーの鎧を被ったコンセプチュアルなアルバム作りでしたが、ここでは異国の地でのライヴ演奏ということででしょうより生身のシェップがたっぷり聴ける演奏となっています。
コルトレーン時代を彷彿とするジミー・ギャリソンのフラメンコベースソロでスタート、次第に全員でのフリーインプロ、しばらくするとテーマと思しきメロディーが表れてシェップの無伴奏ソロへ(このあたりからB面に移行)、しばらくしてソフトな音色ながらもうねるラズウェル・ラッド、ハードな音色でバリバリ吹きまくるグラチャン・モンカーという二人のトロンボーンが絡み合って出てきて前半で聴けたテーマが表れ全員でのフリーインプロに突入、中でもグラチャン・モンカーの咆哮が素晴らしいアクセントに。いつしかこの演奏の山場(というか一番有名な部分)である「 The Shadow of Your Smile ~いそしぎ」のメロディーが厳かに現出、シェップのソロが続いて再び「テーマ」「いそしぎ」が出てきて終了。およそ43分の演奏、シェップはイントロのベースソロの部分を除いてほぼ吹きまくりますが弛緩は一切無し、長いキャリアを持つシェップですが間違い無く代表作の一枚といっていいものですね。
Side A
1,A One For The Trane, Part I
Side B
1,A One For The Trane, Part 2
Tenor Saxophone – Archie Shepp
Trombone – Grachan Moncur, Roswell Rudd
Bass – Jimmy Garrison
Drums – Beaver Harris
Recorded live at the "Donaueschingen Musiktage 1967", Oct. 21, 1967.
Archie Shepp, Life at the Donaueschingen Music Festival, 1967, "One for the Trane", (1)
Archie Shepp, Life at the Donaueschingen Music Festival, 1967, "One for the Trane", (2)
アーチー・シェップの'67年10月ドイツ「ドナウエッシンゲン音楽祭」での実況録音盤,ジョン・コルトレーンが亡くなった3か月後、そのコルトレーンに捧げる演奏が収められています。
入手盤は1969年2月に日本コロンビアから発売されたもの、ぶっとい帯にMPS Bossa&Jazzシリーズのステッカー、さらにスィングジャーナル誌のゴールドディスク認定シールまで貼ってあってもうジャケットデザインは形無しの様相。ちょうどジャズに興味を覚え始めたころの物にてこの体裁はよく覚えています(話題になったし売れたのでしょう~何たってSJ誌お墨付きですから)。
実際に耳にしたのは数年後ジャズ喫茶に通いだしてから、実際に入手したのはそのまた数年後1,500円の廉価盤シリーズで出たものではなかったかな。
まぁ、そんな盤ですが、ジャズの日本盤LPは全般に安値といっても300円と云う値は破格、うちに帰って見ればその値も納得のカビ臭さ、これには閉口、盤は即洗浄(ほぼピカピカに)、ジャケットはよーく拭いて即新聞紙に包んで放置(カビ臭取りには結構な効果が、是非お試しください)した次第です。
で、中身、コルトレーンが紹介し契約したというImpules Records在籍時で「Magic of JuJu」と「The Way Ahead」という傑作アルバムの間に位置する録音となります。この2枚もしかりで同時期のImpulseのスタジオ録音アルバムはブラックパワーの鎧を被ったコンセプチュアルなアルバム作りでしたが、ここでは異国の地でのライヴ演奏ということででしょうより生身のシェップがたっぷり聴ける演奏となっています。
コルトレーン時代を彷彿とするジミー・ギャリソンのフラメンコベースソロでスタート、次第に全員でのフリーインプロ、しばらくするとテーマと思しきメロディーが表れてシェップの無伴奏ソロへ(このあたりからB面に移行)、しばらくしてソフトな音色ながらもうねるラズウェル・ラッド、ハードな音色でバリバリ吹きまくるグラチャン・モンカーという二人のトロンボーンが絡み合って出てきて前半で聴けたテーマが表れ全員でのフリーインプロに突入、中でもグラチャン・モンカーの咆哮が素晴らしいアクセントに。いつしかこの演奏の山場(というか一番有名な部分)である「 The Shadow of Your Smile ~いそしぎ」のメロディーが厳かに現出、シェップのソロが続いて再び「テーマ」「いそしぎ」が出てきて終了。およそ43分の演奏、シェップはイントロのベースソロの部分を除いてほぼ吹きまくりますが弛緩は一切無し、長いキャリアを持つシェップですが間違い無く代表作の一枚といっていいものですね。
Side A
1,A One For The Trane, Part I
Side B
1,A One For The Trane, Part 2
Tenor Saxophone – Archie Shepp
Trombone – Grachan Moncur, Roswell Rudd
Bass – Jimmy Garrison
Drums – Beaver Harris
Recorded live at the "Donaueschingen Musiktage 1967", Oct. 21, 1967.
Archie Shepp, Life at the Donaueschingen Music Festival, 1967, "One for the Trane", (1)
Archie Shepp, Life at the Donaueschingen Music Festival, 1967, "One for the Trane", (2)