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Channel: Jahkingのエサ箱猟盤日記
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神無月 1972-1975

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1,Demo & Live 1972-1975/神無月 (富士/DU) 2CD 3,150円
こんなCDが出ていたとは不覚にもまったく気が付きませんでした、先日ふっとしたことから知り即入手しました。
73年にキングのLondonレーベルからシングル「愛しているのかな b/w 春がやってくると」を出していた当時の東京のロックシーンではそれなりに知られたバンド、神無月の発掘音源のCD化もので2011年4月発売。
73年当時、友人のドラマーY君から友人がレコード出すんで買ってやってと云われ買ったのが上記のシングル、そのK君に連れられて野音だったか日本青年館だったかどこかの大学の学祭だったか数度ライヴを観に行っております。音のほうは殆ど記憶にないのですが、レコードではポップだったのがステージではギターがラウドに鳴るロックバンド然とした佇まいだったような気がします。当時東京のロック小僧達がみんな目指したコンテスト「A-Rock」(グレコの神田商会が主催していたような)で入賞したと当時聞きました(多分それがレコード・デビューのキッケケでは)。
蛇足ながら、当時Charが在籍していたバッド・シーンと交流があったはず、というのは神無月を教えてくれた前述のY君はバッド・シーンのメンバーとも仲がよく、双方のバンドが出演していたコンサートで談笑していたのを妙に覚えているので。

で 今回発掘された音源は結局未発に終わったファースト・アルバム用の72年のデモ録音、その後の74年と75年のライヴ録音で、これらを2枚のCDに収めたもの。
メーカーのセールストークでは「初期ブルーズロック期(未発売に終わったファーストアルバムのデモ)、流麗なカントリー、ウエストコーストサウンド(絶品!)を聞かせる後期の音源(ライブ)を収録、はっぴいえんど、ジプシーブラッドファンは心をつかまれること間違いなしの逸品」とのこと。収められたのはすべてメンバーの手になる日本語のオリジナル曲。私は洪栄龍さんがやっていた乱魔堂を思い出しました。あの頃の東京ロックシーンを垣間見るような思いにかられる音源の発掘に拍手!

この神無月、メンバーのうち何人かが76年位からハート・オブ・サタディ・ナイトなるバンドを組んでいたと聞いたことがあります。私は観たことはたぶん無いのですが、渋谷のセンター街のキャバレーの上にあった屋根裏に出演していたのは記憶しています。これまた東京ではそれなりに知られたバンドでした。

神無月

神無月

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