Bobby Darin at the Copa (1960)

1,Darin at the Copa/Bobby Darin (Atco) 1LP 300円
ボビー・ダーリンと云ったら何と云っても"ドリーム・ラヴァー"、これを知ったのはアストロノウツの全曲カバー曲のライヴ盤「Everything is A-OK!(邦題　若さで行こう！)」で。それはそれは良く聴きました。次が、曲も知らず中古で買った"電話にご用心～If A Man Answers"、これも良く聴きました、一般的には"マック・ザ・ナイフ"なのかもしれませんが、私にとってはこの2曲。

ただ、ポップスファンからすると何とも悩ましい人で"スプラッシュ・スプラッシュ" "ドリーム・ラヴァー" "電話にご用心～If A Man Answers" "初恋の並木道～Things"といった素晴らしいポップスナンバーがある一方でフランク・シナトラのような大人向けのポピュラーナンバーが大得意だったりし、60年代の中頃からはカントリーやプロテストフォークにまで手を広げて行くようになるなかなかに広い音楽性を持つ人。

ということで、本盤は1960年N.Y.のクラブ「Copa」でのライヴ録音盤、ビッグバンドをバックにしロックンロール/ポップス風味は消してポピュラー・エンターテイナー・シンガーに徹しています。代表するヒット曲の"マック・ザ・ナイフ" "ドリーム・ラヴァー"からレイ・チャールズの"アイ・ガッタ・ウーマン"と云った曲も取り上げているものの軽く流し、大半は大人の観客に合わせたのでしょう、よく知られるスタンダードナンバーを気持ちよさそうに歌っています。

という内容だろうな、とはジャケ写からも想像できたのですが、大好きな"ドリーム・ラヴァー"を歌っているのと、コーティング・ジャケ、DGもバッチリなAtcoのオリジナルレーベルがこの捨て値、そんなことで思わず手が出たものです。

Side A
A1a Swing Low Sweet Chariot
A1b Lonesome Road
A2 Some Of These Days
A3 Mack The Knife
A4 Love For Sale
A5 Clementine
A6 You'd Be So Nice To Come Home To
A7 Dream Lover
Side B
B1 Bill Bailey
B2 I Have Dreamed
B3 I Can't Give You Anything But Love
B4 Alright, O.K., You Win
B5a By Myself
B5b When Your Lover Has Gone
B6 I Got A Woman
B7 That's All




Bobby Darin: "Swing Low Sweet Chariot/The Lonesome Road"




Mack the Knife




Clementine