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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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Rio Grande 1971

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1,same/Rio Grande (UK-RCA Victor) 1LP 864円
テキサスを流れる国境の川の名を取ったリオ・グランデ、レニー・ケイ編纂のオリジナル「Nuggets」(昨年末にワーナー・ジャパンが再発しましたね)に"A Public Execution"が選出されていたガレージ・バンド、マウス&トラップスのメンバー、ロニー・ワイスとデヴィド・スタンレーが中心となったテキサスの5人組、あの"スージーQ"のオリジネイターとして知られるデイル・ホーキンスがプロデュースし1971年にリリースした唯一のアルバムです。

実は本盤、70年代の半ばに入手して以来ずーっと聴き続けてきている最高の愛聴盤なのですが、つい先日渋谷DUでそのUK盤と遭遇、コーティングのジャケットのツクリからも米盤と同時期にリリースされたものと思われます、いやぁ、こんなのが英国でも出ていたなんて! と、驚きつつ即抱え込んだ次第です。

3年ほど前に韓国のBig PinkがついにCD化、その後Vividが日本語解説を付けて日本仕様盤として出したのが契機となってネットをはじめレココレでもレビューされたり多少取り上げられる機会も得た最近。
が、リリースされた70年代からまずもってメディアに取り上げることのなかった盤でした、70年代半ばにはカット盤がそれなりに輸入されていて結構見かけ、80年代以降も何度か中古でみかけることはあったものの市場ではいつも3桁の低価格、今回入手盤も71年リリースに英国盤にも関わらず、やっぱり3ケタ。殆どの人に引っ掛からない残念盤、まぁ、一般的にはそんな盤なのです。

が、いざ聴けば、マウス時代のガレージ風味は何処へやらの穏やかでセンチメンタルな一枚で、イチオシはA面2、3、5曲目。英国のヘロンが「木漏れ日フォーク」、だとすれば、このリオ・グランデの3曲はさながら「黄昏カントリー・ロック」、メロディアスに枯れた哀愁のカントリー・ロック、絶品です。B面には類型的なカントリー・ロックもあったりしますが、南部サウンドのメッカ、テキサスはタイラーのロビン・ブライアン・スタジオで録られただけあって、スライドギターがビンビン飛ぶサザン・ブギもあったりします。A面1曲目のオープニング曲がその後隆盛をみるスワンプ/サザンロックを彷彿とさせるようなところもあって最もリオ・グランデの未来図を描けるような曲。が、残念ながら次作を作ることなく本盤一枚で消えていきました。

と、まぁ、そんな盤ですが、私のように70年代の昔から愛聴している人がこの国にも100人くらい居るのでは。つーか、居たら嬉しい、です。

Side A
A1 Idle Idabelle
A2 Me And My Wife
A3 End Of The Bottle
A4 Sue Ann
A5 So Good To Be Free
Side B
B1 Wish I Could See You Again
B2 What Do You Do When Love Flies Out Your Window
B3 Before My Time
B4 Nice And Easy
B5 Dog Song


riogrande


Rio Grande - So Good To Be Free (1971)



Rio Grande: Me and my Wife




Rio Grande s/t full lp 1971

これがホリーズ・スタイル & more.

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1,これがホリーズ・スタイル/ホリーズ (EMI) 1CD 472円
通販専門のCD屋さん「カケハシ・レコード」でのお買い物。
93年に東芝EMIがリリースしたCDです。元々は1968年の日本公演に合わせて68年2月に東芝音工がOdeonレーベルで出したLP、これにシングルB面曲、EP収録曲等8曲をボートラにしたのがこのCD。もう少し言えば英国でのセカンド・アルバム「In the Hollies Syle」が大元になります。

ということで、内容的にはホリーズと云えばの"バス・ストップ" "ストップ・ストップ・ストップ" "アイ・キャント・レット・ゴー"といった誰もが知るヒットが出る以前のものになります、コーラスが分厚いポップなR&Bバンドってイメージでしょうか、意外に耳が行くのはエリック・ヘイドックのベースとボビー・エリオットのドラムス、これがかっこいいんですね。
1,Nitty Gritty / Something's Got A Hold On Me
2,Don't You Know
3,To You My Love
4,It's In Her Kiss
5,Time For Love
6, What Kind Of Boy
7,Too Much Monkey Business
8,I Thought Of You Last Night
9,Please Don't Feel Too Bad
10,Come On Home
11,You'll Be Mine
12,Set Me Free
BONUS TRACKS:
13,What Kind Of Love
14,When I'm Not There
15,I'm Talking About You (Remix Version)
16,Baby That's All
17,You Know He Did
18,I've Got A Way Of My Own
19,So Lonely
20,Mickey's Monkey

このOdeon盤を当時友人のお兄さんが持っていて、その友人宅に行くとこのかっこいいジャケットが壁に飾ってあったのを今もクッキリと記憶します。


The Hollies - Nitty Gritty / Something's got a hold on me




The Hollies - It's in her kiss









2,The Best of Zoot Money's Big Roll Band (Repertoire) 1CD 100円
ズート・マネーもついに100円かぁ、と、ため息ついて買ってきたCD。
アタマ9曲までがシングル曲、10から15曲目までが初スタジオ録音アルバム「It Shoul've been Me」、16から19曲目までが「Live at Klooks Kleek」から。
ベスト・アルバムといいつつもシングル曲の中にはリードボーカリストだったポール・ウィリアムス名義の曲も入っていたり見逃せないアルバムでした。ブックレットにはRepertoireらしく写真も資料も満載。


zoot


Zoot Money`s Big Roll Band - Big Time Operator



Zoot Money's Big Roll Band / Chauffeur



ZOOT MONEY : KLOOKS KLEEK , January 1967








3,The Ultimate Action/The Action (Edsel) 1CD 100円
CD時代初期の1990年にEdselが出したレグ・キングがいたりマイティ・ベイビーの前身だったりするジ・アクションのCD。当時ブリティッシュビート系を聴いていた人達はこぞって買ったんじゃないでしょうか、このCD。
入手したのはこのEdsel盤に日本語ライナー/歌詞/訳詞を付けたMSI盤、これが100円。バカじゃねぇーの、こんなことでいーのかと(笑)


action


Land of a 1000 dances - The Action



The Action:Shadows & reflections







4,Volume 1/Incredible Hog (Won-Six) 1CD 490円
英国のマイナーレーベルから1973年にリリースされたハードロックトリオの唯一作。昔からその手のファンには名高い盤でリプロも出ていて私もチープなリプロLPで楽しんでいました。入手のCDは韓国のレーベルが復刻したものです。

hog


Incredible Hog - Volume I (full album)

