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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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青い渚をぶっとばせ

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1,青い渚をぶっとばせ/ザ・ベンチャーズ (Liberty) EP 100円
本邦4枚目となる65年7月発売の4曲入りコンパクト盤。これだけサーフィンナンバーを集めたのだからそれらしい写真を使えば.....とも。7枚目の「クルーエル・シー」でやっとサーフィンの写真を使っていましたね。

因みに彼らのコンパクト盤、1枚目は「急がば廻れ」2枚目は「ダイアモンド・ヘッド」3枚目は「ブルドッグ」がA面1曲目。この頃は2カ月に1枚のペースで発売されていました。これだけのハイペースで発売されたにもかかわらずこの頃(65年~66年)に発売されたシングル/コンパクト盤は今でも中古屋さんでよーく見かけます、どんだけ売れたのでしょう。

Side A
1,青い渚をぶっとばせ (Kickstand)
2,サーフ・ライダー
Side B
1,ワイプ・アウト
2,イエロー・ジャケット


The Ventures - Kickstand

エレキ・ギター・ヒット速報 1968

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1,エレキ・ギター・ヒット速報/津々美洋とオールスターズ・ワゴン (日本コロンビア) 1LP 1,200円
久し振りに行ったココナッツ・ディスク吉祥寺店でのお買い物。
所謂GSバンドの二つくらい世代が上のロカビリー時代から歌伴等でも活躍していたバンド。よって68年4月に発売された本盤はそのキャリアの最後期になるもののはず。

ジャケットデザインがモロにあの時代の日本製の典型、これに惹かれての購入でしたが、リーダー津々美洋のギター、オルガンに元アウトキャストの穂口雄右、ベースにスタジオ・ミュージシャンとして知られる江藤勲が入ってヒット曲をインストでカバーするというイージーリスニング盤ですが曲によっては結構面白く聴けました。

ジャケット左に写る津々美氏が持つエレキギターが珍しい12弦で興味を覚えたのですが、実際本盤でも12弦ギターも6弦と持ち替えて弾いていてサウンドの変化に貢献しています。ストリングスバックの如何にものイージーリスニング仕様もありますが、穂口雄右のオルガンのアドリブが思わず耳をそばだてるかっこいいものだったりベース主導の曲があったりとメンバーの力量が随所に発揮されていますね。

Side A
1,君だけに愛を
2,ケメ子の歌
3,思い出のカテリーナ
4,こころの虹
5,好きだから
6,いつまでもどこまでも
Side B
1,虹色の湖
2,亜麻色の髪の乙女
3,むらさきの夜明け
4,乙女の祈り
5,恋のしずく
6,幻のアマリリア

橋幸夫の"思い出のカテリーナ"、中村晃子の"虹色の湖"、美空ひばりの"むらさきの夜明け"の3曲は実際に彼らオールスター・ワゴンがバックを受け持って録音されたものだそう、なるほどここでも良い出来です。


虹色の湖 中村晃子



むらさきの夜明け/ 美空ひばり

影を慕いて

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1,影を慕いて:古賀政男名曲集/ヴィンセンテ・ゴメス魅惑のギター (Decca/テイチク) 1LP 324円
見つけた瞬間に目を奪われ即ざに脇に抱えたジャケ買い盤。
はてさて、このジャケットが撮られたのは何処だろう? 綺麗な並木道に左側の重厚な壁に街燈、その前には警備ボックスと思われるドーム屋根の小さな建物、思い浮かんだのは四谷の迎賓館前(赤坂離宮)。あそこもたしか並木道に面していたはず。これが撮られた60年代はこんな感じだったのかな(というか、今もそれほど変わっていないかも)。

物憂げに立つ赤いスーツの女性がポイント、いや、綺麗な街並み、良い写真です。

ということで、今回は中身は略(笑)


賭けを慕いて



影を慕いて


Rock Legends : Eric Burdon

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1,Rock Legends/Eric Burdon & the Animals (MGM/Polygram) 1LP 324円
1980年にオーストラリアPolygramが米MGMからの権利を使ってのオムニバスアルバム。よって盤もBlue/GoldのMGMレーベルを使っています。
A面はニュー・アニマルズで4曲、"スカイ・パイロット"はLPヴァージョン。B面は新旧入り乱れの選曲ですね、"セント・ ジェームス病院"がこの手のコンピでは珍しい選曲かも。"ヘルプ・ミー・ガール"は新・旧アニマルズの狭間の時期(66年)にN.Y.のスタジオ・ミュージシャンをバックに歌ったものでしたね(ドラムだけはバリー・ジェンキンスが参加)。

Side A
1,White Houses
2,San Franciscan Nights
3,Monterey
4,Sky Pilot
Side B
1,When I Was Young
2,Good Times
3,Don't Bring Me Down
4,Inside Looking Out
5,St. James Infirmary
6,Help Me Girl


