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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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ハワイアン・バカンス

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1,ハワイアン・バカンス/ワイキキ・ビーチ・ボーイズ (東芝音工) 1LP 300円
ハワイアンと聞くと今でも"小さな竹の橋" "ブルー・ハワイ" "アロハ・オエ" 等々を思い出してしまうのですが、思えばそんな音楽はもう半世紀以上も前のもので、現代ハワイアンは例えばケアリイ・レイシェルのような恐ろしくも魅力的なアーティストの生み出す音楽だったりします。
と、知ったかぶりの戯言を頭に、そんな半世紀以上も前のスティール・ギターにウクレレがたなびく「ハワイアン・ミュージック」盤を。恐らく日本のハワイアン・バンドなのでしょうね、

とかなんとか、もっともらしいことを書いていますが、これを買ったのはひとえに「東芝の半掛け帯」です。「ミート・ザ・ビートルズ」の半掛け帯付きOdeon盤のDU買い取り価格は35万円、はてさて売値に至ってはいくらに? 想像するのも恐ろしい、と。

ということで、半掛け帯の実物をジックリ見てみようという不純動機での購入でした、はい。

Side A
1,ブルー・ハワイ
2,小さな橋の下
3,サンゴ礁の彼方
4,島の歌
5,マプアナ
6,サウス・シー・アイランド・マジック
Side B
1,ハワイの結婚の歌
2,フキラウの唄
3,マイ・ターキ
4,リリウ・エ
5,異教徒の恋歌
6,ハワイのわらぶき小屋

東芝音楽工業 ステレオ・エース・シリーズ TP-7020 定価1,500円 赤盤



珊瑚礁の彼方に (ビリー・ヴォーン楽団)



"On A Little Bamboo Bridge" by Buckie Shirakata and His Aloha Hawaiians

勝ち抜きエレキ合戦 1965

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1,勝ち抜きエレキ合戦~エレキギターの達人/V.A. (Victor Entertainment) 1CD 577円
往年の伝説的なTV番組をタイトルに持ってきたエレキ・インスト・コンピ。鈴木ヤスシが司会をしていたこの番組とかシャーフ・ファイヴとシャープ・ホークスが出ていた「エキサイト・ショー」は、幼心に強烈なクサビを打ち込んでくれた番組にてこんなタイトルを付けられたCDを見つければやはり手が出ます。
因みに当時のエレキブームはホント凄くて「世界に飛び出せニュー・エレキ・サウンド」「エレキ・トーナメント・ショー」等、柳の下のナントカを狙った番組が目白押しでした。

胡散臭くも(失礼!)赤塚不二夫のイラストを使いよくあるリレコものをぶち込んで如何にもそれらしく作ったものかとの危惧があったのですが、どれもあの時期60年代の半ばの録音ものでタイトルに偽りなし。

ビクター・エンターテイメントが2003年に編んだコンピなのですが、自社保有音源だけでは格好がつかなかったのでしょう、ライセンスを借りてキング音源の寺内御大、東芝音源の加山の若大将を加えております。

モト冬樹さんの推薦文にニュー・エレキ・ダイナミカ佐々木雄三さんの曲解説で史料価値も充分。

かつてこちらで取り上げたテイチクが編んだ「TOKYO エレキ合戦」のビクター版の趣ですね。


ereki


ereki



takeshi terauchi & his blue jeans - ブルー・ジーンNO .1 (blue jeans no. 1)



加山雄三/ヴァイオレット・スカイViolet Sky (1965年)



Crazy Monkey (モンキー・クレイジー) - Yuzo Kayama and The Launchers

Occasionally David

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1,Forever Change/Occasionally David (Footprints) 1LP 2,983円
1ヶ月ほど前でしたか、ふらっと寄った下北DU、その壁に鎮座していたのがこのLP。アーサー・リー&Love「Forever Changes」のパロディ(いや、オマージュか)ジャケ、更に収録曲もまんま「Forever Changes」という一枚をアーサー・リー信奉者の私が見逃すわけにはいかずチト高かったのですが、即、抱えました。

Occasionally DavidはClive Whitelock(Vo,Guitar,Bass)とRaymond Bate(Vo,Kbd,Drums,Perc.)の英国人デュオ。 本盤は元々は1987年に自主カセットのみでのリリースだったもので今般300枚限定でLP化されたもの、CD化はされていないと。
国内ではDUの下北沢店のみの取り扱いで担当者が本国で本人たちから手渡しで仕入れしてきたものだそう。

「STEELEYE SPANとのジョイント・ツアーや、かのブリティッシュ・サイケ・ポップ名バンド、RAINBOW FFOLLYとのライヴ活動も行っていた彼らですが、本作ではアートワーク通りLOVE「FOREVER CHANGES」の宅録フル・カヴァー・アルバム。
バンド形態ではなく、たった二人でベッドルームにこもって録音されたそのロウなサウンドは、まさに狂気で空間を塗りたくるが如き異形のサウンド。80年代後半という時代ながら、時代性を超越した一作と言えるでしょう。」と、そんな一枚。

1. Alone Again Or
2. A House Is Not A Motel
3. Andmoreagain
4. The Daily Planet
5. Old Man
6. The Red Telephone
7. Maybe The People Would Be The Times Or Between Clark And Hilldale
8. Live And Let Live
9. The Good Humor Man He Sees Everything Like This
10. Bummer In The Summer
11. You Set The Scene


forever Change


「Forever Changes/Love」
forever forever

Golden Paul Butterfield Blues Band

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1,Golden Paul Butterfield Blues Band (Electra) 1LP 352円
1969年に日本ビクターが編んだバター・バンドのベスト・アルバムです。勿論レア・トラックがあったりするわけもないのですが、手放して久しくこの値ではもう出会えないかもと買っておいた次第。私にとってガキの頃からポール・バターフィールドはエリック・バードンに次ぐアイドルなもので。