Andy Goldmark 1973

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1,same/Andy Goldmark (WB) 1LP 864円
ノーマン・シーフによる写真、ディーン・トーレンスによるアート・ディレクションというジャケットに包まれたノスタルジックでいながらも先見性も感じられる香しい一枚で、70年代のSSW系のファンなら知らぬ者はいないであろう影の有名盤。その後ソングライター/ミュージシャンとしてキャリアを積むことになるアンディ・ゴールドマークの1973年に出された唯一のアルバムです。

70年代の後半に一度だけ1,300円という値で見つけたもののちょっと目を離した隙にさらわれ、以来、高嶺の花。アナログ時代は落してもらったカセットで聴き、CD時代に入って90年代の後半だったか例の「名盤探検隊」でやっとまともに聴けるようになったという私的怨念盤でもあります。ここ数年CD化とこの手の音楽の需要が減ったのが影響してでしょうか、1,500円程度で何度か遭遇していたのですが状態がイマイチだったりでスルーしていましたが、このたびついに3桁で遭遇、やっと入手しました、このLP。

Side A
1, Hours Have Passed
2, Rosebud
3, Light over the World
4, They Took Mine Away
5, I Don't Believe in Wisdom
Side B
1, Lord of the Ring
2, Fly Home Darlin' Love
3, Train That Goes to Mexico
4, Too Tired to Fight
5, Feels So Good in the Morning
6, After Though
Prod. Gary Usher

本作の後、78年頃だったかA&Mからホリー・シャーウッド達との3人組ワンダー・ギャップとしてアルバムを出していましたね、都会的なポップミュージックが眩しい一枚でした、久し振りに聴いてみましょう。


goldmark


アップされていたのはこの1曲のみ、ですが、私が一番好きだったのがこれでした。
Andy Goldmark - Light Over The World




ワンダーギャップもアップされていたので
Wondergap - Give Me One Last Chance (1978)

Sandy Nelson - Ray Conniff

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1,Going Up THe Country/Sandy Nelson (Liberty) 1LP 100円
サンディ・ネルソンの東芝盤、70年に近づくにつれジャケットもそれまでの東芝らしさが変化していってますね。乙女写真を使ってもカラーリングだったり、タイトルの書体/配置だったりが新しくなっているような気がします。60年代のデザインが好物な者としてはチト寂しい変化です。

ということで本盤、邦題「ニュー・ロック・ドラム」ときたもんでキャンド・ヒート、クリーム、ステッペン・ウルフ、ゼム/シャドウズ・オブ・ザ・ナイト、ジミ/リーヴス、サー・ダグラス・クインテット、ファイアー・ボーイズから映画音楽まで何でもあり、ファズ・ギターとオルガンがギンギンです。はてさて、この頃はもうサンディ・ネルソンは実際には演奏していないのかもしれませんね。1969年発売盤です。

Side A
A1 Going Up The Country
A2 I Feel Free
A3 Mendocino
A4 Sunshine Of Your Love
A5 The Lion In Winter
A6 My Own Thing
A7 Hey Joe
Side B
B1 Magic Carpet Ride
B2 Soulful Strut
B3 Come On React
B4 Drums Along The Strip
B5 Rebirth Of The Beat
B6 Out Of Limits
B7 Gloria

調べてみるとこの東芝盤、米Imperialからのアルバム「Rebirth Of The Beat」に"Hey Joe" "Gloria"の2曲を追加したものでした。ジャケットデザインも勿論東芝オリジナルです。

Sandy Nelson ♠ The Rebirth Of The Beat ♠ (1969 Full Album - LP HQ audio)









2,Bridge Over Troubled Water/Ray Conniff (Columbia) 1LP 100円
"明日に掛ける橋"をタイトルに持ってきた1970年盤、こちらのジャケットもColombiaお得意のジャケットデザインではありますが60年代からは変化してきていますね。
私の大好きなニルソンの"うわさの男"やカーペンターズも歌った"恋よさようなら"、エヴァリーズの"夢を見るだけ"等々お馴染みの曲ばっかり。楽しめます。
因みにレーベルはまだ2eyeの360 Soundでした。

Side A
A1 Bridge Over Troubled Water
A2 Everybody's Talkin'
A3 Someone
A4 I'll Never Fall In Love Again
A5 Leavin' On A Jet Plane
Side B
B1 Honey Come Back
B2 Something
B3 Raindrops Keep Fallin' On My Head
B4 Midnight Cowboy
B5 All I Have To Do Is Dream
B6 Early In The Morning

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70年代ともなるとジャケット裏面もカラーになってきます。
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RAY src="http://www.youtube.com/embed/0W_cpSCPFk8" width="640" height="360">

The Challengers 1964 - 1970

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1,Hot Rod Album!/The Challengers (Triump/Sundazed) 1LP 1,500円
昨年4月のRSDでSundazedがリリースしたLP。1000枚限定でクリアレッド・ヴィニール。リリース当初は4,320円の高価格、アウトレット箱でこの値で見つけ即抱えたもの。

レーベルはTriumpとなっていますが、1964年当時はこんなアルバムは出ていないはず。Sundazedがシングル曲等を再構成して作ったアルバムだと思います。さすがSundazedでこのジャケットのツクリでは当時のものと云われても分からない素晴らしい出来。

デザインは最高なのですが、掲げた画像には撮影者が写り込んでて気持ち悪いこと! スミマセンです(笑)

リチャード・デルヴィー率いるチャレンジャーズの最も乗っていた時期のものにて極上のホット・ロッド・インスト・アルバムになっています。とは云え、デルヴィー以外はお馴染みのスタジオ・ミュージシャンでしょうが。
Side A
A1 Hot Rod Hootenany
A2 Rev-Up
A3 She Rides With Me
A4 Out of Limits
A5 Maybellene
A6 Stick Shift
A7 Satan's Theme
Side B
B1 Penetration
B2 The Blonde in the 406
B3 Road Runner
B4 The Fastest Time
B5 Let's Go
B6 Hot Rod Show
B7 Sunset Surfing


Hot Rod Album


The Challengers - Hot Rod Album - Record Store Day - Red Vinyl!








