Hometown Guitar 1968

1,Hometown Guitar/Chet Atkins (RCA Victor) 1LP 550円
ジャケ写のロンサム感に惹かれての購入でしたが、中身も中々。ロンサム感の対極のアット・ホーム感でしたが。
ということで、チェット・アトキンスの1968年盤。ジャケット裏にはチェットの故郷だというテネシー州はLuttrellの写真も載っていて故郷を思い出しての一枚ということなのでしょうか。快調なギャロッピングギターでオープニング、以下、チェットのギター(一部ガットギターも聴こえます)のみならず、コーラス、ペダルスティール、バンジョー等にもスポットが当たって曲毎に楽しませてくれます。

Side A
A1 Big Daddy
A2 Sittin' On Top Of The World
A3 Huntin' Boots
A4 Blue Guitar
A5 Cattle Call
A6 Back To Old Smoky Mountain
Side B
B1 Sweet Georgia Brown
B2 Blue Angel
B3 Get On With It
B4 Reed's Ramble
B5 Pickin' Pot Pie
B6 The Last Thing On My Mind

収録曲で目(耳)を引いたのはコーラスが入った2曲目の"Sittin' On Top Of The World"。ミッシシッピー・シェクスが1930年に吹き込んだ曲として知られる曲でブルースファンにはハウリン・ウルフの持ち歌としても知られる曲。我々の世代からすると何といってもジャック・ブルースが絶唱するクリームのヴァージョンですね。

で　このチェットのアルバムが録音された1968年といったらそのクリームが全米に乗り込みその"Sittin' On Top Of The World"を歌って若人をブイブイ云わせていた正にその時期。同じ時期、同じ国の中で、同じ曲がこうもその表現を変えて歌われ異なる層から双方ともに支持をされていた.....。アメリカの現実を垣間見た思いもちらりと。






Chet Atkins - "Hometown Guitar" (full album)