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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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Kai Winding 1967 - Brooks Arthur Ensemble

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1,Penny Lane & Time/Kai Winding (Verve) 1LP 640円
50年代のカイ・ウィンディングは同じトロンボーンのJ.J.ジョンソンと組んでジャズの王道をひた走り、トロンボーン奏者としては第一人者の地位を確立していたとの認識。60年代に入ってジャズ界の潮流も変化を見せてくるとVerveと契約、以後はクリード・テイラーと組んでその路線をポップ/大衆路線に向けて舵を切り替える、これが大成功でかつて取り上げた63年の「Soul Surfin'」もその代表作。

ということで、今回購入の67年作の本盤もまさしくそのポップ路線の代表作、タイトルからしてビートルズの曲名を持ってきて、B4は他2曲、フランス映画のサントラからジョビンのボサ曲、更にラヴィン・スプーンフルのカバーまで収録曲も当時の最先端曲。当時の日本のジャズファンには見向きもされなかったと想像しますが、今となってはそのセンス溢れるアレンジと演奏はまったくもって素晴らしいものです。

トロンボーンを吹くカイ氏の廻りをディスコダンサーが踊りまくるという時代を反映したサイケっぽいジャケットも本盤の内容を反映しているような。

Side A
1,Panny Lane
2,Time
3,A Man And A Woman (Un Homme Et Une Femme)
4,Here, There & Everywhere
5,Amor Em Paz
6,Eleanor Rigby
Side B
7,Lugar Bonito (Pretty Place)
8,A Time For Love
9,Amy's Theme
10,Mini-Skirt
11,Battle Hymn Of The Republic

Kai Winding Penny Lane



Kai Winding Eleanor Rigby









2,Sole Formes/Brooks Arthur Ensemble (Verve) 1LP 324円
タイトルは英語で云うところの「Soul Formes」なのだそう。が、情熱的なところはまったくない木管楽器と男女コーラスを生かした厳かなポップ・クラシックという趣の66年制作の一枚。有名スタンダード曲からオリジナル曲までメロディの扱い方が丁寧で私のようなクラシツク音楽にまったく縁が無い者にも非常に心地良いもの。意外にも気に入って思わず一気に聴き通してしまいました。知る人ぞ知るブツだと思いますが、愛聴者も結構いるのでは、そんなことを思わせる一枚でした。

Side A
1,Chopin's Fantasie
2,My Ship
3,Beethoven's Moonlight Sonata
4,Moon River
5,How Insensitive (Insensatez)
Side B
1,Sole Forms (Part 1)
2,Sole Forms (Part 2)
3,Once Upon A Summertime
4,When I Fall In Love
5,Stardust
6,Seixas' Piano Sonata

Brooks Arthur Ensemble

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