2,Vanilla Funk/The Challengers (GNP) 1CD 300円
さてさてこちらは、まだやっていたのね、と、思わず云いたくなっちゃう1970年盤。
ジャケットにはオジサン然としたメンバー写真が載っていますが、ここでも演奏は匿名性は高いものですね。リチャード・デルヴィーは当時はプロデューサーとして辣腕をふるっていたはずです。
Side A
A1 Soulful Strut
A2 Games People Play
A3 For What It´s Worth
A4 Soul Deep
A5 I´m Gonna Make You Love Me
A6 Vanilla Funk
Side B
B1 Mercy Mercy
B2 The Weight
B3 We´ll All Get By
B4 Wheel´s (Keep On Turning)
B5 Camel Back


Vanilla Funk

Dont' Make Waves 1967

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1,Don't Make Waves/O.S.T. (MGM) 1LP 648円
映画が先なのか曲が先なのか不勉強にも知りませんが、この映画のタイトル曲をバーズが手掛けているということでファンには知られるサントラ盤。
実はこのサントラ盤、ほぼ10年前にこちらで再発盤を取り上げています。先日、そのピンピンキレイなオリジナル盤とこんな安価で遭遇し、驚きつつ買い込んできたものです。

67年のMGM映画でトニー・カーティス主演の邦題「サンタモニカの週末」なるもので、あのチャールズ・マンソンの信者に惨殺されてしまったシャロン・テイトがIntroducingの肩書きで共演している一作です。

で そのタイトル曲"Don't Make Waves"は、バーズとしてはシングル"Have You Seen Her Face"のB面で発売されオリジナルアルバムには未収録だった曲。ただ、先に記事にも書きましたがこのサントラで聴けるヴァージョンはミックスが大いに異なり映画ではなくフツーに聴くには結構聴きづらいものになっています。

バーズはこれ1曲のみで他は60年代後半らしいサイケ風味だったりするインスト、これはこれであの時代の音楽が好きな者としては結構楽しめるものになっています。


Don't Make Waves Trailer



The Byrds - Don't Make Waves



"Don't Make Waves" - The Byrds (Sharon Tate Stills)



The Byrds - Don't Make Waves (Columbia)

空を舞う

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100円バーゲン箱から見つけ出した飛行機と鳥の空を舞うジャケット作を。
ということで、中身は度外視購入です。


1,Live It While You Can/Suicide Squad (MFN) 4 track 12" 100円
メタルバンドの88年盤。






2,same/Berlin Airlift (Handshake) 1LP 100円
アメリカのポップバンドの82年盤。ボーカル氏がRick Berlin、そこからバンド名が来て、このジャケットに至ったのでしょうね。


berlin






3,same/Seabird Band (Waylon Record) 1LP 100円
フィドラーがいたりスティールギターが入ったりのポップカントリーバンドの77年盤、Discogsによるとトリオ・レコードから日本盤もリリースされていた由。


seabird



seabird

The Grass Roots 1968 -1973

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状態が良い盤が安価で見つかったので再購入してみました。今も昔もグラスルーツは安いですねぇ、余りの陰りに無さ、メジャー感がマニア心をまったくくすぐらないと、そういう訳でしょうか。


1,Feelings/The Grassroots (Dunhill) 1LP 545円
68年の3枚目のアルバム、ここにきて初めてメンバーの名が明らかになりその写真までジャケットに載るようになりました。サウンドは従来のフォークロックを引きずってはいますが、67~68年という時代柄ファズギターがちらっと入ったりしてナチュラル・サイケの風味も。
このアルバムからはタイトルソング"Feelings"と"Melody for You"がシングルカット。

で このアルバムをリリースした直後に出したのがシングル"真夜中の誓い(Midnight Confessions)"、ここでモータウンに範を取ったかのようなあのブラスをバンバン入れキレのあるリズムのヤンキー・サウンドと云われたサウンドが開花、大躍進がスタートします。

Side A
A1 Feelings
A2 Here's Where You Belong
A3 The Sins Of A Family Falls On The Daughter
A4 Melody For You
A5 Who Will You Be Tomorrow
A6 You Might As Well Go My Way
Side B
B1 All Good Things Come To An End
B2 Hot Bright Lights
B3 Hey Friend
B4 You And Love Are The Same
B5 Dinner For Eight
B6 Feelings (Reprise)


grassroots


 The Grass Roots ☆ Feelings 1967



The Grassroots - Melody For You.wmv








2,Alotta Mileage/The Grassroots (Dunhill) 1LP 100円
人気に陰りが出てきた73年のダンヒルでの最後アルバム。シングルカットは"Love Is What You Make It"と"Where There's Smoke There's Fire"、いづれもチャート的には振るわず。
プロデュースは変わらずスティーヴ・バリですがこれにウォーレン・エントナーとロブ・グリルのメンバー二人の名も。メンバー自身の自己顕示欲/独立心が結局は首を絞めることに....というのは私の邪推です。が、個性を失って時代の音に埋没していったのは事実かと。
Side A
A1 Where There's Smoke There's Fire
A2 Pick Up Your Feet
A3 You've Got To Bend With The Breeze
A4 Just A Little Tear
A5 Ain't No Way To Go Home
A6 Claudia
Side B
B1 Love Is What You Make It
B2 Look But Don't Touch
B3 Ballad Of Billy Joe
B4 We Almost Made It Together
B5 Little Bit Of Love


grass


grass



GRASS ROOTS-"LOVE IS WHAT YOU MAKE IT"(W/LYRICS)



The Grass Roots - Where There's Smoke There's Fire

Big Sounds of the Drag Boats

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1,Big Sound Series Vol.3 : Big Sounds of the Drag Boats (Capitol) 1LP 540円
Capitolが1963年頃にリリースしていた「Big Sound」シリーズの一枚、入手盤はそれを東芝が出した日本盤です。邦題は「ビッグ・サウンド・オブ・ドラッグ・ボート」。
かつてこのシリーズの同じ東芝盤「The Big Sounds of the Sports Cars!」を取り上げたことがあってそちらもご参照いただければ。

今回の入手盤はシリーズのVol.3でドラッグボートレースの実況を収めたもの。シリーズには所謂ゼロヨンのスピードレースを収めた「Drag Race」とF-1のレース実況を収めた「the Sports Cars」があったようです。ドラッグレースやレーシングカーやバイクレースの実況を収めたレコードは結構見かけますが、ドラッグボートものは珍しいですね。

まぁ、こんな実況レコードがあって日本でも出ていたということで。


実況盤ではなく題材に使った演奏ということではホーネッツのこれが知られますね。

hornets


hornets


Five Live Yardbirds 1964

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1,Five Live Yardbirds (Odeon) 1LP 100円
そう、私がヤードバーズを知ったころの「ファイヴ・ライヴ」はこの東芝盤でした。邦題は「ヤードバーズ・イン・コンサート=マーキー・クラブ実況版」。

当時入手出来たスタジオ盤は「不滅のヤードバーズ・二大ギタリストの競演」と「サイケデリックのエース」の2枚の東芝盤。そして、私が最初に買ったのが4曲入りコンパクト盤、A面に"フォー・ユア・ラヴ" "ハートせつなく"、B面に"アイム・ア・マン" "シェイプス・オブ・シングス"、これは聴いた、ホントに擦り切れるほどに。今でもヤードバーズといえば先ずはこの4曲です。