Side A
1,Born In Chicago
2,Got My Mojo Working
3,Mellow Down Easy
4,Walkin' Blues
5,Get Out Of My Life, Woman
6,Spoonful
7,Work Song
Side B
1,One More Heartache
2,Run Out of Time
3,Born Under Bad Sign
4,Mouning Blues
5,Last Hope's Gone
6,Morning Sunrise
7,Love March

69年の発売ということで、この後70年リリースの2枚組「Live」とElectraでの最終作1971年の「Sometimes I Just Feel Like Smilin'」の2作からは選曲されていません。因みに本国アメリカElectraから72年にリリースされた2枚組のベスト盤「Golden Butter - The Best Of The Paul Butterfield Blue Band」にはこの最終作からまでも選曲されていました。本国ではこれが最初に出たベスト盤だったはずです。

ということで、本盤、詰め込みましたね、たっぷりの14曲。例のブルース・オムニバス「What's Shakin'」からも"Spoonful"も入って先ずは良い選曲、ホントはこれに"East West"があれば....ですが、10分を優に超えるこれは無理ですわな。前述の米盤ベストは2枚組なのでしっかり入っています。
尚、表裏に使われたジャケットデザインは5枚目に当たる「Keep on Moving」の裏ジャケからの流用です。


ところで、面白いのはバター・バンドの日本盤発売の変遷、その本邦デビュー・アルバムは本来セカンドの「East-West」、次が本来3枚目の「The Resurrection Of Pigboy Crabshaw」、次が4枚目の「In My Own Dream」、そしてオムニバス「What's Shakin'」を経て本邦5枚目でやっと本来のデビュー盤「The Paul Butterfield Blues Band」が出た(たぶん69年)のですね。

私が初めて買ったのがこの「ファースト」、直後に「イン・マイ・オウン・ドリーム」。音楽性の余りの違いに当惑しつつどちらも聴き捲りました。で、次が「イースト ウエスト」、タイトル曲やインスト曲を除くブルース曲にファーストほどの熱気が感じられずインスト曲ばかりを聴いていたを思い出します。

と、まぁ、いろいろと感慨深いベスト盤です。




このジャケット裏面に載せられた各オリジナル・アルバム、左から日本発売順に並んでいます。
Golden Butter



Paul Butterfield Blues Band - Driftin' Blues (Monterey 1967)




Paul Butterfield Blues Band - Morning Sunrise (Lost Treasures of WoodStock)

Flash Cadillac - Buzzy Linhart

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1,Sons of The Beaches/Flash Cadillac & The Continental Kids (Private Stock) 1LP 100円
何とシールドがこのお値段、ふーむ、見くびられたものだ! こんな私的名盤は何回でも登場させたくなるので、以下過去記事再録で。

フラッシュ・キャディラックとコンチネンタル・キッズ、あのジョージ・ルーカスの映画「アメリカン・グラフィティ」のダンス・パーティの場面で出演して"At The Hop"等を演奏していたのが印象的ですね。

本盤はEpicの2枚に続くPrivate Stockに移籍しての通産3枚目、75年のアルバム。元々50年代のR&Rを標榜するバンドですが、このアルバムではそのタイトルの通り60'sサーフ・ミュージックを正面から取り上げたもの。私が密かにユークリッド・ビーチ・バンドの"クリーヴランドに波はない"と共に70年代のベスト・サーフ・アルバムと思ってる一枚です。

スローン/バリの"Summer means Fun"でスタート、以下に続くオリジナルのサーフィン・ナンバー、A面は完璧な60's Surfin'の世界。B面は本来路線のGood Old R&Rで突っ走る。久し振りに聴きましたが、実に楽しめるアルバム、最高です。


flash


FLASH CADILLAC & THE CONTINENTAL KIDS...SUMMER MEANS FUN




FLASH CADILLAC & THE CONTINENTAL KIDS....DID YOU BOOGIE ( WITH YOUR BABY)









2,Pussycats Can Go Far/Buzzy Linhart (Atco) 1LP 100円
この人との出会いは古く、10代の頃にただただ安いという理由だけで数寄屋橋のハンターで買ったカマストラ盤が最初。なんともふぬけていてピリッとしないボーカルとサウンドに魅力なんぞ感じるわけもなく即売り払ったのを思い出します。が、時がたてば、そのホノボノさが魅力となったりするわけで面白いものですね。

バリー・ベケット、ロジャー・ホウキンスのプロデュースになるマッスル録音盤です。

buzzy

buzzy



Buzzy Linhart Pussycats Can Go Far



Buzzy Linhart - Friends '74



Buzzy Linhart - Shoo That Fly



Buzzy Linhart - Tell Me I've Been Trying



Buzzy Linhart - The Greatest Person I Know




The Buckinghams - PP&M - Freddy Fender

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1,Pottraits/The Buckinghams (Columbia) 1LP 640円
10年ほど前にSonyから出た紙ジャケCDで聴いていましたが、360度 2eyeレーベルのオリジナルLPが安かったのでつい。
シカゴの5人組バッキンガムス、1968年リリースColumbiaでの2枚目(通算3枚目)のアルバム。プロデュースにアレンジと指揮は勿論あのジェイムズ・ウィリアム・ガルシオ。
前作のブラスをバンバン入れて(ガルシオのこの手法が花開くのがシカゴですね)てわかりやすいメロディーで聴かせるアメリカン・サウンドという趣でしたが、本作では基本はそのままにそれをもう一歩進めて中々に複雑で凝ったツクリになったという印象のアルバム。よく指摘されるように細かなサウンド・イフェクトの多用等々「サージェント・ペッパーズ」の影響を思わずにはいられません。







2,Peter,Paul and Mary Album (WB) 1LP 100円
入手盤は東芝音楽工業からの赤盤。
「悲しみをわが手に」 、 「ハリー・サンダウン」 、 「ワインより甘いキッス」 「ウェル・ウェル・ウェル」 のヒット曲を含む1966年の通算7作目。明らかにフォークロックの影響が伺えるようになったアルバム、この後「悲しみのジェットプレーン」で開花する路線ですね。