"White Houses" Eric Burdon & The Animals 1968



"Help Me Girl" Eric Burdon & The Animals 1967








2,He Used to be an Animal/Eric Burdon (Castle) 2CD 617円
80年代のエリックの活動をスタジオ録音とライヴ録音でまとめてみました、という2枚組CD。
ディスク1は82年公開の自伝的映画「Comeback」からの曲と89年にリリースしたアルバム「I Used To Be An Animal」時のセッションをおさめたもの。「Power Company」「Crawling Kingsnake」「Wicked Man」等のタイトルで出たアルバムの曲を含みます。
ディスク2はすべてライヴ録音でやはり「Comeback」絡みのものに85年頃のライヴを収めた「That's Live」「Eric Burdon Live」等で発表されたものを加えたもの。
こういった80年代のスタジオものもライヴものも様々なレーベルから様々な形でリリースされていて、更にその録音クレジットがはっきりせず、どうもいま一つ全貌がつかみ難く今でも難儀しています。

Disc-1
1-1The House Of The Rising Sun
1-2Crawling Kingsnake
1-3Take It Easy
1-4Wicked, Wicked Man
1-5Wall Of Silence
1-6Lights Out
1-7It Hurts Me Too
1-8I'm Ready
1-9Devil'S Daughter
1-10Kill My Body
1-11When We Were A Gang
1-12American Dream
1-13Rock'N'Roll Shoes
1-14Memories Of Anna
1-15New Orleans Rap
1-16I Will Be With You Again
1-17Brand New Day
1-18Going Back To Memphis
1-19Woman'S Touch
1-20I Used To Be An Animal
Disc-2
2-1Who Gives A Fuck?
2-2Comeback
2-3Sweet Blood Call
2-4Do You Feel It
2-5Heart Attack
2-6Boom Boom
2-7Don'T Bring Me Down
2-8We Gotta Get Out Of This Place
2-9Don'T Let Me Be Misunderstood
2-10When I Was Young
2-11Poor Boy
2-12River Deep Mountain High
2-13I'm Crying
2-14Lawdy Miss Clawdy


Eric Burdon


Eric Burdon - I Used To Be An Animal (1988)



Eric Burdon - Crawling King Snake (1982)



Eric Burdon - Wicked Man



Eric Burdon - Devil's Daughter (1983)

The History of the Bonzos

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1,The History of the Bonzos/The Bonzo Dog Band (UA) 2LP 614円
ニール・イネス率いる英国のひねくれポップバンド、UAに残した5枚のアルバムからの曲にメンバーのソロ作をも加えた1974年リリースのベスト・アルバム。入手盤は米UA盤。

後のラトルズも想起する裏ビートルズナンバーから様々なSEや逆回転を使った摩訶不思議曲、ロックンロールからオールド・タイミーetc...、昔はそのシニカルさが今一つ馴染めなくてそれほど聴き込んできてはなかったバンドですが、いざ、こうやって聴いてみると今更ながら興味は尽きないというか奥深い面白さを持ったバンドでしたね。

最後の最後に入っている"Slush"、以前も書きましたがこれこそが私にとってはボンゾズの代表曲、です。

Side A B
1. The Intro & The Outro
2. Rockaliser Baby
3. Sport (The Odd Boy)
4. Noises For The Leg
5. King Of Scurf
6. Labio Dental Fricative
7. Hello Mabel
8. Canyons Of your Mind
9. Jollity Farm
10. You Done My Brain In
11. My Pink Half Of The Drainpipe
12. Mr. Apollo
13. Hunting Tigers Out In Indiah
14. Hunting Tigers Out In Indiah
Side C D
1. I'm The Urban Spaceman
2. Bad Blood
3. I Left My Heart In San Francisco
4. Tent
5. Can Blue Men Sing The Whites?
6. 9-5 Pollution Blues
7. Big Shot
8. Release Me
9. We Are Normal
10. The Sound Of Music
11. Kamu-Sutra
12. Rhinocratic Oaths
13. Shirt
14. Mickey's Son & Daughter
15. Blind Date
16. Trouser Press
17. Slush



ディスク:1
1. The Intro & The Outro
2. Rockaliser Baby
3. Sport (The Odd Boy)
4. Noises For The Leg
5. King Of Scurf
6. Labio Dental Fricative
7. Hello Mabel
8. Canyons Of your Mind
9. Jollity Farm
10. You Done My Brain In
11. My Pink Half Of The Drainpipe
12. Mr. Apollo
13. Hunting Tigers Out In Indiah
14. Hunting Tigers Out In Indiah
ディスク:2
1. I'm The Urban Spaceman
2. Bad Blood
3. I Left My Heart In San Francisco
4. Tent
5. Can Blue Men Sing The Whites?
6. 9-5 Pollution Blues
7. Big Shot
8. Release Me
9. We Are Normal
10. The Sound Of Music
11. Kamu-Sutra
12. Rhinocratic Oaths
13. Shirt
14. Mickey's Son & Daughter
15. Blind Date
16. Trouser Press
17. Slush


bonzos


Bonzo Dog Band - Mr. Apollo (Colour Me Pop)



Bonzo Dog Band "Canyons of Your Mind" Beat Club 1968



Bonzo dog Doo Dah band. - The Urban spaceman.