ということで、これらの東芝盤にはホントにお世話になりました。いや、懐かしいですね。

で 今回の入手盤、648円で出ていたものが見切られて100円、これは手が出ますよね、状態も良いですし。しかし、とても恍惚には見えず眠っているとしか見えないクラプトンのイラスト、今となっては微笑ましくもありですが、何とかならなかったものか.....そのその昔からおもっておりました。世界中にあるこのアルバムのデフ・ジャケの中でも屈指のものでしょう(笑)

Side A
1. トゥー・マッチ・モンキー・ビジネス
2. アイ・ガット・ラヴ・イフ・ユー・ウォント・イット
3. スモークスタック・ライトニング
4. グッド・モーニング・リトル・スクールガール
5. リスペクタブル
Side B
1. ファイヴ・ロング・イヤーズ
2. プリティ・ガール
3. ルイーズ
4. アイム・ア・マン
5. ヒア・ティス


THE YARDBIRDS - LIVE 1964 - "Too Much Monkey Business" - (2016 Video Edit)



THE YARDBIRDS (with Eric Clapton) - I'm a man (1964)



YARDBIRDS FEAT. ERIC CLAPTON - LOUISE JULY 1964



Yardbirds - Five Live Yardbirds - Full Album

Jazz : The Horizon Beyond

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1,Rejoice!/Red Mitchell (Pacific Jazz) 1LP 1,180円
ウエストコーストNo.1ベーシストの念願叶ってチェロに専念したライヴ盤。
この時代のジャズメンによるチェロというとロン・カーターがエリック・ドルフィーと演ったセッションを思い起こしますが、こちらはずっとスィンギー。
入手盤は東芝EMIの特典盤です。

Side A
1. JIM'S BLUES
2. OH,YOU CRAZY MOON!
3. REJOICE!
Side B
1. BLACK EYED PEAS
2. YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
3. NIGHT IN TUNISIA

Red Mitchell(cello)
Jim Hall(g)
Frank Sefrazzeri(p)
Jimmy Bond(b)
Frank Butler(ds)
Live at The Renaissance,Hollywood,October 1960


Red Mitchell - Rejoice!







2,The Horizon Beyond/Attila Zoller (Emarcy) 1LP 864円
1965年のアッティラ・ゾラーの初リーダー作です。
Don Friedman(ピアノ)、Barre Phillips(ベース)、Daniel Humair(ドラム)という新進気鋭、これ以上無いというほどの当時の先進ジャズメン。フリーミュージックへの展開も実に刺激的、初期ドン・フリードマンの演奏も注目ですが超が付く技巧のゾラーの個性的なギターもここでは満開。付くリズムの二人も対等に渡り合います。初めて聴いた盤ですが、ゾラーがこんな初リーダー作を作っていたとは驚きと共に不勉強を恥じるばかりなり、です。1965年ベルリンでの録音。


zoller


Attila Zoller - The Horizon Beyond (1965)






3,Quote,Unquote/John Handy (Roulette) 1LP 648円
ルーレットのジョン・ハンディにこんなアルバムがあったかな?......と疑問を持ちつつ買ってきたのですが、調べてみたら1959年のファースト「In the Vernacular」とセカンド「No Coast」のセッションを編集したものでした。発売は67年のようですので、Columbiaに移籍しての人気に便乗して過去の録音を出し直したという商売盤ですね。
Side A
A1 Problem Too
A2 Blues In The Vernacular
A3 No Coast
Side B
B1 Suggested Line
B2 Quote, Unquote
B3 Boo's Ups And Downs


handy







4,New View!/John Handy (Columbia) 1LP 864円
で こちらはRouletteからColumbiaに移籍しての3枚目1967年盤。
マイケル・ホワイトのバイオリン、アッティラ・ゾラーのギターを含むアラビックな演奏で一躍人気者になったジョン・ハンディ、そのグループを一新してボビー・ハッチャーソンのヴァイヴとパット・マルティーノのギターを入れたグループでの67年6月のN.Y.はヴィレッジ・ゲイトでのライヴ盤。

1曲目の"Naima"にジョン・コルトレーンの追悼サブタイトルが付いていますが、これは後付け、トレーンが亡くなったのはこの録音の翌月。そんなレコード会社の策略には関係なくジョン・ハンディは縦横無尽。素晴らしくフレッシュな演奏です。

Side A
1,Naima (In Memory of John Coltrane)
2,A Little Quiet
Side B
1,Tears of Ole Miss (Anatomy of a Riot)

John Handy (as)
Bobby Hutcherson (vib)
Pat Martino (g)
Albert Stinson (b)
Doug Sides(ds)
 
new view


he New John Handy Quintet - (Naima) In Memory Of John Coltrane

Jazz : Involvement

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1,Sextette,Quintet/Tom Stewart (ABC Paramount) 1LP 1,180円
レコ屋のエサ箱で見るまでまるで知らなかった一枚。若き日のスティーヴ・レイシーにハービー・マン先生が参加しているところに目が行って購入。
リーダーのトム・スチュワートが操るのはテナー・ホルンというチューバとフレンチ・ホルンの中間のような何ともムーディーな音の楽器。

ということで、そんなテナーホルンにソプラノ・サックス、フルート、ギターが絡むという何ともマイルドな一枚でした。

Side A
1,Rosetta
2,Gee Baby Ain't I Good To You
3,Let's Get Lost
4,Out Of Nowhere
5,My Heart Is A Hobo
Side B
1,Fidgety Feet
2,Spain
3,The Things I Love
4,Potatoes
5,Some of These Days

Tom Stewart (tenor horn)
Steve Lacy (ss)
Dave McKenna (p)
Whitey Mitchell (b)
Alan Levitt (ds)
Joe Puma (g)
Herbie Mann (fl, ts)
Billy Bradley (ds)








2,Involvement/John Klemmer (Cadet) 1LP 864円
後に所謂フュージョン方向に突っ走って人気者になるテナーマン、ジョン・クレマー。これは1967年に21才で録音した初リーダー作。ジャズを聴き始めの頃にジャケ裏面が日本語ライナーだった日本ビクター盤を聴いていたもの。オリジナルのCadet盤と遭遇しウン十年振りの再購入。
とても21才とは思えぬ渋ーい表情をしたジャケ写通り堂々とした鳴りのテナー、これが独特のイントネーションと独特の音像の録音で何とも個性的。これに軽めのリズムセクションと上手いのだか下手なのかわからない変なギターが絡んで、誰もが好む名盤とは云い難くも大いに個性的な一枚に仕上がっています。私はこの個性にやられて結構当時聴きこんだのですが、今聴いてもその印象は変わらず大いに楽しませてもらいました。