1. アンド・ホエン・アイ・ダイ
2. サムタイム・ラヴィン
3. 悲しみをわが手に
4. キング・オブ・ネイムス
5. フォー・ベイビー
6. ハリー・サンダウン
7. 人生の裏側
8. グッド・タイムス
9. ワインより甘いキッス
10. ノーマン・ノーマル
11. 鐘の音にみちびかれて
12. ウェル・ウェル・ウェル

ppm








3,Rockin' Country/Freddy Fender (ABC/Dot) 1LP 100円
ヒューイ P.モーのプロデュースによる76年盤。
テックスメックスのティアドロッパー全開のあまーいアルバム。しかし、キレイな声ですね。
"Mathilda"がやっぱ最高。ふーむ、これはテキサスの演歌ではないかと。

fender



Freddy Fender - Rock 'N' Country - Take Her A Message! I'm Lonely


Freddy Fender - Rock 'N' Country - My Happiness



Freddy Fender - Rock 'N' Country - Big Boss Man

Japanese Folk Songs 60's 70's

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たまにはこんなのもを、と、まとめて仕入れた和ものフォークを。

1,受験生ブルース : 高石友也フォーク・アルバム第2集 (Victor) 1LP 300円
1968年1月12日に大阪サンケイ・ホールで行なわれた「高石友也リサイタル」の模様をおさめたもの。
所謂フォークブームがやってくるちょい前。世の中GSブームに浮かれきっていた頃、一方でこういったフォークミュージックも支持され始めていたのですね。
1. 受験生ブルース
2. あの人の日曜日
3. お父帰れや
4. とび職ぐらし
5. のんき節
6. 時代は変る
7. 想い出の赤いヤッケ
8. 一人の手
9. 旅だつ人
10. あるおっさん云いはった
11. 拝啓大統領殿
12. 橋を作ったのはこの俺だ
13. 新しい日
14. We Shall Over Come


高石友也/受験生ブルース (1968年)



高石友也/11 拝啓大統領殿



高石友也/8 一人の手







2,古井戸の世界 (Elec) 1LP 100円
72年のファースト・アルバム、古井戸はよーく聴いていました(主に友人宅で)。このファーストはまだまだ初々しさが残りますが、何故かどっしりとした風格をも感じさせた加奈崎芳太郎と仲井戸麗市の二人でした。ジャケ写はすでにもうおおくぼひさこさんが手掛けているのですね。
「ぎんざナウ」や「ヤング・インパルス」で"さなえちゃん"を延々歌っていたのを思い出しますし、チャボさんがアコギをまるでエレキの如くかまえて弾いていたのがかっこよかった!
1. ごろ寝
2. ろくでなし
3. インスタントラーメン
4. たまにはいい
5. あした引越します
6. こがね虫
7. 何とかなれ
8. ちどり足
9. 待ちぼうけ
10. 通り雨
11. さなえちゃん
12. 退屈
13. 窓の向こうは冬
14. もうねむたいよ


古井戸


古井戸





古井戸 / さなえちゃん



古井戸 - 何とかなれ (Furuido - Nantokanare)



古井戸 - ちどり足 (Furuido - chidori ashi)








3,世間知らずの佐渡山豊 (Elec) 1LP 100円
沖縄フォーク村の村長、佐渡山豊が沖縄返還の翌年、1973年にリリースしたなかなかに強烈なメッセージを放つアルバム。
1. 沖縄は混血児
2. ねずみ
3. 僕はもう泣かない
4. ミー子ちゃん
5. 廻り道
6. 沈黙
7. おまつりちょうちん
8. 無
9. 新沖縄音頭
10. 戦争ごっこ
11. 酔っぱらい
12. しゃぼん玉
13. かけっこ

佐渡山


佐渡山

沖縄は混血児~佐渡山豊@萌20151016



しゃぼん玉 唄 佐渡山 豊(ライブより)

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1,ヒット全曲集/猫 (Odyssey) 1LP 100円
このインパクト抜群のジャケに惹かれて思わず。1976年のポスターカレンダーがおまけに付いていました。
しかし、この猫、良い曲を演っていましたね、あらためて。ただ、バックのオケ・アレンジが如何にも取って付けたようなのもあったりして時代を感じさせます。

CDのベスト盤はかつてこちらで取り上げています。

1. 雪
2. 地下鉄にのって
3. 戻ってきた恋人
4. 昼下がりの街
5. コスモス
6. 各駅停車
Side B
1. バラ色の切符
2. いけない子供
3. 君の心はおもちゃ箱
4. 小さな店で
5. 花屋のある通り
6. ぼくのエピローグ

猫


猫


猫 「雪」 作詞・曲 よしだたくろう



昼下がりの街 - 猫



猫 バラ色の切符



猫 僕のエピローグ






2,same/猫 (Odyssey) 1LP 500円
1972年発表のファースト・アルバム。なにはともあれの"地下鉄にのって"。ガキの時分より一番乗っていた地下鉄が丸の内線だったので、とても親しみを覚えたものでした。

1. 雲めぐり
2. もう陽は昇らない
3. ぼくのじどうしゃ
4. 涙
5. 片想いのブルース
6. 僕
7. 地下鉄にのって
8. さよなら ムー
9. 歩いていようね
10. おとぎの国へ
11. さよなら僕は気まぐれ


猫


猫 『地下鉄に乗って』(TVKヤングインパルス)



Japanese Folk & Rock 60's 70's

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昔からの音楽仲間からは、和物それもフォークとか珍しいねと云われておりますが、実は結構いろいろ買ってはいたのです。その辺りをどっとまとめて....とまぁそういうことです。


