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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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あがた森魚 1972-1974

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何故か、何故か、急に急に懐かしく、猛然と聴きたくなった初期のあがたさん。そう思った矢先にLPに遭遇、この2枚を抱えてしまいました。CDでもよかったのだけど、「噫無情」のブックレットがやっぱり欲しくて。

1,乙女の儚夢/あがた森魚 (Bellwood) 1LP 634円
72年9月発売Bellwood/キングからのデビュー作。今では「大正浪漫とフォーク・ロックが交錯する屈指の名盤」ですね。この"赤色エレジー" "君はハートのクィーンだよ" "冬のサナトリウム"あたりを聴くとやはり思い出すのはガロ、もちろん例の3人組じゃなくて漫画雑誌のガロ。永島慎二、白土三平、楠木勝平、つげ定男、赤瀬川原平、南伸坊、安西水丸、そしてもちろん林静一。

うた絵本「赤色エレジー」は見事に買い逃していますが、吉祥寺のウニタ書店で売っていたのははっきり覚えています。因みにこのウニタ書店は中道通りにあってガロを出していた青林堂の本がいっぱい置いてある左翼系運動家御用達の本屋さんでした、そして、この10店ほど先にはあの芽瑠璃堂があったり、ここを東急百貨店の方に行くと武蔵野火薬庫ぐゎらん堂があるという、この辺りは今思えば70年代初め当時の吉祥寺の文化を象徴するような地域でした。
Side A
1. 乙女の儚夢(ロマン)
2. 春の調べ
3. 薔薇瑠璃学園
4. 雨傘
5. 女の友情
6. 大道芸人
Side B
1. 曲馬団小屋 (挿入曲「美しき天然」)
2. 電気ブラン
3. 秋の調べ
4. 赤色エレジー
5. 君はハートのクィーンだよ
6. 冬のサナトリウム
7. 清怨夜曲

入手盤は後に1,500円で出た廉価版シリーズの一枚。


赤色エレジー あがた森魚



「冬のサナトリウム」あがた森魚







2,噫無情(レ・ミゼラブル)/あがた森魚 (Bellwood) 1LP 634円
松本隆プロデュースによる74年リリースのセカンド・アルバム。
先に書いた通り、このアルバムには徹底した大正ロマンな8ページのブックレットが封入されています。

物語のあるアルバムもさることながら、当時先に入手していたシングルカットされた"永遠のマドンナK"のB面が私が大好きだった西岡恭蔵さんの"街の君~トーキー街の少女"でバックははちみつぱいだったのが忘れられず、このアルバムには未収録だったのだけど今ではBellwoodのシングル集的なコンピで聴けるのかな。それと"大寒町"が大好きでした。
1. 蒲田行進曲’74
2. 永遠のマドンナK
3. キネマ館に雨が降る
4. 組曲「噫無情」
5. 星のふる郷
6. 元祖ラヂヲ焼
7. 上海リル
8. はいからはくち
9. モンテカルロ珈琲店(小さな喫茶店)
10. 月曜日のK
11. 最后のダンス・ステップ(昭和柔侠伝の唄)
12. 大寒町
13. テレビヂョン

あがた

bellwood


大寒町 / あがた森魚+高野寛

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