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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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Hilton Valentine 1969

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1,All In Your Head/Hilton Valentine (Grape Fruit) 1CD 960円
恥ずかしながらCDが出ているとはつい先日池袋DUの店頭で遭遇するまで知りませんでした。英Cherry Red傘下のGrape Fruitレーベルから2009年に出ているもので当然オフィシャルリリースだと思います。

オリジナルは米Capitolから1969年にリリースされたもので録音はL.A.、プロデュースとストリングス/ホーンのアレンジは元ニュー・アニマルズの才人ヴィック・ブリッグス。アニマルズの63年から68年の解散までの歴史の中でエリック・バードン以外にリード・ボーカルをとったのはズート・マネーとこのヴィック・ブリックスのみ、更には自作曲で全編リードをとったのはこのヴィック・ブリッグスのみ(その曲とは67年のアルバム「Twain Shall Meet」所収の"Oeange & Red Beams"でヴィックはこのアルバムのストリングス/ホーンのアレンジも担当しています)という、あのワンマンなエリック・バードンも一目置いていた人物です。

という屈強のプロデューサー/アレンジャーを迎えて制作されたヒルトン・ヴァレンタイン初めてのソロ・アルバム、オリジナル・アニマルズ時代はギンギンのロックンロール・ギターを弾いていたにも関わらず、このアルバムでは一切そんなギターは弾かずにアコースティック・ギターに特化、よくこなれた素晴らしいホーン/ストリングスを入れたジェントルなフォークロックとでもいいましょうか、甘く乾いたボーカルもこよなく心地良く曲の良さに抜群のアレンジメントで、それはそれは心落ち着く良盤に仕上がっています。

因みにこのヒルトン・ヴァレンタイン、現在はSkiffledogなるバンドを率いて活動中(2004年と2011年にアルバムを自主制作しています)、その音楽はその名の通りのアコースティック・ギターを中心としたスキッフルや本盤に通ずるフォークロックを展開しています。本盤で演った曲の再演もあります。

CapitolからのLPはかつてこちらで取り上げています。


Hilton Valentine



Hilton Valentine Listen



Hilton Valentine - Peace (1969)



Sitting In The Sun - Hilton Valentine





Hilton Valentine and Skiffledog, "Rockin' Daddy" 4/30/2011

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