1,ゲームは終わり 五つの赤い風船 解散記念実況盤 (URC) 3LP 514円
1972年7月30日東京文京公会堂での「みおさめコンサート」、1972年8月31日日比谷野外音楽堂での「追い出しコンサート」での収録された音源を編集したLP3枚組。今ではCD6枚に拡大されております、そんなことでLPはこんな捨て値だったのでしょう。
五つの赤い風船、まるで興味の外にいたグループだったのですが、まわりに好き者が集まっていたお陰でチラチラと耳には入ってきてはいました。
ってなことで昔から私を知る人間からすると甚だ相応しくないブツを買ったなぁという一枚なのですが、実はゲスト狙いで購入した次第です。斉藤哲夫&アーリータイムス・ストリングス・バンドが大好きな"吉祥寺"を歌っていたり、岡林信康が"アイ・シャル・ビー・リリースト"を歌っていたり。
Hくん、CDよろしく(笑)

fusen





2,いま生きているということ/小室等 (For Life) 1LP 100円
「六文銭」のリーダーとして活躍していた小室等が1976年に鈴木慶一&ムーンライダースや矢野顕子と組んで谷川俊太郎の詩の世界を紡いだ一枚。これまた、私が歩んできた音楽の道にはいなかった人に付き、なんともコメントが出てきません、はい。
小室氏自らの手になるジャケット写真は小室邸の庭で、正面に写る鉄棒を利用して作ったブランコは小室氏の自作だそうです。

1. へえ そうかい
2. 古い絵
3. たかをくくろうか
4. モナ・リザ
5. 夏が終る
6. お早うの朝
7. 高原
8. 立ちばなし
9. いま生きているということ
10. それから?


komuro


komuro


お早うの朝 小室等(’76)







3,土一揆/ウシャコダ (Atlantic) 1LP 100円
ロック小僧の登竜門、西の「88ロックデイ」東の「イースト・ウエスト」、その東大会で1978年に最優秀グランプリを獲得したウシャコダのファースト・アルバム。
R&B、ブルース、ソウル、ジャンプ等々黒人音楽をコピーするのではなく自分達なりに解釈再生産している志の高いバンド、実力も伴って実に楽しめるアルバムになっています。確か千葉出身のバンドだったはず。リアルタイムで買っていた思い出盤でもあります。

Side.1 
1,カモナ・ウシャコダ
2,ウー・シュビ・ドゥビ
3,サラ金ブルース
4,Something You Got
 
Side.2
1,キン作カッポレ
2,Woke Up This Morning
3,Ain't Nobodys Business

ushakoda


ウー・シュビ・ドゥビ



Ain't Nobody's Business







4,走り去るロマン/タケカワ・ユキヒデ (日本コロンビア) 1LP 100円
ゴタイゴ結成以前、1975年に発売されたソロ・アルバム。全曲英語で話題になってラジオでも結構タトル曲が掛かっていたのを覚えています。ただ、私にはポップ過ぎて....,でした。
タケカワさんと云えばゴダイゴが絶頂期だったころだった頃だったと思いますが、住んでおられたマンションが私の実家の近くだったらしく、道を歩いていてファンの女の子に何度かその場所を聞かれたのを思い出します(私はその場所を知らなかったのですが(笑))。

で、今回購入盤はゴダイゴ人気に便乗して78年にジャケットデザインを一新して再発されたもの。色付きメガネ(サングラスというよりこういった方がぴったりでしょ)のポートレイト・ジャケよりよっぽど中身に相応しいデザインではないかと。
因みに翌79年にはさらにデザインを変えて再再発されていて、このジャケットはゴダイゴ結成後のその時点で最新のタケカワさんのポートレイト写真を使ったものとなっていました。


takekawa


takekawa



タケカワユキヒデ アルバム 『走り去るロマン』から ♪PASSING PICTURES♪


HAPPINESS イングリッシュバージョン SPレコード


Japanese Folk Song Singles 60's 70's

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引き続いても和物ですが、今回は最近購入のシングルをいろいろと。


1,東京便り b/w 不幸せが丸まって/火の鳥 (Victor) 45's 100円
暗く貧しい、お涙頂戴叙情派四畳半フォーク。
東京に出てきて故郷を思いお母さんに手紙を書くという何ともありがちな内容のA面、不幸せと悲しみに耐えて...という青春賛歌のB面、いやもう、時代ですなぁの1975年作。
「青春色のファンタジー」なるアルバムも同時に出ている模様、聴いてみたい気も。






2,二人のレコード b/w 遠い愛情/くもと空 (Elec) 45's 100円
A面の冒頭の歌詞にいきなり ♪ニール・ヤングが流れるたびに~ ときて、これは聴いてみたいと抱えた76年盤。76年になると途端にロックっぽいというか急速に所謂ニューミュージックに接近してきた感、というか、この当時のエレックの音作りですね、これは。
彼女の想い出を追うA面、失恋ソングのB面、にもかかわらずポジティヴに聴こえます。
メンバーの阿部敏郎はグループ解散後S&Wに。

くもと空






3,夏の日の想い出 b/w 故郷にも夏が/三輪車 (東芝Express) 45's 100円
何ともコミカルで可愛く爽やかなポップな曲"水色の街"のヒットでお馴染み三輪車、これはセカンドヒット"黒いスーツ"に次ぐサード・ヒット。路線は同じ、十二弦ギターのイントロも爽やかな佳曲。所謂四畳半フォークとは対極、好きでした。
何を今更ながら2枚出ているアルバムをここ半年ほど探しているのですが、いざ探すとなると意外に出てこない....そんなものですね。


三輪車


夏の日の思い出 / 三輪車







4,赤色エレジー b/w ハートのクイーン/あがた森魚 (Bellwood) 45's 100円
上記盤たちと一緒に勢いで買ってしまったもの、買うのは3枚目かな。
蜂蜜ぱい(本盤ではこの表記)のバックがいいですね、このバックあっての赤色エレジー/あがた森魚、かなと。アルバム「乙女の儚夢」所収の同曲とはヴァージョンが違います。