Side A
1. Stand In The Sun
2. My Blues
3. You Don't Know What Love Is
4. Later With Them Woes
Side B
1. Passion Food
2. How Deep Is The Ocean?
3. Will 'n' Jug

John Kllemmer (ts)
Jodie Christian (p)
Sam Thormas (g)
Melvin Jackson (b)
Wilber Campbell (ds) 

kllemer








3,The Dragon Suite/Marc Levin and his Free Unit (BYG) 1LP 864円
幾何学模様のジャケットにFree Unitの名、60年代フリージャズが好物の私としては見逃すわけにいかず手が出た一枚。
が 失敗。見事にこのジャケットに騙されてしまいました、既に持っているジャケットがまるで違う1968年にSavoyから出ていた同名のアルバムのBYG再発盤でした。
60年代後半ビル・ディクソンがプロデューサーとなって出していたSavoyのNew Jazzシリーズの一枚で中々に観念的なフリージャズ。

A1 Morning Colors
A2 The Dragon And The Rainbow: Forum With Modernmen
B1 The Rainbow
B2 Twilight Dance
B3 Meditation: The Sea, The Fire, The Earth

Bass – Cecil McBee
Cello – Calo Scott
Drums – Frank Clayton
Flute, Brass, Composed By – Marc Levin
Recorded by Stereo Sound Studios, N.Y.C., 1967


dragon






4,same/Gato Barvieri & Don Cherry (Innner City) 1LP 648円
ガトーのそのキャリアの初期はヨーロッパを彷徨っていて、本盤は1965年にパリでドン・チェリーと出会って残した録音。購入盤は米Innner Cityが76年に出した盤ですが、元は「Togetherness」として知られるアルバムでイタリアのDurium盤がオリジナルだと思います。
哀愁味溢れるフリージャズ。メロディアスなテーマとインプロヴィゼイションの妙、聴き応え十分なアルバムです。

A1 Togetherness One - First Movement
A2 Togetherness One - Second Movement
3 Togetherness One - Third Movement
B1 Togetherness Two - Fourth Movement
B2 Togetherness Two - Fifth Movement
Don Cherry (tp)
Gato Barvieri (ts)
Karl Berger (vibes)
Jenny Clarke (b)
Aldo Romano (ds)

recorded on Spring 1965 (Togetherness One) and Summer 1965 (Togetherness Two) in Paris.

don&Gato


Gato Barbieri & Don Cherry - Togetherness (1965)



Gato Barbieri & Don Cherry - Togetherness (1965)

Jazz : Feeling Finesse

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最近買ったジャズLP、そのパート3です。


1,Feeling+Finesse=Jazz/Stephane Grappelly (Atlantic) 1LP 648円
ステファン・グラッペリの1962年パリでの録音作。
1曲目が"Django"、そしてそのジャンゴ・ラインハルトとの共演していた頃の再演も。流麗にして明るく爽やか、品格の一枚。

1. Django
2. Nuages
3. Alabamy Bound
4. You Better Go Now
5. Daphne
6. Le Tien
7. Minor Swing
8. Makin’ Whoopee
9. How About You?
10. Soft Winds







2,By Request/Perry Como (RCA Victor) 1LP 300円
ビロードの歌声、ペリー・コモの1962年盤。
このさり気なくも粋なジャケットデザイン、うーん、ぴったりですね。

Side A
A1 Maria
A2 Lollipops And Roses
A3 The Sweetest Sounds
A4 More Than Likely
A5 Moonglow And Theme From "Picnic"
A6 My Favorite Things
Side B
B1 Once Upon A Time
B2 Can't Help Falling In Love
B3 What's New?
B4 Somebody Cares
B5 I'll Remember April
B6 Moon River


como


Perry Como - Moon River



Perry Como - More Than Likely (By Request) (16)









3,Umbrella Dance/山下洋輔 (Frasco) 1LP 648円
坂田明, 小山彰太との山下洋輔トリオ、1977年6月にドイツのルドヴィヒブルク、トンスタジオ・バウアーにて録音された、絵本・童話作家今江祥智とのコラボレーション作品。プロデュースはエンヤ・レコードのホルスト・ウェーヴァー。
ジャケット・デザインは絵本・童話作家の今江祥智の童話「どしゃぶりねこ」を、矢吹申彦が書いたもの。

本作が制作された経緯はまったく知りません。何も知らずに本作を聴けば、正に70年代後半の山下トリオそのものでジャケットの童話「どしゃぶりねこ」は何なの? と。
本来はジャケット内側にある童話を読みながら想像を働かせて聴くものなのでしょう。

1. アンブレラ・ダンス・パートI
2. アンブレラ・ダンス・パートII
3. アンブレラ・ダンス・パートIII


猫

猫







4,Spring of Two Blue-J's/Cecil Taylor (Unit Core) 1LP 648円
1973年11月N.Y.のタウンホールでのライヴ録音、A面はピアノソロ、B面はジミー・ライオンズ、シローネ(ノリス・ジョーンズ)、アンドリュー・シリルのいつもの自己のユニットでの演奏。
60年代から70年代のゆるぎない徹頭徹尾冷徹なセシル・テイラーのピアノ。惹かれます。

Side A
Part 1: Spring Of Two Blue-J's 16:19
Side B
Part 2: Spring Of Two Blue-J's 21:29 


cecil


Cecil Taylor - Spring of Two Blue J's (Part 1) [Solo, 1973]



Cecil Taylor - Spring of Two Blue J's (Part 2)








5,Anita and Rhythm Section/Anita O'Day (Anita O'Day Records) 1LP 100円
10年ほど前にも取り上げているアニタ・オデイ自らのレーベルからの1971年盤。峠を越したとはいえアニタはアニタ。が やや寂しさも。有名曲のオンパレードにも逆に一抹の....。

Side A
A1 Watch What Happens
A2 Walk On By
A3 So Nice Samba
A4 Bluesette
A5 What Is This Thing Called Love?
A6 I Get A Kick Out Of You
Side B
B1 Funny Valentine
B2 Here's That Rainy Day
B3 Quiet Nights Of Quiet Stars
B4 Fly Me To The Moon
B5 Green Dolphin Street
B6 Lush Life

Anita

Larry Coryell 1968 - 1977

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先月73才の若さで亡くなられたラリー・コリエル。ということがあったからでもないでしょうが、氏のLPがまとめて放出されているのに遭遇。買い直しを含めて4枚買ってきました。

