一番好きなギタリストは?と問われても返答に窮しますが、一番好きなベーシストはと問われれば何ら躊躇することなく「ジャック・ブルース」と答えます。ということで、今回は最近仕入れたジャック・ブルースのLPとCDを取り上げます。
1,Songs for a Tailor/Jack Bruce (Atco) 1LP 550円
クリーム解散後69年にリリースした実質ソロ第1作。この後に発売されたジョン・マクラフリン、ジョン・ハイズマン、ディック・ヘクストールスミスらと共に作った「Things We Like」のほうが録音は先ですが、ジャックはウッド・ベースを弾きモロにジャズフォーマットのジャム的な演奏作に付き、やはりファースト・ソロ作はこの「Songs for a Tailor」だと思います。因みにこのアルバムタイトルはクリーム時代の衣装デザイナー、ジャニー・フランクリンに捧げたところからきたもの。
クリームにイカレきっロック小僧がリアルタイム(日本盤が発売された70年のはず)に本作を聴いた時の感想は?が三つくらい付きました。だって、派手なギターのインプロはねぇーし、やたら小難しいメロディの小品が続くし、妙のジャズっぽさやクラシカルなところがあったり。でもその日本盤のタイトルは「真髄」、ジャケットに使われた写真もGibson EB-3を抱えたモロにクリーム時代、こりゃー誰だってクリームのジャックを期待しますわね。
![Jack Bruce]()
と、まぁ、ウン十年前はそういうことでしたが、今聴けばその印象は随分と違ってジャック・ブルースの持つ資質全開の代表作と云っていい素晴らしい出来、フェリックス・パッパラルディのプロデュース手腕が見事に反映しているように聴こえます。その後幾多のソロ・アルバムを残しますが一番好きなのが今もコレです。
今回購入盤は懐かしのAtcoの内袋に入った黄色レーベルでした。
![Atco]()
Jack Bruce - Theme for an Imaginary Western
Jack Bruce - Tickets to Waterfalls
Jack Bruce - The Ministry of Bag
Jack Bruce - Rope Ladder to the Moon
2,Live in Concert/Jack Bruce & Mick Taylor (Killing Floor) 2CD 640円
上記ソロ作の後トニー・ウィリアムスのライフタイムに参加したり、レスリー・ウエスト、コーキー・レイングとのウエスト、ブルース&レイングを結成したりして再びソロ活動に移ったのが75年、その頃にレコード制作には至らなかったようですがミック・テイラー、カーラ・ブレイ、ブルース・ギャリー、ロニー・リーヒーとジャック・ブルース・バンドを結成します。本CDはまさにその時期、75年5月16日ストックホルムでのライヴをオーディエンス録音で収めたもの。
注目はストーンズを抜けたばかりのミック・テイラーなわけですが、ストーンズで聴かせてくれたような流麗なギターを随所で聴かせててはくれますが、それが性格なのかいかんせんオシが弱くて完全にジャック・ブルース・バンドの一員という趣。このオーディエンス録音ではギターの音がかなり小さめで更に存在感を感じないギターになっています。曲はこの少し前にだしたソロ作「Harmony Row」からとかライフタイム時代のオリジナル曲を中心に取り上げています。
このバンドのオフィシャルCDは75年6月1日の録音「Live '75」と75年6月6日のライヴ(下に貼ったyoutubeの映像がそれ)を含む「Spirit: Live at the BBC 1971-1978」があります。
ということで本盤はオーディエンス録音ということもあって余程のマニアでないかぎり上記のオフィシャル盤で充分ですね。
![jack]()
![jack]()
Jack Bruce Band - Old Grey Whitle Test (1975)
3,Live Statement/Jack Bruce and Friends (Breakdown) 2CD-R + 1DVD-R 860円
2枚のCDは80年12月29日コネチカット州はニュー・ヘイヴンのトード・プレイスで行なわれた公演オーディエンス録音で収めたもの。ギターに元ハンブル・パイのクレム・クレムソン、ドラムスはビリー・コブハムという強力メンバーに囲まれたもの。
DVDは1989年12月7日N.Y.はボトムラインでのライヴ、Blues Saracenoのド派手ギターに負けず劣らずジャックもベースを弾き歌いまくる様子が壮観、途中からゲストでジンジャー・ベイカーが加わり往年のドカスカドラムがたっぷり聴けます。この映像は途中挿入されるインタビューからするとNHKが制作したもののようです。
![jack]()
1,Songs for a Tailor/Jack Bruce (Atco) 1LP 550円
クリーム解散後69年にリリースした実質ソロ第1作。この後に発売されたジョン・マクラフリン、ジョン・ハイズマン、ディック・ヘクストールスミスらと共に作った「Things We Like」のほうが録音は先ですが、ジャックはウッド・ベースを弾きモロにジャズフォーマットのジャム的な演奏作に付き、やはりファースト・ソロ作はこの「Songs for a Tailor」だと思います。因みにこのアルバムタイトルはクリーム時代の衣装デザイナー、ジャニー・フランクリンに捧げたところからきたもの。
クリームにイカレきっロック小僧がリアルタイム(日本盤が発売された70年のはず)に本作を聴いた時の感想は?が三つくらい付きました。だって、派手なギターのインプロはねぇーし、やたら小難しいメロディの小品が続くし、妙のジャズっぽさやクラシカルなところがあったり。でもその日本盤のタイトルは「真髄」、ジャケットに使われた写真もGibson EB-3を抱えたモロにクリーム時代、こりゃー誰だってクリームのジャックを期待しますわね。