DO NOT ADJUST YOUR SET - Bonzo Dog Doo-Dah Band - Hunting Tigers Out In India



Bonzo Dog Band "Slush"

The Nitty Gritty Dirt Band 1972

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1,N.G.D.B.Special D.J.Copy William E.McEuen Presents Nitty Gritty Dirt Band (Liberty) 1LP 614円
ちょっと珍しいアルバムを見つけました、東芝音楽工業が「Jeans Music」なる名称を使ってアメリカンロックを売り出そうとした際に作られたD.J.Copyオンリーの非売品LPです。ライナーにN.G.D.T.が待望の来日を迎えるとあるので本盤がリリースされたのは1972年ですね。

この「ジーンズ・ミュージック」なる名称で売ろうとしたアーティストはこのニッティー・グリッティのほかイーグルス、再結成オリジナル・バーズ、ブルーリッジ・レインジャーズの名があります。この72年の時点ではAsylum Recordsの権利はまだ東芝が持っていたのでイーグルス、再結成バーズが入っているのですが、翌年にはAsylumの販売権利はワーナー・パイオニアに移るので短命企画だったような気がします。

ということで非売品ということだからなのでしょう、片面に9曲も詰め込んだこの時点までの代表曲網羅の全18曲入りと云う大盤振る舞いとなっています。

久し振りに聴いた"プー横丁の家"に"サム・オブ・シェリーズ・ブルース" "ミスター・ボ・ジャングルス"に思わず、ホロリ。いづれも他人の曲なのに思いだすのはすべてニッティ・グリッティ・ヴァージョン、完全に刷り込まれていますね。

A-1. Cosmic Cowboy Pt. I
A-2. House At Pooh Corner
A-3. Some Of Shelly’s Blues
A-4. Jambalaya (On The Bayou)
A-5. Down Yonder
A-6. Travelin’ Mood
A-7. Baltimore
A-8. Down In Texas
A-9. Buy For Me The Rain

B-1. Mr. Borjangles
B-2. Rave On
B-3. The Cure
B-4. Sixteen Tracks
B-5. Orange Blossom Special
B-6. Daisy
B-7. Santa Rosa
B-8. Grand Ole Opry Song
B-9. I Saw The Light

NGDB


NGDB


Liberty


House at Pooh Corner - The Nitty Gritty Dirt Band



Some Of Shelly's Blues / The Nitty Gritty Dirt Band



Buy For Me The Rain- The Nitty Gritty Dirt Band- 1967



The Nitty Gritty Dirt band Mr. Bojangles 1970

Jackie Wilson 1960

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1,Jackie Sings the Blues/Jackie Wilson (Brunswick) 1LP 1,000円
例の4枚組CD「7 Classic Albums Plus」で持ってはいたものの、こんな値で状態最高なLPに遭遇すれば思わず手が出ます、ココナッツ・ディスク吉祥寺店でのお買いもの。
シングス・ザ・ブルースというタイトルではありますが、ブルースの有名曲をゴロゴリにブルージーに歌いまくるというようなものではなく「ジャッキー流ブルース」を女性コーラスを従えていつもの伸びやかで朗々とした歌声で歌いまくるという一枚です。
このジャケットに写るジャッキー氏の出で立ちがそのまま内容を表しているような気がしたりします。

Side A
A1,Please Tell Me Why
2,Doggin' Around
3,New Girl In Town
4,Nothin' But The Blues
5,Passin' Through
6,Excuse Me For Lovin'
Side B
1,She Done Me Wrong
2,Sazzle Dazzle
3,Please Stick Around
4,Come On And Love Me Baby
5,Comin' To Your House
6,It's Been A Long Time


Jackie Wilson Sings The Blues.avi

ピンク・ムード・デラックス

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1,ピンク・ムード・デラックス (Victor) 1LP 514円
この手の乙女ジャケに包まれたイージー・リスニングものは100円盤で狙うと決めているのですが、これは例外。あの若山弦蔵氏のナレーションが挿入されているのです。
若山弦蔵氏といえば、「007」のジェイムズ・ボンドに「バークにまかせろ」のエイモス・バーグの吹き替え、そして1970年前後にTBSラジオで毎週日曜日の午後に放送されていた八木誠さんとの「ホリデイ・イン・ポップス」でのDJ。子ども心にこの人の渋ーい声が聴こえてくると「おっ、若山さんだぁ!」と騒いでいたのを思い出し、「ホリデイ・イン・ポップス」は当時のポップスヒット曲の教科書でした。
ということでそんな若山さんの声が聴けるレコードなんぞに遭遇したら即脇に抱えます。

大野喬とナイト・シックス、鈴木庸一とラテン・カンパニオンの今で云う極めてラウンジーな演奏の曲毎の冒頭に入るあの渋ーい声のナレーション、ここではムードたっぷりに独特な低音が一段と冴えています。
本盤がリリースされたのは1966年11月、翌年には同じ企画のVol.2が出ているようです。


pink


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ごそごそやっていたらこんなものが出てきました。希望者に毎週郵送してくれたTop40のランキング表です。因みにこの時(69年11月第2週)のNo.1はクリフの"しあわせの朝"、以下アーチーズ「シュガー・シュガー」、CCR「グリーン・リバー」、ダニエル・ビダル「天使の落書き」と続いています。
tbs

