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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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Barbara Lynn Atlantic Years

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1,Here is Barbara Lynn (Atlantic) 1CD 1,000円
云うまでもなく先ごろワーナー・ミュージック・ジャパンがリリースした全100タイトルのシリーズ「ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000」の一枚。このシリーズを初めとして最近の日本のメーカーの廉価盤攻勢は驚くばかり、売れるときに売ってしまおうという魂胆かい?との下種の勘繰り、CDなるメディアの終焉がいよいよ現実味を帯びてきたかなとの勝手な想像も膨らむ微妙なリリース・ラッシュであります。
2012年リマスターで一枚1,000円の破格値、もう2度とCD化は無いであろうというタイトルばかり。ということで触手は動くものの目移りして.....。

ということで、まず買ったのがこのバーバラ・リンとルー・ジョンソンの「Sweet Southern Soul」。
で まずは何は何くともバーバラ・リン、日頃からレディ・ソウルはバーバラ・リンとアン・セクストンと公言している私ですから、これは外せませんでした。

バーバラ・リンには欠かせないプロデューサー、ヒューイ・P・モーの手による1968年に発表されたAtlanticで唯一、Jamieからの「You'll Lose a Good Thing」に次ぐ2枚目のアルバム。

以前にも書きましたが、私がバーバラ・リンを初めて聴いてイチコロにやられたのがこのAtlantic時代の"Love Ain't Never Hurt Nobody"、この曲が日本グラモフォンから69年に発売されていたオムニバス「ソウル・パレード Vol.3」に"恋は誰も傷つけない"の邦題で収められていてこれを70年代に入って中古で買って聴いたのがそもそもの始まり。
SoulParade
ということで、Atlantic時代の愛着はあるもののこの「Here is Barbara Lynn」は長い間入手できず、やっと手に入れたのが英Ovalが再発したLP、それさえも日本にはなかなか入ってこず入手できたのは80年頃だったか。80年代にはワーナー・パイオニアから日本独自企画でベティ・スワンとのカップリング・アルバムも出ていました。

その後CDの時代になって94年にIchibanが「The Best of Barbara Lynn:The Atlantic Years」を出す、これにはアルバム曲(1曲だけオミットされていた)のみならず先に触れた"Love Ain't Never Hurt Nobody"を含むシングル・オンリー曲までも含んでの全20曲入りでもう喜んだのなんの。
Barbaraatla
その後、数年前にはWater Musicからオリジナル・ジャケット仕様での初CD化され、今回またワーナー・ミュージック・ジャパンンから新リマスターで発売された、と。

1. You'll Lose A Good Thing
2. Take Your Love And Run
3. Maybe we Can Slip Away
4. Sure Is Worth It
5. Only You Know How To Love Me
6. I'll Suffer
7. You're Losing Me
8. Sufferin' City
9. Multiplying Pain
10. Why Can't You Love Me
11. Mix It Up Baby
12. This Is The Thanks I Get

1962年の出世作"You'll Lose A Good Thing"のリメイクからペギー・スコット&ジョー・ジョー・ジョンソンの大ヒット"Lovers Holyday"の歌詞違い"Maybe we Can Slip Away"、絶品スロー/哀愁の"I'll Suffer"と聴きものは多々。でもやっぱりAtlantic時代の最高作はこのアルバムには未収録の先に触れた儚いミディアム・ナンバー"Love Ain't Never Hurt Nobody"。これはもう絶対至極の逸品です。

Oval盤LPと共に
lynn

lynn

UNTIL THEN I'LL SUFFER - BARBARA LYNN



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