あがた


「赤色エレジー」を、あがた森魚が語る。愛は愛とて・・・



あがた森魚+はちみつぱい  赤色エレジー 【LIVE.1988】







5,山谷ブルース b/w 流れ者/岡林信康 (Victor) 45's 100円
岡林さんのデビュー曲がこれだったかな。今回入手盤は70年代の入ってからの再発盤。初版のB面は"友よ"でした。


山谷ブルース


山谷ブルース 岡林信康

The Live Ones - The Vogues

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1,Bugalu Party/The Lively Ones (MGM) 1LP 618円
ライヴリー・ワンズと云えばDel-Fiレーベルを代表するサーフ・バンド。Del-Fiに63年~64年に残された4枚のアルバムはどれもサーフ・ファン必携の素晴らしいサーフ・インスト盤。

で、本盤はブリティッシュ・インベイジョンを経た67年にMGMからリリースされたカムバック盤。はてさて、Del-Fi時代のメンバーがどれだけ残っているのかはわかりませんが、見事な変身ぶり。初めてこれを入手したのは80年初め、当時はその余りの変身ぶりにまるで付いていけず殆ど聴かずにほったらかしにしていました。

が、今また入手して聴けば、これがなかなか。サーフ風味は皆無で云ってみればマーキーズとかバーケイズの初期を思わせるブラス入りR&Bバンド、ジャケ写もそれ風ならば演っている曲もご覧の通りメンフィスR&B曲がズラリ。まぁ、過去を振り返らずあのサーフバンドとは別バンドと思えば素直に楽しめました。

1. bugalu movement
2. working in the coal mine
3. knock on wood
4. she moved me
5. in the midnight hour
6. we got a thing that's in the groove
7. you are my sunshine
8. 634-5789
9. take it while you can
10. i got you (i feel good)
11. hold on, i'm coming


The Lively Ones - Bugalu Movement - Mod Soul Boogaloo on MGM 7" 45







2,Turn Around,Look at Me/The Vogues (Reprise) 1LP 100円
大ヒットした私も大好きなタイトル曲(邦題"ふりかえった恋")をタイトルに持ってきたヴォーグスのRepriseでの1枚目、1968年盤。この曲元々はレターメンが歌っていたものの由。続く"My Special Angel"(こちらで日本盤シングルを取り上げています)も全米ベスト10に入る大ヒットを記録します。
ソフトなコーラスはひっかりはありませんが、曲とそのアレンジが秀逸にてつい引き込まれます。プロデュースはディック・グラッサー、アレンジはアーニー・フリーマン。

1,Keep It Hid
2,It's Getting Better
3,So This Is Love
4,Just Say Goodbye
5,Dream Baby (How Long Must I Dream)
6,The Impossible Dream
7,My Special Angel
8,Come Into My Arms Again
9,No Sun Today
10,She Is Today
11,Then
12,Turn Around, Look At Me

ヴォーグス


ヴォーグス


The Vogues- "Turn Around, Look at Me" (with Lyrics in Description)



The Vogues-My Special Angel

The Kursaal Flyers 1976

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1,Double or Quits/The Kursaal Flyers (Rev-Ola) 1CD 514円
エセックス州サウスエンドを地元とするパブロック・バンドの雄。「Double or Quits」なるアルバム・タイトルが付いていますが、その中身はRev-Olaが組んだ、UKレコーズからCBSに移籍した76年の3枚目「Golden Mile」、4枚目にして最後になるライヴ・アルバム「Five Live Kursaals!」の2in1CDです。

パブロックっていうと一般的には、ウィルコ・ジョンソンがいたころのリー・ブリローのドクターフィールグッドとかこのカーサルにいたグリーム・ダグラスが参加したエディー&ザ・ホット・ロッズとかダックス・デラックスなどのR&R系と、ブリンズレイ、チリ・ウィリ、このカーサル等のアメリカン・ルーツ音楽に範をとった系が当てはまるようですね。私はと云えばパブロックなる言葉と共に最初に触れたのがブリンズレイだったの(グリージー・トラッカース・パーティのライヴ)で、パブロックの言葉から連想する音楽は上述の後者になります。
とか、能書きを垂れたところで、実のところあの時代にパブで演ってればパブロックなわけでまぁ飽くまで便宜上ということですね。

で カーサルズ、UKに残した2枚はまさにアメリカンルーツ音楽のごった煮、カントリー、ウエスターン・スィング、ストリングス・バンド、ロックンロールにR&B、ジャンプ、果てはレゲエまで。今回入手したCD所収のCBSに移籍したのちの3枚目「Golden Mile」はその音楽性は継承しつつもよりポップに寄った感じ(バックアレンジが豪華でプロダクションされ過ぎの感もなくは無いのですが)、4枚目のライヴ盤「Five Live Kursaals」はそのタイトルをヤードバーズからいただいたことからも想像できるようにいきなりフィールグッドばりのギターでスタート、とはいえ、スティール・ギターも入ってのらしい曲も満載、ブリンズレイ&ニック・ロウを彷彿とさせるスタジオ盤にも入っている"The Sky's Falling in Our Love"や"Little Does She Know"も耳を惹くし、最後の"On My Mind" "Anna (Go To Him) " "Friday On My Mind"ロックンロール・メドレーで夢心地、そんなライヴ盤。

思えば、最初に買ったカーサルズのアルバムは日本のポリドールからリアルタイムで出ていた1枚目「チョクス・アウェイ」。あれは76年頃だったか。久し振りに聴いてもやはり心洗われるロックンロール、ブリンズレイ、チリ・ウィリと並んで本当に愛すべきバンドです。