立ち位置がジャズとロックの両方にあるギタリストの先駆者、大好きな人にてこのブログでもチコ・ハミルトンとの初録音からジャズ/ロックバンドの先駆フリー・スピリッツ、その後の60、70年代のリーダー作まで多数取り上げております。
今更ながらではありますが、哀悼の意を表しつつその偉業の一端を取り上げたいと思います。


1,Look Toward a Dream/Larry Coryell & Arnie Lawrence (Project-3) 1LP 864円
邦題「平和への願い」、1970年にキングから出た日本盤です。ジャケットデザインもタイトル表記もコリエルが前面に出ていますが、実はサックス奏者アーニー・ローレンスのリーダー作。
そのアーニー・ローレンスの66年のファースト・アルバムはかつてこちらで取り上げておりますが、今回入手盤はそれに続く68年のセカンド・アルバムになります。
この日本独自ジャケットのキング盤を実は以前から探しておりまして、嬉しい嬉しい一枚でした。
Side A
A1 Gonna Get Some Right Now
A2 Contentment
A3 I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free
Side B
B1 The Meeting Of Two Worlds
B2 Seymour Chick-Chick
B3 Feeling Good
B4 Look Toward The Day Of Man's Awakening

Arnie Lawrence (sax)
Larry Coryell (g)
Carline Ray(vl,b)
Harold Gaylor, Richard Davis (b)
Roy Haynes (ds)
Producer – Enoch Light

これが録音された68年というとコリエルはゲイリー・バートンのグループを離れて初リーダー作を録音し、コリエルのプレイも私がイチオシするスティーヴ・マーカスとの「Count's Rock Band」を録音するという音楽衝動に突き動かされまくっている時期。
実はパーカー派のアルトプレイヤーであることを垣間見せつつアグレッシヴに吹きまくるリーダーのアーニー・ローレンス、あの時代のジャズ/ロック&コリエル好きには外せない一枚。


Arnie Lawrence - Look Toward A Dream LP - Side1 [FULL ALBUM]



Arnie Lawrence - Look Toward A Dream LP - Side2 [FULL ALBUM]








2,Lady Coryell/Larry Coryell (Vanguard) 1LP 514円
で こちらは1968年のコリエル名義のファースト・アルバム。入手盤は上掲盤と同じキングから69年に出た日本盤。邦題は「レディ・コリエル/スーパー・ロックの誕生」という凄いもの。アート・ロック・ベスト・シリーズの一枚として出ています。この時期このシリーズ名でジョン・メイオールとかテン・イヤーズ・アフターとかが出ていたわけでジャズファンではなくロックファンが購買層と踏んでいたのですね。

初リーダー作ということもあってか、結構何でもありの一枚で、得意(?)のボーカルもハードなロックナンバーから能天気なカントリーナンバーまで、エルヴィン・ジョーンズにジミー・ギャリソンが入った2曲では歌心溢れるジャズギターをたっぷりと。そしてフリースピリッツ時代からの相棒ドラマー、ボビー・モーゼスとのジャズロックナンバーからセンチメンタルなインスト・バラードまで多彩。

以前もどこかで書いたのですが、イチオシは2分半の小品"The Dream Thing"、これは70年代の初めころだったかアパレルメーカーのJUNが女性ブランドLOPE(ロペ)を売り出すために作ったTVCMに使われた曲、幻想的な映像とアンニュイな曲が相俟ってメチャクチャ印象的なCMに仕上がっていて今もその映像はクッキリと頭の中に残っています。

Side A
A1 Herman Wright
A2 Sunday Telephone
A3 Two Minute Classical
A4 Love Child Is Coming Home
A5 Lady Coryell
A6 The Dream Thing
Side B
B1 Treats Style
B2 You Don't Know What Love Is
B3 Stiff Neck
B4 Cleo's Mood


ladycoryell


with Elvin Jones
Larry Coryell - Stiff Neck



Larry Coryell - Lady Coryell



Larry Coryell - The Dream Thing







Fairyland/Rarry Coryell (Mega/Flying Dutchman) 1LP 514円
これも昔から大好きな一枚。
71年のスイスはモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ録音。
チャック・レイニー、バーナード・パーディーという超売れっ子リズムセクションの二人を連れたトリオ演奏。編成がシンプルな分、多彩なコリエルの側面の一面がクッキリと現れそのギターもたっぷりと堪能できます。同時期にVanguardに残した自己のグループでのヴィレッジゲイトのライヴがありますが動的なそちらに比べると随分と静かな闘志とでも云う落ち着いた演奏っぷりです、こちらは。
Side A
1 Souls Dirge
2 Eskdalemuir
Side B
3 Stones
4 Further Explorations For Albert Stinson

Larry Coryell(guitar,vocal)
Chuck Rainey(bass)
Pretty Purdie(drums)


fairyland

fairryland

Larry Coryell Fairyland



Larry Coryell - Further Explorations For Albert Stinson






4,Back Together Again/Coryell,Mouzon (Atlantic) 1LP 350円
かつてEleventh Houseで一緒だったドラマー、アルフォンズ・ムザーンとの1977年の再会共演盤、よってこのタイトル。
ムザーンというと私なんかの世代だとウェザー・リポートの初代ドラマー、その後マッコイ・タイナーのグループに入って垂直にオッ立てたトップシンバルをバシバシ叩くド派手なスタイル(当時日本のドラマーもぞって真似していましたね!)で印象に残っている人。スタイル的にはトニー・ウィリアムスやジャック・ディジョネットに近いものを感じていました。が、その後作編曲からシンセを操りボーカルまでこなすファンキー兄ちゃんに変貌、本盤ではそんな変貌したムザーンの姿が聴けます。
一般的にはフュージョンというでしょうが、当時の感覚からするとクロスオーバーという言葉が似合うファンキー/ファンク・ミュージック。


A1 Beneath The Earth 2:58
A2 The Phonse 3:43
A3 Transvested Express 3:49
A4 Crystallization 3:17
A5 Rock 'N' Roll Lovers 4:02
B1 Get On Up (We Gonna Boogie) 2:49
B2 Reconciliation 2:30
B3 Back Together Again 3:07
B4 Mr. C 3:28
B5 High Love
Larry Coryell (g)
Alphonse Mouzon (ds)
Philip Catherine (g)
John Lee (b)


togetheragain


Mouzon - Larry Coryell & Alphonse Mouzon - Beneath The Earth



The Phonse - Coryell; Mouzon



Larry Coryell - Larry Coryell & Alphonse Mouzon - Rock 'N' Roll Lovers

The Greatest Hits of Eric Burdon & The Animals (1969)

