1,Got a Mind to Give Up Living : Live 1966/The Paul Butterfield Blues Band (Real Gone Music) 2,052円
先月だったかReal Gone Musicから突然発売されたバターフィールド・ブルース・バンドの1966年のライヴ録音盤。メンバーはオリジナルメンバーからドラムスのサム・レイが交代したラインアアップ。バターフィールドのほかマイク・ブルームフィールド、エルヴィン・ビショップ、マーク・ナフタリン、ジェローム・アーノルド、そして新参加のドラムスはビリー・ディヴンポートという布陣。
このメンバーで吹き込まれるセカンド・アルバム「East West」が1966年7月の録音、本盤はその2ヶ月前の同年5月18日にボストンの「ユニコーン・コーヒー・ハウス」で録られたもの。ということで、本盤のタイトルに使われた"I Got a Mind to Give Up Living"を初め「East West」に収められることになる曲が何曲か聴けます。
実はこの音源は以前から知られた音源でかつてこちらで取り上げた「Unicorn Coffee House '66」「In Cofee House 66」の2枚が出ていました。元々音質は良いとは言えないステレオ録音でしたが、流石に今回のReal Gone Music盤はかなり補正されて聴きやすくなっています。
さぁ、これで上記のBootegはお役御免かというとそうでもなくて、アタマのアナウンスに入る前のチューニング風景が入っていなかったり等の曲に入る前のMCがカットされていたり、"Baby Please Come Home" "World is an Uproar" "In the Midnight Hour" "So Fine"が入っていなかったりと何故か不完全版だったりするのです。
演奏はもう文句のつけようのない最高のパフォーマンス、"Blues with a Feeling"の改作と思しき"Love Her with a Feeling"、タイトルになった"I Got a Mind to Give Up Living"(ここで聴けるブルームフィールドのギターは圧巻!)、そしてスタジオ録音とはアレンジ違う"Got My Mojo Working"、そして長尺インスト"Work Song"あたりが特に耳を惹く演奏ですね。それとスタジオ録音とは打って変わってギンギンにエレピを弾き捲るマーク・ナフタリンがたっぷり聴けるのも大いに嬉しいところ。
とまぁ色々と書きましたが、何はともあれマイク在籍時のバターバンドのライヴがまた一つ正規に発売されて祝杯ですね。
1. Instrumental Intro
2. Look Over Yonders Wall
3. Born in Chicago
4. Love Her with a Feeling
5. Get Out of My Life, Woman
6. Never Say No
7. One More Heartache
8. Work Song
9. Coming Home Baby
10. Memory Pain
11. I Got a Mind to Give Up Living
12. Walking by Myself
13. Got My Mojo Working
Image may be NSFW.
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Paul Butterfield Blues Band "GOT A MIND TO GIVE UP LIVING" Live
The Paul Butterfield Blues Band - Unicorn Coffee House, Boston, MA (Bootleg Live)
先月だったかReal Gone Musicから突然発売されたバターフィールド・ブルース・バンドの1966年のライヴ録音盤。メンバーはオリジナルメンバーからドラムスのサム・レイが交代したラインアアップ。バターフィールドのほかマイク・ブルームフィールド、エルヴィン・ビショップ、マーク・ナフタリン、ジェローム・アーノルド、そして新参加のドラムスはビリー・ディヴンポートという布陣。
このメンバーで吹き込まれるセカンド・アルバム「East West」が1966年7月の録音、本盤はその2ヶ月前の同年5月18日にボストンの「ユニコーン・コーヒー・ハウス」で録られたもの。ということで、本盤のタイトルに使われた"I Got a Mind to Give Up Living"を初め「East West」に収められることになる曲が何曲か聴けます。
実はこの音源は以前から知られた音源でかつてこちらで取り上げた「Unicorn Coffee House '66」「In Cofee House 66」の2枚が出ていました。元々音質は良いとは言えないステレオ録音でしたが、流石に今回のReal Gone Music盤はかなり補正されて聴きやすくなっています。
さぁ、これで上記のBootegはお役御免かというとそうでもなくて、アタマのアナウンスに入る前のチューニング風景が入っていなかったり等の曲に入る前のMCがカットされていたり、"Baby Please Come Home" "World is an Uproar" "In the Midnight Hour" "So Fine"が入っていなかったりと何故か不完全版だったりするのです。
演奏はもう文句のつけようのない最高のパフォーマンス、"Blues with a Feeling"の改作と思しき"Love Her with a Feeling"、タイトルになった"I Got a Mind to Give Up Living"(ここで聴けるブルームフィールドのギターは圧巻!)、そしてスタジオ録音とはアレンジ違う"Got My Mojo Working"、そして長尺インスト"Work Song"あたりが特に耳を惹く演奏ですね。それとスタジオ録音とは打って変わってギンギンにエレピを弾き捲るマーク・ナフタリンがたっぷり聴けるのも大いに嬉しいところ。
とまぁ色々と書きましたが、何はともあれマイク在籍時のバターバンドのライヴがまた一つ正規に発売されて祝杯ですね。
1. Instrumental Intro
2. Look Over Yonders Wall
3. Born in Chicago
4. Love Her with a Feeling
5. Get Out of My Life, Woman
6. Never Say No
7. One More Heartache
8. Work Song
9. Coming Home Baby
10. Memory Pain
11. I Got a Mind to Give Up Living
12. Walking by Myself
13. Got My Mojo Working
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Paul Butterfield Blues Band "GOT A MIND TO GIVE UP LIVING" Live
The Paul Butterfield Blues Band - Unicorn Coffee House, Boston, MA (Bootleg Live)