「Golden Mile」
1. Little Does She Know
2. One Arm Bandit
3. Drinking Socially
4. Two Left Feet
5. Modern Lovers
6. Street Of The Music
7. Radio Romance
8. When The Band's On The Stand
9. Detroit Tin
10. Third Finger Left Hand
11. Ready To Go
「FIVE LIVE KURSAALS」
12. Original Model
13. Yellow Sox
14. Pocket Money
15. Crusin' For Love
16. The Sky's Falling In On Our Love
17. Little Does She Know
18. Street Of The Music
19. TV Dinners
20. Speedway
21. Revolver
22. On My Mind
23. Anna (Go To Him)
24. Friday On My Mind

kursaals


kursaals


Kursaal Flyers - Cross Country (live)



Kursaal Flyers - Pocket Money (live)

恋のドライブ・イン

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1,Popsicles And Icicles/The Murmads (Oldays) 1CD 1,296円
マーメイズは3年前の夏に妙にハマって聴き狂いこちらで取り上げたことがあり、以来、暑くなってくるとその涼感を求めて聴いておりました。

64年の頭に全米3位の大ヒットとなった甘く爽やか、最高のサマー・ポップ・チューン"Popsicle and Icicle 恋のドライブ・イン"、芽瑠璃堂のオールデイズ・レコードから「なつかしのドーナツ盤コレクション」の一枚で登場しました。

3年前に取り上げたのはCollectable盤だったのですが、その後英Aceが決定的なアンソロジーを出してもいました、が、こんなデザインの紙ジャケに収まったCDがこんな価格で出れば買わないわけにはいきません。
今年の夏もI-Podに入れて涼感を味わおう、と。

1. 恋のドライブ・イン(Popsicles And Icicles)
2. ハンティングトンのリズム(Huntington Flats)
3. ブルー・ドレス(Blue Dress)
4. コメディ・アンド・トラジディ(Comedy And Tragedy)
5. ハートブレイク・アヘッド(Heartbreak Ahead)
6. ヒーズ・グッド・トゥ・ミー(He’s Good To Me)
7. ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット(How Do You Do It) [レディーバグス(The Lady-Bugs)]
8. ワイルド・アンド・ワンダフル(Wild And Wonderful)
9. バル・トーク(Bull Talk)
10. スタッフド・アニマルズ(Stuffed Animals)
11. リトル・ホワイト・ライズ(Little White Lies)


THE MURMAIDS popsicles and icicles



The Murmaids - Heartbreak Ahead



The Murmaids - Wild and Wonderful (1964)

ボビーに首ったけ

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1,Bobby's Girl/Marcie Blane (Oldays) 1CD 1,296円
これも昨日取り上げたマーメイズと同じく、芽瑠璃堂のオールデイズ・レコードから「なつかしのドーナツ盤コレクション」シリーズで出されたCD。

マーシー・ブレーンの"ボビーに首ったけ"、とにかく大好きなガール・ポップ曲。
11年前に取り上げたSevilleレーベルに残された音源をコンプリートしたCDが出たときはもう狂喜乱舞したものです。以降、トレーシー・ウルマン、スーザン・モーン、梅木マリ、The Plungers、ボビー・ライデルといったところの"ボビーに首ったけ"のカバー・ヴァージョンを取り上げています。

ハジケ捲りハツラツ至極のティーン・ポップのタイトル曲とセカンド・シングルの"夢見る片想い"が何といってもですが、やや大人びたかなという気もする7枚目のラスト・シングル"ザ・ハーティン・カインド"までそのハツラツさは変わりません。彼女が残した一連の曲は私にとってガールズ・ティーン・ポップの極みです。

1. ボビーに首ったけ(Bobby’s Girl)
2. 夢見る時(A Time To Dream)
3. 夢見る片想い(What Does A Girl Do?)
4. 何といえばいいの?(How Can I Tell Him?)
5. 小っちゃなおばかちゃん(Little Miss Fool)
6. ラグタイム・サウンド(Ragtime Sound)
7. 恋のテレフォンナンバー(You Gave My Number To Billy)
8. おっしゃる通り(Told You So)
9. 私のダディー(Who’s Going To Take My Daddy’s Place)
10. 恋の目移り(Why Can’t I Get A Guy)
11. すてきなボビー(Bobby Did)
12. 恋の泣き笑い(After The Laughter)
13. ザ・ハーティン・カインド(The Hurtin’ Kind)
14. シール・ブレイク・ザ・ストリング(She’ll Break The String)


『ボビーに首ったけ』マーシー・ブレーン



Marcie Blane - What Does A Girl Do? (1963)



恋のテレフォンナンバー  マーシー・ブレーン



Marcie Blane - Told You So (1963)

なみだの16才

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1,It Hurts to be Sixteen/Andrea Carroll (Oldays) 1CD 1,296円
小出しにしていますが(笑)これも芽瑠璃堂のオールデイズ・レコード「なつかしのドーナツ盤コレクション」シリーズで出されたCD。
1963年に全米45位を記録したスマッシュヒッツ"It Hurts to be Sixteen~なみだの16才"で知られるアンドレア・キャロルのシングル曲集。この曲が唯一のヒット曲だったにも関わらずガール・ポップ~オールディーズ・ファンにはとっても人気のある人。因みにこの曲は竹内まりやさんが1990年のシングル"告白"のカップリング、アルバム「Longtime Favorites」の中でカバーしているのも知られるところですね。

その"16才"も良いのですが、先ずは"ザ・ドゥーラン"なんでこんなスーパーポップな曲がヒットしなかったの?(時期的にビートルズ旋風にぶっとばされたらしい)、そしてそのB面だったこれもスペクターのウォール・オブ・サウンド風の"ディス・タイム・トゥモロウ"。バラードでは"ミスター・ミュージック・マン"あたりのドリーミーさはもう格別。これでもうトップクラスにチャーミングな容姿、ガールポップ・マニアは飛びつきますわな。