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1,The Greatest Hits of Eric Burdon & The Animals (Polydor/Polygram) 1LP 100円
ニュー・アニマルズの来日/解散の翌年1969年にMGMから出されたベスト・アルバムです。
入手盤は80年代半ばに米Polydorが出した再発盤、ジャケットはおろか何とMGM規格のレコード番号「SE 4602」まで踏襲しています。ジャケット上はMGMのロゴがPolydorに変わっただけでまんま同じ。レーベルはMGMの青/金ののものから濃いオレンジ色のPolydorにこちらは変わっています。かつて取り上げたPolydor版の「The Best of Eric Burdon & The Animals Vol.2」もまったく同じツクリでした。

Side A
A1 River Deep, Mountain High
A2 San Franciscan Nights
A3 Year Of The Guru
A4 Anything
A5 Monterey
Side B
B1 White Houses
B2 Winds Of Change
B3 To Love Somebody
B4 Sky Pilot

収録曲はニュー・アニマルズのシングル曲は押さえてあって順当なもの、"Sky Pilot"もしっかり途切れないLPヴァージョンですし。シングル曲では"若い思い出 When I was Young"のみ未収録ですが、これは上記したベスト盤にすでに入れていたので外したのでしょう。面白いのは「Everyone of Us」収録のヒンズー教の導師を歌った"Year of the Guru"、世相を反映した曲で選者の好みかな。
ということで内容も盤も何を今更の一枚ですが、安かったので救済しておきました。


newanimals



youtubeで初めて見たヴィデオ。1967年当時こんなPVが作られていたとは驚きです。
Eric Burdon and The Animals - Sky Pilot [Video original]




これもyoutube初見映像。リードギターをダニー・マッカロフが弾いていた! ジョニー・ウェダーは12弦で添うように。いやぁ、見なきゃわからないものですね。長らく逆だと思っていました。
Eric Burdon & The Animals - San Franciscan Nights




Eric Burdon & The Animals - The Year of the Guru (1968)




Eric Burdon & The Animals ''Anything''




White Houses - Eric Burdon & The Animals

筝の調べ 1959-1963

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1,Jananese Koto Music/Kimio Eto (World Pacific) 1LP 400円
1959年リリース


2,Koto Master/Kimio Eto (World Pacific) 1LP 400円
1963年リリース


3,Art of Koto:The Music of Japan/Kimio Eto (Electra) 1LP 400円
1963年リリース


DUのバーゲン箱にて遭遇、ここを逃すと2度と出会えそうもないので思わず抱えた3枚。
戦後すぐにアメリカに渡り彼の地で活躍をした筝奏者衛藤公雄のアメリカ録音盤を3枚入手しました。「筝」についてはもう全く何も知りませんが、World Pacificにバド・シャンクがフルートで日本人の筝奏者と共演している盤があるということだけは随分前から知っていました。いざ聴いてみると意外なほどの親しみやすいメロディに美しい音色。もう間もなくてくる桜舞う春の風景が思い浮かぶ曲もあったりして。

こちらの「国際尺八協会」のホームページによると残された自己名義のアメリカ録音盤は今回入手の3枚に上記バド・シャンクとの共演盤「Japanese Koto Music of Kimio Eto - Koto and Flute - Featuring the flute of Bud Shank」の4枚。そのほかハリー・ベラフォンテの録音に参加したものもあるようです。

eto


eto


eto



江藤公雄氏の生涯についてはこちらの映像を是非ご覧ください
奇蹟の爪音 衛藤公雄



Kimio Eto ‎– Koto Master




Kimio Eto - Koto Music




The Klezmorim 1977

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1,East Side Wedding/The Klezmorim (Arhoolie) 1LP 864円
東欧にルーツを持つユダヤ人コミュニティのダンスやお祝いの音楽クレツマー、そのリバイバルバンドがカルフォニアはバークレイで結成されたこのThe Krezmorim。本盤は1977年にArhoolieからリリースされたファースト・アルバム。翌78年に出たセカンドアルバムはかつてこちらで取り上げております。

そのセカンドアルバムでは中心人物の二人Lev LibermanとDavid Julian Grayがアルトサックスを吹き、トランペット、トロンボーン、チューバン、ヴァイオリン2本、アコーディオンにパーカッションと大人数の編成で一種独特な目くるめくアンサンブル、ダンサブルなごった煮風ストリート・ミュージックという感じだったのですが、今回入手のファーストアルバムは中心人物の二人はフルートとクラリネットを吹きこれにアコーデイオン、バイオリン、ベースというシンプルな編成でそこはかとなく懐かしく妖しく響くダンスミュージックとなっています。

Arhoolieに残したのはこの2枚で80年代に入ってFlying Fishから数枚のアルバムを出しているようです。


klezmorim


The Klezmorim - Trello Hasaposerviko (Crazy Dance)



The Klezmorim - Kacerac



The Klezmorim - Finf-Un-Tsantsiger (Twenty-Fiver)

ハ・ハ・ハと木登りハンキーと亀さん達

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1,Hold On/The Mauds (Mercury) 1LP 648円
ヒューイ・スミスの"Don't You Just Know It"とアーサー・コンレイが歌ったオーティス・レディング作の"Ha Ha Ha!の"を合体させてよりファンキーに仕上げた"Ha Ha Ha"のヒットで日本では知られるシカゴ出身マウス(モウズが正しい?)。その1967年の唯一作です。

その"Ha Ha Ha"は何故か本国ではまったく当たらず日本のみでヒット、大阪のGSリンド&リンダースがカバーしてシングルを出していました。

hahaha



Side A
A1 Harlem Shuffle
A2 Knock On Wood
A3 When Something Is Wrong (With My Baby)
A4 Look At Granny Run Run
A5 Mercy, Mercy, Mercy
Side B
B1 Hold On
B2 You Must Believe Me
B3 You Don't Know Like I Know
B4 C'mon And Move
B5 Ha Ha Ha
B6 You Made Me Feel So Bad

シャドウズ・オブ・ナイトのDunwich Productions制作でUniversal Recording StudioとChess Studioでの録音という生粋のシカゴ産。当時のR&B/Soulのヒット曲が大半、これを愛と情熱で熱くカバー。ブルー・アイド・ガレージ・バンドの趣。
状態最高/中身も最高のこれが渋谷DUでこのお値段、どうしたんだろう? ホーンも入ったR&B風味が強すぎてガレージファンにはウケが良くないのかな? 私には嬉しいお買いモノでした。