Linda Cohen 1973

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1,Lake Of Light/Linda Cohen (Poppy) 1LP 514円
思い出のレコードです。昔買ったのは70年代も終わりの頃だったでしょうか、レーベルがタウンズ・ヴァンザンドと同じPoppyということでてっきり女性SSWものだと思い込んで買ったのですが、聴けばあらまびっくり、いつまでたってもボーカルが聴こえてこない! 結局ガットギターによるオール・インスト・アルバムでがっくりきてロクに聴かずに手放したのでした。その後随分経って某レコード屋でこれが鳴っていてあれれっ結構いいのでは.....と気になっていたものです(いやはや、勝手なもので苦笑千万)。

ガットギターの静かで優雅な調べにピアノ、シタール、ミニ・ムーグ・シンセ、フルート等々が薄く被さる浮遊感溢れる不思議な暖かさと気持ちよさを感じる音楽。パーカッションや妙に跳ねてうねるエレキベースが入ったリズミカルな曲も耳に残ります。リンダ嬢のガットギターに寄り添う様々の楽器を駆使しているのがJefferson Cainなる人物、はて、どこかで聞いたことのあるような名前ですが.......。

本盤はPoppyレーベルに残された73年のセカンド・アルバム、前年に同レーベルに残されたファーストも同じような内容だったと記憶します。


Linda Cohen



Linda Cohen - Lake Of Light - Nouveau Riche



Linda Cohen - Lake Of Light - Sunshower



Linda Cohen - Lake of Light - Growing Back



Linda Cohen - Lake Of Light - In Just Spring



Linda Cohen - Lake Of Light - Concerto

The California Executives

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1,Can't Let You Go b/w I Don't Know Why/The California Executives feat. Ronald Dudley (Williams) 12" 100円
カルフォルニア・エグゼクティヴス、カルフォルニア・プレイボーイズとエグゼクティヴ・スイートを合体したようなそのネーミング(実際は偶然でしょうが)はソウルファンにはまるで反則でしょう、そんな名前のグループに触手が伸びないわけがないですから.......(笑)

ということでかつてこちらで取り上げた87年の唯一のアルバムは80年代のスィート・ソウル盤として結構知られるものかと思います。

今回入手したのは名高い"I Don't Know Why"を含むそのアルバムの最後に入っている2曲にB面にそのインスト版とロング・ヴァージョンを収めた12”。
聴いてみれば、あれっ、こんなにまろやかでメロウ風味だったけか? とアルバムとは随分と違う感触が。さっそく聴き比べれば、アルバム・ヴァージョンにはサックスも入って明らかにヴァージョンが違いました。CDとアナログの違いもあってでしょうバックの打ち込みサウンドもアナログのほうが暖かく、より70年代のボーカルグループ仕立てに近い仕上がりに聴こえました。B面のインストもアルバム・ヴァージョンのロング・ヴァージョンも気持ちよし、これは嬉しい下北沢DUでのお買いもの、でした。


The California Executives



こちらがシングル・ヴァージョン
California Executives - I Don't Know Why



こちらがアルバム・ヴァージョン
California Executives - I Don't Know Why


迎賓館前に行ってきた

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少し前に取り上げた迎賓館前で撮られた写真を使ったジャケットを見て以来、現地が現在どうなっているのか気になって気になって(笑)........、クルマで通ることはあっても久しく近辺を歩いたことなかったので、好天も手伝って昨日散歩がてら四谷の迎賓館前(赤坂離宮)に行ってきました。

先ずはそのジャケット、1970年前後に撮られたものと思われます。
影を慕いて




そのジャケットを見開いた写真と現在の現地の写真、40年も経ったにも関わらず片側の並木が少なくなったくらい驚くほどその全体の景観は変わっていませんでした。
影を慕いて


geihinnlann


geihinnkann



geihinnkannmae



geihinnkannmae


このあと、東宮御所沿いを歩いて絵画館前から信濃町に出て御茶ノ水聖橋口のDUへ、レコードストアデイ開催初日ということで店内はいつになくの大賑わい(ここ数回のRSDの活況には驚くばかり、昨日のNHKニュースにまで取り上げられてたりして!)、早々に退散してdiskunion JazzTOKYO/レアグルーヴ館~神保町店へ。ここも大混雑で買う気も失せ、結局買ったのはLP1枚、CD1枚のみというレコハンはハズレ日でした。

Esquivel - Faron Young

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1,The Best of Esquivel (RCA Victor) 1LP 614円
1957年にRCA Victorと契約して以来10数枚のアルバムを残しているエスキヴェル先生。本盤は66年リリースのベスト盤。
90年代の半ばころだったかSpace Age Bachelor Pad MusicとかLounge Musicとか云われて突如現れた(わけではなく再評価だったのですが)この摩訶不思議な音楽に魅せられたのももう20年も前なのですね。かつて
こちらで取り上げたCDを聴いたのが契機でした

Side A
1,Guadalajara
2,Malaguena
3,Bye Bye Blues
4,Poinciana
5,Jalousie
6,Cherokee
Side B
1,Take The "A" Train
2,My Reverie
3,Adios, Mariquita Linda
4,Estrellita
5,Granada
6,Magic Is The Moonlight


Esquivel - Other Worlds Other Sounds (1958) ~ Poinciana



Take The A Train - Esquivel









2,Pen & Paper/Faron Young (Mercury) 1LP 100円
ルイジアナ州出身のカントリー・シンガー/ギタリストの65年盤。ペンと紙ということで「手紙」をテーマにした曲ばかりを歌った一枚、最後の曲が"P.S.I Love You"とはしゃれていますね。

Side A
1,Pen And Paper
2,Burning Bridges
3,Your Old Love Letters
4,Letters Have No Arms
5,Love Letters
6,I'm Gonna Sit Right Down And Write Myself A Letter
Side B
1,The Last Letters
2,Burning Memories
3,Take A Letter Miss Gray
4,No Letter Today
5,Love Letters In The Sand
6,P.S. I Love You


Faron Young



Faron Young - Burning Bridges


Surf's Up !