1. ヤング・アンド・ロンリー(Young And Lonely)
2. アイヴ・ガット・ア・デイト・ウィズ・フランキー(I’ve Got A Date With Frankie)
3. プリーズ・ドント・トーク・トゥ・ザ・ライフガード(Please Don’t Talk To The Lifeguard)
4. ルーム・オブ・メモリーズ(Room Of Memories)
5. ジー・ダッド(Gee Dad)
6. ザ・チャーム・オン・マイ・アーム(The Charm On My Arm)
7. フィフティーン・シェイズ・オブ・ピンク(Fifteen Shades Of Pink)
8. ミス・ハピネス(Miss Happiness)
9. なみだの16才(It Hurts To Be Sixteen)
10. 初恋の頃(Why Am I So Shy)
11. ザ・ドゥーラン(The Doolang)
12. ディス・タイム・トゥモロウ(This Time Tomorrow)
13. サリー・フール(Sally Fool)
14. ミスター・ミュージック・マン(Mr. Music Man)

Andrea Carroll - It Hurts To Be Sixteen (1963)



Mr.Music Man - Andrea Carroll



Doolang - Andrea Carroll



Andrea Carroll - Why Am I So Shy (1963)



Andrea Carroll - Please Don't Talk To The Lifeguard (Pride Of Cleveland)



This Time Tomorrow / Andrea Carroll + The Chiffons


いちごの片想い

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1,Tonight You Belong to Me/Patience & Prudence (Oldays) 1CD 1,296円
はい、これも芽瑠璃堂のオールデイズ・レコード「なつかしのドーナツ盤コレクション」シリーズで出されたCDです。このシリーズ、残り一枚はナンシー・シナトラなのですが、今回は購入を見送りましたのでまた後日入手の際に完結させます。

ということで、当時14歳だったペイシェンスと11歳だったプルーデンスの姉妹のデビュー・ヒット"いちごの片想い"をメインにした本盤。原盤はLibertyでデビュー・ヒット"いちごの片想い"は1956年の夏に全米4位まで上るヒットに、以降1959年までの全シングル曲を集めたものとなっています。

このジャケ写からも察せられますが、今まで取り上げたこのシリーズの一連の作品よりも少し古い50年代の後半に残されたものとなります。か細い舌っ足らずな子供声にオールドスタイルのポピュラーソングの趣、ガールポップのコンピで最初聴いたときには何ともメゲたのですが、なんども聴くうちにこれが結構な快感に。10年くらい前でしたかCollector's Choiceから出ていた24曲入りのCDを入手して親しんでまいりました。

ところで、この"いちごの片想い(Tonight You Belong To Me)"ですが、知られるように63年にナンシー・シナトラがヒットさせています、当時ナンシーは"レモンのキッス"を筆頭にフルーツを題名に付けた一連のヒットを連発していました。"レモンの想い出" "リンゴのためいき" "フルーツ・カラーのお月さま"等々、そんななかでカバー曲のこの"いちご"の曲名がよくその流れにはまったなぁと思っていたら、なんてことはなく、このペイシェンスのヴァージョンは発売当初"今宵は私のもの"の邦題で、63年にナンシーのヴァージョンがヒットしたことでこの"いちごの片想い"のタイトルで再発され、以後はこっちもこう呼ばれるようになったのだそう。細かく云うとナンシーのは"イチゴ"とカタカナ表記だったりします。

今回このCD収録曲でで面白かったのが最後に入っているティーンシンガーのマイク・クリフォードとの共演作、特に"シュッド・アイ(Should I)"はギターをエディー・コクランが弾いていてグッとポップでロックな仕上がり、姉妹もちょっとだけ大人っぽく。


1. いちごの片想い(Tonight You Belong To Me)
2. 微笑とリボン(A Smile And A Ribbon)
3. ゴナ・ゲット・アロング・ウィズアウト・ヤ・ナウ(Gonna Get Along Without Ya Now)
4. ザ・マネー・トゥリー(The Money Tree)
5. ウィ・キャント・シング・リズム・アンド・ブルース(We Can’t Sing Rhythm And Blues)
6. ドリーマーズ・ベイ(Dreamers’ Bay)
7. ユー・タトルテール(You Tattletale)
8. ヴェリー・ナイス・イズ・バリ・バリ(Very Nice Is Bali Bali)
9. ウィッチクラフト(Witchcraft)
10. オーヴァー・ヒア(Over Here)
11. ヘヴンリー・エンジェル(Heavenly Angel)
12. リトル・ホイール(Little Wheel)
13. あなたの夢ばかり(All I Do Is Dream Of You)
14. ユア・ケアレス・ラヴ(Your Careless Love)
15. トム・サムズ・チューン(Tom Thumb’s Tune)
16. ゴリー・オー・ジー(Golly Oh Gee)
17. シュッド・アイ(Should I)with マイク・クリフォード
18. ウィスパー・ウィスパー(Whisper Whisper)with マイク・クリフォード


Patience And Prudence - Tonight,You Belong To Me



Patience & Prudence: Tonight You Belong To Me, 'Live' on The Perry Como Show



Patience & Prudence - Heavenly Angel (1958)



Patience and Prudence (wih Mike Clifford) - Should I

恋のダウンタウン

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1,Downtown/Petura Clark (Oldays) 1CD 1,296円
前回まで続けた芽瑠璃堂のオールデイズ・レコード「なつかしのドーナツ盤コレクション」シリーズですが、これは同じレーベルからのレギュラー・シリーズで今年の3月に出ていた紙ジャケCDです。

ペテュラ・クラークと云えば、先ずは"恋のダウンタウン"、1965年の大ヒットですね。本盤はその大ヒットをフューチャーした同年のアルバムに同時期のヒット曲を5曲加えたもの。ジャケットはよく知られる米WB盤ではなく英Pye盤からの流用。