The Mauds - Ha Ha Ha



The Mauds - Hold On I'm Coming



The Mauds Harlem Shuffle Hold On LP '67



You Don't Know Like I Know-The Mauds







2,Hanky Panky/Tommy James and the Shondells (Rourette) 1LP 648円
久し振りのHMV渋谷でのお買い物。丹念に見るとこんな安い良盤もあったりするのですね。
ということで、木登りジャケでお馴染み、トミー・ジェイムスとションデルのファーストアルバムです。1966年の全米ナンバー・ワン・ヒット"Hanky Panky"をフューチャーしたアルバムで後には思索的なアルバムを作るようになったりするのですが、ここではR&Bヒットのカバーを中心とした躍らせてナンボの典型的なクラブ・バンド・サウンド。
実はこれ、10年前にも取り上げていてその時の買値は525円。相変らず、このあたりの陰りのないカラッとした60年代のアメリカン・バンド盤は人気が無いようで。

hanky


Side A
A1 Hanky Panky
A2 I'll Go Crazy
A3 I'm So Proud
A4 The Lover
A5 Love Makes The World Go Round
A6 Good Lovin'
Side B
B1 Say I Am
B2 Cleo's Mood
B3 Don't Throw Our Love Away
B4 Shake A Tail Feather
B5 Soul Searchin' Baby
B6 Lots Of Pretty Girls


hanky


Tommy James & The Shondells Hanky Panky



Tommy James & The Shondells I'LL GO CRAZY 1966








3.Turtle Soup/The Turtles (White Whale) 1LP 648円
これもHMVでのお買いモノ。1969年のキンクスのレイ・ディヴィスがプロデュースしたタートルズのラストアルバム。シングルカットは"You Don't Have to Walk in the Rain"と"Love in the City"、前者はあの大ヒット"Happy Together"、"Elenore"を容易に思い起こす昔から大好きな曲(ですが、レーベル側にやらされた感も。それほど似ています)。後者はレイ・ディヴィスの面影も感じられる佳曲。アルバム全体としては「ロック・バンド」を感じさせる迫力に持ち味であるポップな要素を振りまいたとても充実感を覚えるものになっています。


turtle


ww


THE TURTLES - 1969 - "You Don't Have To Walk In The Rain"




The Turtles - Love In The City

そよ風にキッス!

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1,same/Cherry People (Heritage) 1LP 648円
ワシントンD.C.出身の5人組チェリー・ピープル、1968年のデビュー・アルバム。ジェリー・ロス・プロダクション制作のソフトロック/バブルガム/ポップ・サイケな一枚。
ジェリー・ロスらしいストリングスとブラスの凝った素晴らしいアレンジが際立つキラキラ輝くポップ・ミュージック。冒頭の"And Suddenly"が中でも出色の出来。この曲、バート・ソマーとレフト・バンクの中心人物マイケル・ブラウンの作。これが気に入ったら後は推して知るべし。当時日本盤も出ていたような気がするのですが。

Side A
1.And Suddenly
2. Girl On The Subway
3. On To Something New
4. Imagination
5. Mr. Hyde
Side B
1. Do Something To Me
2. Ask The Children
3. I'm The One Who Loves You
4. Don't Hang Me Up Girl
5. Light Of Love

Cherry People



The Cherry People - And Suddenly.wmv








2,Rock And Roll Survivors/Fanny (Casablanca) 1LP 100円
女性ロックバンドの草分けの一つ。スージー・クワトロの実姉がいたことでも知られますね。本盤は74年の5枚目にしてラスト・アルバムになるものですが、Repriseから出ている1970年からの最初の3枚は当時日本でもリリースされてそれなりに話題になっていました。デビュー当初はギターとキーボード主体の勢いに任せたストレートなロックバンドでしたが、この5枚目とのなるとブラスも入れて随分と落ち着いた曲も。本盤も日本ビクターから日本盤がでていたと記憶。ストーンズの"夜をぶっとばせ"がやっぱりいい曲だったんだなぁと思わせる面白い出来。
Side A
A1 Rock 'n' Roll Survivors
A2 Butter Boy
A3 Long Distance Lover
A4 Let's Spend The Night Together
A5 Rockin' (All Nite Long)
Side B
B1 Get Out Of The Jungle
B2 Beggar Man
B3 Sally Go 'Round The Roses
B4 I've Had It
B5 From Where I Stand

ファニー



Fanny "Rock And Roll Survivors" 1974



Fanny "Let's Spend The Night Together"



Fanny You're The One






3,Antithesis/Gypsy (RCA) 1LP 100円
ジプシーを名乗るバンドはいくつもありましたが、こちらは多分中でも一番知られたミネソタ出身のバンドで1970年のデビューアルバムからカットされた"ジプシー・クイーン"が日本でもそれなりにヒットしておりました。翌年のセカンドアルバムをかつてこちらで取り上げたもしております。
今回の入手盤はMetromedia RecordsからRCA Victorに移籍しての72年のサードアルバムです。
当初あった西海岸風アコースティックなフォークロックだったりラテン風味だったりは後退して派手なリードギターが駆け巡るアメリカンバンドに。

Side A
1.Crusader
2.Day After Day
3.The Creeper
4.Facing Time
5.Lean On Me
6.Young Gypsy
Don't Bother Me
Side B
1.Travelin' Minnesota Blues (Go Gophers)
2.So Many Promises
3.Antithesis (Keep Your Faith)
4.Edgar (Don't Hoover Over Me)
5.Money

ジプシー


Gypsy ( U S ) - Antithesis 1972 ( Full Album ).wmv







4,same/Climax featuring Sonny Geraci (Rocky Road) 1LP 100円
ソニー・ジェラッチが結成したクライマックス、1972年に全米3位まで上がった"Precious
and Few"で知られますね。日本では"そよ風にキッス"の邦題でポリドールから発売されていました。
本盤はその曲をフューチャーした唯一作、ジャケットはまるでハードロックバンドかと思わせますが、中身は"そよ風にキッス"の邦題がぴったりのアルバム、でした。70年代初頭のアメリカンポップスそのものですね。

クライマックス


Climax-Precious & Few 1972



そよかぜにキッス - クライマックス

James Van Buren (1988)

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1,I Ain't Doin' Too Bad/James Van Buren (Van Buren Records) 1LP 514円
美女にスーパーカー、そしてサックス吹きをはべらせたゴージャスなジャケット写真。まったく知らない人でしたが、このジャケット、バック編成もシンプルで自身のレーベルから出していること等々で1988年リリースとはいえ以外にもオーソドックスなソウルミュージックが聴こえそうな気がして購入。
 
が、思惑はハズレ。ジミー・ウィザースプーン、ジョー・ターナー、あるいはちょっとポピュラーっぽいジョー・ウィリアムスあたりを思わせるジャズとブルース/R&Bの中間に位置する人でした。下に貼ったyoutube映像を見て「あぁ、こういう活動をしていたシンガーね」と納得する人でした。2011年に77歳で亡くなれれた由、大ベテランだったのですね。


Live Jazz---March 20th 2010 "James Vanburen" live at "Dazzels"




James Van Buren Live at the Kasbah
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