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1,Surf's Up at Banzai-Pipeline/V.A. (Sundazed) 1CD 300円
もう20年も前なのかと感慨深いCD。本盤がリリースされた95年にはチャレンジャーズのVault盤のほか当時LPでは見ることもできなかったレア盤Sundazedから一気にCD化されたのでした。かつてこちらで取り上げたのもそんな一枚。

今回入手した本盤もサーフファン垂涎の最たるものの一枚で、オリジナル盤はカリフォルニアのマイナーレーベルNorthridge Recordsから1963年にリリースされていたもの。実はこのCD化された95年当時に試聴をしたところサーフギター特有のリヴァーヴの効いたギターが駆け回るというサウンドでは無いサックスの入ったロッキン・インストの趣だったのが印象悪くレア盤は確かなんだけど......と長らく二の足(手)を踏んでいたもの。そんなこんなで20年の時を経て300円のバーゲン箱で久し振りに遭遇、思わず抱えました。

いざ聴けばそのロッキン・インスト的な印象(Del-Fi系のあのサウンド)は変わらずではあるものの当然コッチの耳もこなれてきていて大好きな"Moment Of Truth" "Surfin' Tragedy" "Church Key" "Surf Creature"、あたりの曲も入って大いに楽しめました。

1. Delano Soul Beat/the Soul Kinge
2. Aqua Limbo/Dave Myers And The Surftones
3. Moment Of Truth/the Original Surfaris
4. Intoxica/Neal Nissenson
5. Ghost Riders In The Sky/the Original Surfaris
6. Kalani Wipeout/the Original Surfaris
7. Laguna Limbo Luau/Dave Myers And The Surftones
8. Surfer's Stomp/Jim Waller And The Deltas
9. Surfin' Tragedy/Doug Hume
10. Church Key/the Biscaynes
11. San Onofre/Bob Vaught And The Renegaids
12. Surf Creature/Bob Hafner


Bob Hafner -- Surf Creature (1963)



The Original Surfaris - Moment of Truth - 45 version




2,Hang Loose with The Sufin'n Lungs! (Acorn) 1CD 300円
80年代の初めから活動する英国のリバイバル・サーフ・バンドの96年作。
このジャケット及び思わずニンマリの曲名がすべてを表すお見事なサマーサウンズ、サーフ・アルバム。

1. Summer Starts Here
2. Beach Bound
3. The Big Kahuna (Is Watching Over You)
4. I Dreamt About Her Friend Last Night
5. Dead Head
6. Another Summer, Another Girl
7. Queen Of The Beach
8. Go Little Surfer
9. Redondo Moon
10. Vostok 1
11. Her Big Brother
12. I Don't Wanna Ride That Rollercoaster
13. Born To The Beach
14. The Peppermint Twist

オフィシャル・サイトはこちら



lungs



summer starts here - The Surfin' Lungs


Surfin' Lungs - Beach Bound



SURFIN' LUNGS - "BUBBLEGUM SUMMER"

Rock 'N' Roll versus Rhythm and Blues

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1,Rock 'N' Roll versus Rhythm and Blues/V.A. (Valmor) 1LP 300円
50年代から60年代初めのR&B、ロックンロールのオブスキュアなインスト・ナンバーを16曲集めたアルバム。
R&Bサイドはホンカースタイルのサックスが咆哮して危険なスクイーズ・ギターが駆け回るといった凶暴ナンバーが目白押し。R&Rサイドはリズムは幾分軽やかになるもののこちらも選曲の基準はギターにあるようでカッコいいロッキン・ギターが堪能できます。

Side A (R&B)
1. Double Mint - Ike Turner & the Kings of Rhythm
2. Shake Walkin' - Mickey "Guitar" Baker
3. Johnnie's House Party Part 1 - Earl Palmer & the Partytimers (Rene Hall -guitar, Jayhawks - backing vocals)
4. Groove Juice - Johnny Otis (Pete Lewis - guitar)
5. Sidetracked - Googie Rene (Rene Hall -guitar)
6. Pinetop - Pinetoppers (Johnny Jenkins - guitar)
7. Hot Guitar - Guitar Red
8. Watusi Freeze - Big Walter & the Thunderbirds

Side B (R&R)
9. Ghost Satellite - Bob & Jerry
10. Tel-Star Guitar - Virtues
11. Dicla - Doug Fowles & the Air-Dales
12. Hill Stomp - Strangers
13. Jupiter C - Pat & the Satellites
14. Safari - Ward Darby & the Raves (The Tribesmen - vocal chant)
15. Back Fire - Raymarks
16. Nite Rider (Answer to Rumble) - Norb Kabin


