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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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Sonny Boy Williamson 1964

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1,Jimmy Page+Sonny Boy Williamson (BYG) 1LP 100円
サニー・ボーイ・ウィリアムソンが前年に続いてアメリカン・フォーク・ブルース・フェスティバル出演のために渡英した64年にブライアン・オーガーが中心となってサポートしロンドンで録音された一枚。

同内容の米Springboard盤「Jimmy Page - Special Early Works Featuring Sonny Boy Williamson」を買ったのは70年代半ばころだったでしょうか、このSpringboardレーベル、かつてヤードバーズのLPを取り上げた時にも触れましたが、当時の人気に便乗してジャケ写だけは最新のものを利用して中身は版権がはっきりしないハーフ・オフィシャルの音源ばかりを使ったなかなかに怪しいブツを連発していたアメリカの廉価盤専門レーベル。
Springboard

当時そのSprinboard盤を買ったのはそのジミー・ペイジの写真に引かれてというより(さすがに怪しいブツだというのはウスウス....笑)、当時ブルースを聴き初めだったのでサニー・ボーイ・ウィリアムソンの名に引かれて買ったものでした。が、冒頭1曲目の"Don't Send Me No Flowers"まるで場違いな音色のオルガンが入っていたり妙にポップな曲調だったり、重厚感もまるでないバックサウンドだったり、何より音質が極端に悪いというのが決定的で、もうまるで聴く気にならず即売り払ったものでした。その余りの駄盤ぶりが逆にインパクトが強くよーく記憶している次第です。

ということで、長らく無視を決め込んでいた本盤ですが100円盤と出逢い、ふっと久し振りに...と思わず手が出てしまいました。
入手盤は仏BYG盤を原盤にした懐かしい東宝レコードから70年代に出ていた日本盤。何より驚いたのは音質が良い!(つーか、それほどSpringboard盤は悪かった!)。で 1曲目の"Don't Send Me No Flowers"の悪印象はそのままですが、2曲ほどペイジらしいセッカチなギターソロも聴けたりアラン・スキッドモアのR&B風サックスソロも聴けるし、何より、思いのほかサニーボーイが楽しんでいるし。意外にも結構楽しめました!

Side A
1. Don't Send Me No Flowers
2. I See A Man Downstairs
3. She Was So Dumb
4. The Goat

Side B
1. Walking
2. Little Girl, How Old Are You
3. It's A Bloody Life
4. Getting Out Of Town


Vocals, Harmonica – Sonny Boy Williamson
Guitar – Jimmy Page
Organ – Brian Auger
Bass – Ricky Brown
Drums – Mickey Waller
Saxophone – Alan Skidmore
Saxophone [Alto] – Joe Harriott

Sonny Boy Williamson -- Don't Send Me No Flowers (1964)


Sonny Boy Williamson -- I See A Man Downstairs (1964)

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