トニー・ハッチがプロデュースするモダン・ポップ・サウンド、アメリカを侵食するビートルズをはじめとするブリティッシュ・ビート・グループ勢に加勢するサウンドも明らかに持っていて、例えば"Baby It's Me"あたりで聴けるサウンドはオーケストラにビッグ・ジム・サリヴァンとジミー・ペイジによるギターがザックザックと加わる斬新なもの。ゴージャスなサウンドに美麗なメロディー・ライン、これにしなやかなペテュラの美声が一体となってえも言われぬ素晴らしい音楽が生まれたのでした、と、そんな一枚。
ボートラではやはり全米1位となった"My Love"が昔からお気に入りです。



01. TRUE LOVE NEVER RUNS SMOOTH
02. BABY IT’S ME
03. NOW THAT YOU’VE GONE
04. TELL ME (THAT IT’S LOVE)
05. CRYING THROUGH A SLEEPLESS NIGHT
06. IN LOVE
07. MUSIC
08. BE GOOD TO ME
09. THIS IS GOODBYE
10. LET ME TELL YOU
11. YOU BELONG TO ME
12. DOWNTOWN

BONUS TRACKS
13. YOU’D BETTER LOVE ME
14. I KNOW A PLACE
15. YOU’D BETTER COME HOME
16. ROUND EVERY CORNER
17. MY LOVE


Petula Clark Downtown. original version



Petula Clark - Baby It´s Me



Petula Clark - Music (1965)



Petula Clark - I Know a Place



Petula Clark - My Love





オマケにこんな変態ミックスものを。
Go Home Productions - Downtown Octopus (Petula Clark vs The Beatles)

サイケな街

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1,サイケな街 b/w/ Kiss/万里れい子 (Clinck) 45's 1,750円
芽瑠璃堂通販でまとめて買った一連のブツの締めくくりはこのシングル。
DUの店頭で見かけてあれっと思う間もなく姿を消して悔やんでいたら、さすが発売元には在庫がありました。

このジャケットにこのタイトル、中身がどんなヘボでもシングルで欲しくなるわけですが、云うまでもなく両面とも中身もかっこよくてこの時代(1968年)の日本にしか生まれ得なかったR&B歌謡。

このお方、後に渡部玲子と名を変えて森田公一とトップギャランのメンバーになるんだそうですね。


サイケな街


サイケな街



万里れい子 サイケな街



万里れい子 K・I・ダブル・S KISS




サイケな街 万里れい子 with トップギャラン 2014

冷たい舗道のブルース

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最近仕入れた和物ワンコイン・シングルをいろいろと。


1,冷たい舗道のブルース b/w 愛したい愛したい/高城丈二 (Polydor) 45's
高城 丈二自らが主演した1965年4月8日から同年9月30日までNETテレビで放送されていたドラマ「アスファルトジャングル」のオープニングテーマ曲。ハードボイルドです。





2,ドゥ・ユー・ノウ b/w Seven Nights/フランツ・フリーデル (Fairy Records) 45's
フランツ・フリーデルの名を見つけてとっさに浮かんだのが「シャボン玉ホリデー」。記憶は定かではありませんが、あの頃の歌謡番組に結構出演していたのは確か。
今回入手したシングルはFairy Recordsなるところ(自主制作?)から1973年にリリースされたもので、両面曲ともに66年に日本コロンビアからリリースしたものの再録セルフカバー。両曲ともブルコメの小田啓義の作曲、A面の作詞(英詞)は湯川れい子。初めて聴きましたがパターン曲ではあるもののこれは良い曲ですね、歌も上手いし何度も聴いてしまいました。

フランツ


ブルー・コメッツがバックを務めた66年のオリジナル・ヴァージョン
ドゥ・ユー・ノウ フランツ・フリーデル(’66)







3,本牧メルヘン b/w 夜の終わりに/鹿内孝 (キャニオン) 45's
ロカビリー歌手のイメージもあるこの人、1959年ブルコメを立ち上げたのはこの人だったそう。
で このシングルは1972年 作詞:阿久悠/作曲:井上忠夫/編曲:川口真という制作陣の手になるものでそこそこヒットしたのでは。

本牧



本牧メルヘン 鹿内 孝('72)








4,ロダンの肖像 bw/w 恋愛専科/弘田三枝子 (Columbia) 45'S
70年8月発売のスマッシュヒット。ロダンの彫刻のように石になって愛されたいの♪ って凄い歌詞、作ったのはなかにし礼先生、曲は川口真。

弘田

弘田


ロダンの肖像 弘田三枝子(1970年)








5,荒野のまごころ b/w 別れの眉月/橋幸夫 (Victor) 45's
橋幸夫と美空ひばりが初共演した松竹映画「花と喧嘩」(1969年公開)の主題歌だそう。
しかしテンガロンハットの似合わないことといったら....。

橋幸夫

We Go Together ポールとポーラ

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1,We Go Together/Paul & Paula (Philips) 1LP 1,150円
テキサス出身の男女デュオ、ポールとポーラ、これが昔から何故か好きで。
こちらこちらでかつていろいろと書いているのでそちらご参照、詳細略で。

で、今回入手盤は2枚目のアルバムの米ステレオ盤。持ってはいたのですが状態良好盤とこの値で遭遇すれば手が出てしまいます。シングル曲は田尾録る曲と"Something Old, Something New~夢のウェディング・ベル"くらいでしょうか。

このジャケットデザインを流用した10インチの日本盤もありました。

01 - We Go Together
02 - Oh What A Love
03 - The Beginning Of Love
04 - Flipped Over You
05 - We Two Forever Shall Be One
06 - Stepping Stone

07 - Average Boy & Average Girl
08 - So Fine
09 - Love Comes Once
10 - You Send Me
11 - Something Old, Something New
12 - Pledging My Love


Paul and Paula - We Go Together (Aus TV show 'Sing, Sing, Sing' - 1963)



Paul en Paula / Something old something new. Stereo !




The Paul & Paula Story We Two Forever Shall Be One
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