と、まぁ、ウン十年前はそういうことでしたが、今聴けばその印象は随分と違ってジャック・ブルースの持つ資質全開の代表作と云っていい素晴らしい出来、フェリックス・パッパラルディのプロデュース手腕が見事に反映しているように聴こえます。その後幾多のソロ・アルバムを残しますが一番好きなのが今もコレです。
今回購入盤は懐かしのAtcoの内袋に入った黄色レーベルでした。

Jack Bruce - Theme for an Imaginary Western
Jack Bruce - Tickets to Waterfalls
Jack Bruce - The Ministry of Bag
Jack Bruce - Rope Ladder to the Moon
2,Live in Concert/Jack Bruce & Mick Taylor (Killing Floor) 2CD 640円
上記ソロ作の後トニー・ウィリアムスのライフタイムに参加したり、レスリー・ウエスト、コーキー・レイングとのウエスト、ブルース&レイングを結成したりして再びソロ活動に移ったのが75年、その頃にレコード制作には至らなかったようですがミック・テイラー、カーラ・ブレイ、ブルース・ギャリー、ロニー・リーヒーとジャック・ブルース・バンドを結成します。本CDはまさにその時期、75年5月16日ストックホルムでのライヴをオーディエンス録音で収めたもの。
注目はストーンズを抜けたばかりのミック・テイラーなわけですが、ストーンズで聴かせてくれたような流麗なギターを随所で聴かせててはくれますが、それが性格なのかいかんせんオシが弱くて完全にジャック・ブルース・バンドの一員という趣。このオーディエンス録音ではギターの音がかなり小さめで更に存在感を感じないギターになっています。曲はこの少し前にだしたソロ作「Harmony Row」からとかライフタイム時代のオリジナル曲を中心に取り上げています。
このバンドのオフィシャルCDは75年6月1日の録音「Live '75」と75年6月6日のライヴ(下に貼ったyoutubeの映像がそれ)を含む「Spirit: Live at the BBC 1971-1978」があります。
ということで本盤はオーディエンス録音ということもあって余程のマニアでないかぎり上記のオフィシャル盤で充分ですね。


Jack Bruce Band - Old Grey Whitle Test (1975)
3,Live Statement/Jack Bruce and Friends (Breakdown) 2CD-R + 1DVD-R 860円
2枚のCDは80年12月29日コネチカット州はニュー・ヘイヴンのトード・プレイスで行なわれた公演オーディエンス録音で収めたもの。ギターに元ハンブル・パイのクレム・クレムソン、ドラムスはビリー・コブハムという強力メンバーに囲まれたもの。
DVDは1989年12月7日N.Y.はボトムラインでのライヴ、Blues Saracenoのド派手ギターに負けず劣らずジャックもベースを弾き歌いまくる様子が壮観、途中からゲストでジンジャー・ベイカーが加わり往年のドカスカドラムがたっぷり聴けます。この映像は途中挿入されるインタビューからするとNHKが制作したもののようです。