Johnny's House Party Part 1 - Earl Palmer's Party Rockers


Johnny Otis, Groove juice



Bob & Jerry - Ghost Satellite



JUPITER-C - PAT AND THE SATELLITES








2,Mind Trouble/Eddie C.Campbell (Double Trouble) 2LP 514円
シカゴのウエストサイドで幼い時から育ったというシンガー/ギタリスト、やっぱり思いだすのはまるで原始人の格好をした写真を使ったジャケットのMr.Bluesから77年にリリースしたアルバム「King Of The Jungle」。キャリー・ベルやラファイエット・リークといったシカゴの猛者に囲まれて作ったシカゴブルースの傑作盤でした。

で 本盤は上記作を録音した後に移り住んだというオランダで地元ミュージシャンと共に録音をしたもの(1986年)。ジャケットでは上記「King Of The Jungle」とは打って変わったまるで別人の如きのにこやかな笑顔、が、よーく見ればいずれも抱えているギターは使い込まれた赤のフェンダー・ジャズマスター! 余程お気に入りのギターの様。
ちょっとリズムがぎくしゃくしていたりホーンが安ぽかったりという難点が無くは無いのですが、エディさん自身のシカゴブルース魂は充分に発揮されているように感じます。

Eddie C.Campbell

Eddie C.Campbell




愛用のジャズ・マスターと共に
EDDIE C CAMPBELL all your love MAGIC SAM

Willis Jackson - Lester Young - Les McCann

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1,Loose.../Willis Jackson (Prestige) 1LP 980円
所謂コテコテ・ソウル・ジャズのテナーサックス部門を代表する一人。1948年の"Gator Tail"のヒット以来Willis "Gator" Jacksonの名で知られることに。59年にPrestigeと契約してからはもう破竹の勢い、悶絶のブロウ・テナーでリリースしたアルバムは60年代だけで20枚を超えます。
が 当時の日本ではこの手のコテコテものはジーン・アモンズやエディ・ロックジョー・ディヴィスが出てたくらいでこのウィリス・ジャクソン、ジミー・フォーレスト、ヒューストン・パーキンス、ラスティ・ブライアント等々のブロワーの情報はまるで入って来ず状態だった(はず)。

ということで、私もこのウィリス・ジャクソンや上記のコテコテ野郎達を初めて聴いたのはFantasyレーベルがやっていたOJCのシリーズで再発された一連の作品にて、1990年頃だったでしょうか。とりわけ59年のジャック・マクダフとのセッションを収めた「Cool Gator」がお気に入りでこの時のセッションを収めたアルバムを探したものでした。
で 本盤、久し振りに買ったウィリス・ジャクソン、これは63年録音盤。唄ものからオキマリの"After Hours"までもう正に熱ーいSoul Jazzです。

Side A
1,"Secret Love" (Sammy Fain, Paul Francis Webster) - 5:00
2,"When My Dreamboat Comes Home" (Cliff Friend, Dave Franklin) - 6:56
3,"She's My Love" (Willis Jackson) - 5:53
Side B
1,"Y'All" (Jackson)
2,"After Hours" (Avery Parrish) - 10:29
3,"What Will I Tell My Heart" (Irving Gordon, Jack Lawrence, Peter Tinturin) - 5:36

Recorded at Van Gelder Studio in Englewood Cliffs, New Jersey on March 26, 1963

Willis Jackson - tenor saxophone
Frank Robinson - trumpet
Carl Wilson - organ
Bill Jones - guitar
Joe Hadrick - drums

Prestige



Willis Jackson After hours









2,In Washington, D.C. 1956/Lester Young (Pablo) 1LP 514円
物憂げなレスター・ヤングのポートレイトに惹かれて思わず抱えてしまったもの。
56年にワシントンD.C.のクラブでのライヴ録音を収めたもの。56年というとテディ・ウィルソンと組んでVerveに「Press & Teddy」を残した年ですね。実にリラックスした流れるような演奏が聴けます。

A1,A Foggy Day
A2,When You're Smiling
A3,I Can't Get Started
A4,Fast Bb Blues
B1,D.B. Blues
B2,Tea For Two
B3,Jeepers Creepers

Recorded At – Olivia Davis' Patio Lounge
Lester Young Tenor Saxophone
Bill Potts piano
Norman Williams bass
Jim Lucht drums


pres


pres


Lester Young - Pennies from Heaven









3,Spanish Onions/Les McCann (Pacific Jazz) 1LP 514円
ヴィクター・ガスキンのベース、ポール・ハンフリーズのドラムスを従えたレス・マッキャン・トリオ、64年L.A.のエスクワイア・シアターでのライヴ作、リリースは66年。後にはエディ・ハリスと組んだりソウル/ファンク度を強めていくピアニストですが、この時代はラテン風味で売っていた印象、本盤もそんな一枚。

Side A
1,El Soulo
2,Lavande
3,Spanish Onions
Side B
1,Git Them Grits
2,I Am in Love
3,Arabella
4,Maxie's Farewell

Les McCann


P.J.

Les McCann - Spanish Onions

Dave Clark Five 1965

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1,Coast to Coast/The Dave Clark Five (Epic) 1LP 514円
米Epicでの「Glad All Over」「The Dave Clark Five Return!」「American Tour」に続く4枚目のアルバム(1965年)。
あの超絶爆音ビートナンバー"Any Way You Want It"に"Everybody Knows"のヒット曲が目玉。ですが、超が付くロマンティック・ナンバー"忘れえぬ君~When"をはじめとするスロー~ミディアム4曲(Side A - 4&6 Side B - 2&4)が秀逸な大好きなアルバム、です。
最初に買ったこのEpic盤はもうウン十年前、今回購入盤よりも更に状態が悪いものに3千円以上出していました。今回、余りの安価盤遭遇に思わず救済をした次第。
思えばUK盤はウナギ昇り、Epic盤はどんどん安く.....。

Side A
1,Any Way You Want It
2,I Can't Stop Loving You
3,I Can't Stand It
4,What is There to You
5,Everybody Knows (I Still Love You)
6,Crying Over You
Side B
B1,Say You Want Me
2,When
3,Don't You Know
4,To Me
5,It's Not True



Coast to Coast (Full LP HQ Stereo) - Dave Clark Five



映画「五人の週末」で"忘れえぬ君~When"が流れるシーン
Dave Clark Five When

寺内タケシ 1968 - 69

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またまた仕入れた寺内御大の2枚。


1,レッツ・ゴー・ブルー・ジーンズ/寺内タケシとブルー・ジーンズ (キング) 1LP 614円
先日惜しくも亡くなった加瀬邦彦さん(合掌)を含むオリジナル・ブルージーンズ、バニーズを経て原点回帰のエレキ・バンドをと結成した再編ブルージーンズの1969年盤。
このブルージーンズ復活にあたってライナーで御大は「GSなるものが見せることに気を奪われて、実力養成が疎かになっている現状から、いまこそGSの危機でありこれを打破しなければいけないとの思いからブルージーンを復活を決意した」とあります。
ということで曲もタンゴ、ラテン、童謡からかっこいいオリジナル曲まで広範囲、非常にかちっとした演奏で聴き応え充分、御大の熱意が伝わってきます、この如何にもキャバレーバンド然とした風貌のメンバー写真から敬遠していたものでしたが、あらまっ! という一枚でした。
2010年にCD化されているようです。

1.ラ・クンパルシータ
2.虹色の珊瑚礁
3.最後の恋
4.涙のギター
5.パパンパ・パン・パン
6.雨の想い出
7.荒城の月
8.エル・クンバンチェロ
9.太陽に叫ぼう
10.通りゃんせ
11.エンマ大王
12.マイ・プレイヤー


BJS


BJS








2,バニーズ・ゴールデン・コンサート (キング) 1LP 514円
1968年1月30日杉並公会堂でのライヴ盤、A面が「レッツゴー・バニーズ」のサブタイトルでバニーズのボーカルナンバーでまとめB面「レッツ・ゴー・寺内タケシ」で御大のギターをたっぷりと、というコンサート盤。
こちらは昔から親しんでいる一枚。この1年後には「GSの先行きを憂慮して」上記ブルージーンズ盤を出すと.....、まぁ、バニーズでイロイロとあったのでしょうね。

Side A
1.レッツ・ゴー・バニーズのテーマ(ライブ)
2.太陽の花(Live Rec)
3.ブラック・イズ・ブラック(Live Rec)
4.愛のリメンバー(ライブ)
5.男が女を愛する時
6.この胸のときめきを(ライブ)
7.太陽野郎(ライブ)
Side B
1.日本古謡メドレー~元禄花見踊り、ノーエ節、佐渡おけさ(ライブ
2.ピンと針(ライブ)
3.ウエスト・サイド・ギター(ライブ)
4.ペルシャの市場にて(ライブ)
5.津軽じょんがら節(ライブ)
6.ア・ハード・デイズ・ナイト(ライブ)
7.テーマ(ライブ)


バニーズ

バニーズ

Instrumental Groups of the 60's & 80's

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1,UK Instrumental Groups of the 80's/V.A, (Triola) 1LP 630円
エレキ・インスト・ファンには嬉しいアルバム、86年にリリースされたアルバムで、当時英国で活動していたエレキ・インスト・バンドの姿をリアルタイムで捉えたものです。
ザ・ダコタスのギタリストにしてあの名曲"The Cruel Sea"の作者であるマイク・マックスフィールドを筆頭にサーフ・バンドのカンターポイント、シャドウズ・タイプのヴィンテージとレイピアーズといろいろと楽しめます。

Side A
1,Blackpool Rock - Mike Maxfield
2,Pipeline - Vintage
3,Saratoga II - Counterpoint
4,Avengers Theme - Rapiers
5,Spartacus - Mike Maxfield
6,Peak Hour - Rapiers
Side B
1,The Mexican - Rapiers
2,Out Of The Shadows - Vintage
3,Surfin' Crazee - Counterpoint
4,Spirit - Mike Maxfield
5,Lost Island - Counterpoint
6,Eldorado - Vintage
7,Midnite Flier (Live) - Vintage


The Rapiers - Peak Hour









2,Vol.3/Les Fingers (Magic) 1CD 300円
3,Vol.2/Les Champions (Magic) 1CD 300円
フランスのシャドウズ・タイプのインスト・バンドを2枚。


Les Fingers

Les Champions


Les Fingers - 1963



LES FINGERS - TOP SECRET



Les Champions - Le train

The 定番アルバム

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1,ニュー・オリンズ・ハウスのホット・ツナ (RCA) 1LP 100円
このアルバムが出た時のことは「ジャケットの鮮烈さ」も相俟って鮮明に覚えています。ヨーマ・コーコネンとジャック・キャサディがブルースを演っているライヴ・アルバムということで勇んで買いに行って家に帰って聴いた時の落胆.......。ジェファーソンの二人がなんでまたこんな渋~いフォーク・ブルースを演らなければいけないの? 以後、ホット・ツナ名義のアルバムは無視でしたね。
本盤を何とか聴けるようになったのはそんなに昔のことでもないような気がします。
ということでCDも含めて3回目か4回目のお買い物になる本盤、当時の日本ビクター盤がバーゲン箱にあったのでつい。


ホットツナ





2,same/Vanila Fudge (Atco) 1LP 614円
はてさてこれはCD含めて5回目か6回目のお買いもの、もちろん最初はジャケ裏が日本語解説だった日本グラモフォン盤。今回購入盤は米Atcoのオリジナルプレスでは無いのですがBroadway.N.Y.住所のYellowレーベル。
私をこの道に誘い込んだエポックメイキングな一枚、掛け値なしに死ぬほど聴いております。
何度か書いた気もしますが、初めてこの米盤の裏ジャケを見たときはホント驚きました、載ってるメンバーの写真が見慣れた髭面では無くクルーカットの好青年そのもの! こんなフツーに見える奴らがあの圧倒的な音盤を作ったのかかとそのギャップに.....。
その好青年時代の写真は前回本盤を取り上げた際に載せております、こちら


Vanila Fudge







3,Save the New World/The Steve Miller Band (Capitol) 1LP 300円
これも思いだすのは東芝盤、最初に聴いたのは確かジャケットが抜群にかっこいい「セイラー」だったか、ブルースベースのロックながら派手なギターソロが出るわけでも無いなんとも掴まえ所の無い音でハナタレ小僧の私にはにはチト辛い物でした。
で 確かサード・アルバムにあたる本盤は「すばらしき新世界」とかいう邦題ででたのを記憶していますが、聴いたのは70年代に入ってからだったかも。プログレぽいとでもいうのか奇をてらった(?)サウンドも取り入れた一段と捉えどころのないアルバムという印象でした、今思えば、その後の大ブレークするあのサウンドの萌芽だったのだと思いますが。
入手盤は米CapitolのオリジナルGreenレーベル。
かつてこちらで取り上げたオランダ盤ベスト・アルバムのジャケットに使われた写真は本盤の見開き内側にある写真の流用でした。


The Steve Miller Band


Sierra 1978

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1,same/Sierra (Mercury) 1LP 100円
スワンプウォーターのギブ・ギルボウ、サド・マクスウェルにフライング・ブリトウでギブの同僚スニーキー・ピート、スッテンペン・ウルフにいたギタリストのボビー・コクラン、西海岸でリンダ・ロンシュタット等のバックを務めていたドラマー、ミッキー・マギー、以上5人のバンドがこのシェラ。で プロデュースが何故かフェリックス・パッパラルディ。
して 本盤は1978年にリリースされたそのシエラ唯一のアルバム。
こんな渋いメンツによるアルバムですが、リアルタイムの78年に日本フォノグラムから日本発売もされていました。当時スワンプウォーターだったりFBBあたりのサウンドに心酔していた私は一も二も無くこの日本盤を入手したのを思い出します。その日本盤のタイトルは「大いなる大地/シエラ」。
その後いつの間にか手離していた本盤に久し振りに遭遇、再度購入してみた次第。

このメンツですから出てくる音も追って知るべしのゆるーいカントリーぽいものと思うわけで、それを狙って当時は買ったものだったわけですが、いざ針を下ろしてみればタワー・オブ・パワーのホーン・セクションやストリングスを加えたそのサウンドは意外にもヘヴィーでパワフルなものでカントリー風味は隠し味程度のロックバンド然としてしまっています。まさにこれがフェリックス・パッパラルディがプロデュースした所以ですね。
結局この1作でシエラは消滅、ピートとギブはフライングブリトウを継続させることに。結局、一時の寄り道だったわけですね、本盤は。

Side A
1,Gina
2,Farmer's Daughter
3,Honey Dew
4,I Found Love
5,Strange Here In The Night
Side B
1,I'd Rather Be With You
2,If I Could Only Get To You
3,She's The Tall One
4,Don't Plant Roses
5,You Give Me Lovin'
6,Let Me Live

蛇足ですが、本盤のことを思うとイモずる式に記憶に浮かぶのがモビー・グレイプのボブ・モズレー、ジェリー・ミラーが76年にFine Wine名義で出した一枚。これも当時ポリドールから日本盤は出ていてこれ1枚で消えた云ってみればモビーの別名義盤。ちょっと目先を変えてみましたということでとても似たものアルバムかなと。
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